佐川宣寿氏の国会招致を求める民意

世論調査結果で、前記事に続いてもう1件です。 森友学園への国有地売却問題に関連して、佐川宣寿・前財務省理財局長(現国税庁長官)の昨年の国会での答弁に、虚偽だったのではないかとの指摘が強まっています。そのことに関連しては産経新聞・FNNとNH…

憲法9条改正の世論調査結果はやはりバラバラ ※追記・自衛隊明記「反対」「どちらともいえない」で過半数(NHK調査)

前回の記事の続きです。 2月10、11日に産経新聞とFNN(フジテレビ系列)が合同で実施した世論調査とNHKが10~12日に行った調査、時事通信が9~12日に行った調査の計3件の調査結果が報じられました。 憲法について、各社の問いと回答を書…

憲法改正の機運は高まっていない~「安倍晋三首相の下で改憲」なお半数が反対(共同調査)

読売新聞と共同通信がそれぞれ2月10、11日に実施した世論調査の結果が報じられています。両社とも憲法改正について質問しており、結果は次の通りです。 ▼読売新聞・憲法に自衛隊の存在を明記することについて、自民党は、戦力を持たないことを定めた9…

海兵隊が県外、国外移転なら辺野古の基地は必要ない(朝日社説)~名護市長選、在京紙の報道の記録

前回の記事 (「新市長の公約に『米海兵隊の県外、国外移転』~沖縄・名護市長選の結果は『辺野古移設容認』に直結していない」)の 続きです。2月4日の沖縄県名護市長選の開票結果を、東京発行の新聞各紙は5日付夕刊で大きく報じました(4日は新聞休刊…

新市長の公約に「米海兵隊の県外、国外移転」~沖縄・名護市長選の結果は「辺野古移設容認」に直結していない

米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設問題で注目された沖縄県名護市長選は2月4日の投開票の結果、前市議の新人、渡具知武豊氏が3選を目指した現職の稲嶺進氏を破って初当選しました。移設阻止を前面に掲げる稲嶺氏に対し、市議時代の渡具…

安倍晋三内閣の支持率の推移(2018年1月~) ※随時更新

安倍晋三内閣の支持率の推移です。2018年1月以降です。 ()内は前回比、Pは「ポイント」です。目についたものを随時、更新していきます。 ▼2018年 【2月】・時事通信 2月9~12日実施 支持48・7%(2・1P増) 不支持31・9%(1・7…

続・議論と理解が進んでいない憲法9条改正と自衛隊~世論調査結果から

前回の記事の続きになります。 1月20、21日実施の世論調査結果3件が報じられています。憲法9条の改正問題では、朝日新聞が「安倍政権のもとで」を前提に、自衛隊の存在を明記する改正の賛否を問うたところ、賛成34%に対し反対は46%と12ポイン…

議論と理解が進んでいない憲法9条改正と自衛隊~世論調査の設問によって回答に大きな差

年明け後の世論調査結果がいくつか報じられています。目に付いた項目を書きとめておきます。 安倍晋三内閣の支持率はおおむね微増で共通しています。それなりに高いレベルで安定しているとみてもいいように感じます。前回比で4ポイント増と、やや増加傾向が…

「恥ずかしさを感じてもらいたい」沖縄知事の激しい怒り~事故、トラブル続発でも飛行やめない米軍機、止めない日本政府

沖縄で先週末の連休中、米軍ヘリの不時着が相次いで起きました。6日の土曜日に、うるま市伊計島の砂浜にUH1が、次いで成人の日の祝日の8日、読谷村の廃棄物処分場の敷地内に攻撃ヘリAH1がそれぞれ不時着しました。いずれも海兵隊普天間飛行場の所属…

東京発行各紙の2018元日付1面と社説(備忘)

備忘を兼ねて、今年も東京発行新聞各紙の元日付け朝刊紙面の主な記事と社説の見出しを書きとめておきます。近年は各紙とも1面トップには、1年の内外の課題を見据えた企画記事の初回を据えることが多かったのですが、今年は6紙(朝日、毎日、読売、日経、…

進む「軍拡」、「敵」は北朝鮮、政府批判は「反日」~ジャーナリズムの使命は戦争させないこと

2018年になりました。うっすらと不安を感じながら迎えた年明けです。 昨年、「米国第一」を掲げて登場したトランプ米政権は、やはり何をしでかすか予測が付きません。北東アジア情勢では、核・ミサイル開発をやめようとしない北朝鮮に対して、軍事攻撃に…

「あってはならない」基地被害が続く沖縄~被害者を疑い誹謗中傷するグロテスクな光景 ※追記:原因「人的ミス」、米ヘリ飛行再開を日本政府容認

沖縄県宜野湾市で12月13日午前、米軍普天間飛行場に隣接する市立普天間第二小学校の校庭に、米海兵隊の大型ヘリCH53Eから操縦席横の窓が枠ごと落下しました。当時、校庭では児童が体育の授業中でした。窓枠はおおむね90センチ四方で重さ7・7キ…

追悼 原寿雄さん~市民と足並みをそろえるジャーナリズムへ

悲しい知らせに接しました。元共同通信編集主幹のジャーナリスト、原寿雄さんが11月30日、死去されました。92歳でした。以下は共同通信の新聞用の配信記事です。 「デスク日記」や「ジャーナリズムの思想」の著者で、報道の在り方を問い続けた元共同通…

NHK記者の過労死と労働組合の当事者性~裁量労働制は人件費抑制効果が顕著

NHKの記者だった女性が2013年7月、31歳で心疾患で死亡し、長時間労働による過労死として14年5月に労災認定されていた問題は、私の記憶にある限り、マスメディアの記者の働き方がニュースとして当のマスメディアで大きく報じられた、稀有のケー…

東京大空襲をくぐり抜け、黄金色に輝くイチョウ

以前このブログで、1945年3月10日の東京大空襲で焼かれながら、戦後に再び若芽を吹いた東京下町の神社のイチョウの木を紹介しました。ふと思い立って先日、そのうちの東京都墨田区押上にある飛木稲荷神社に足を運んでみました。 最初に訪ねたのは1月…

民意から浮かび上がる「安倍改憲のジレンマ」

先日の週末に実施された世論調査の結果がいくつか報じられています。目に止まった主な内容を備忘を兼ねて書きとめておきます。 安倍晋三内閣の支持率は53・1~44%。過去のどの時点の調査結果と比較するかによって差異はありますが、上昇・安定傾向にあ…

苦情の矢面に立つ職員にも謝罪の姿勢なし~“メディア初登場”の佐川国税庁長官

国税庁長官の佐川宣寿氏と言えば、前財務省理財局長として、大阪市の学校法人「森友学園」への国有地売却問題の国会答弁で事実確認や記録の提出を拒み続け、批判を浴びたことで知られます。国税庁長官という昇格人事に対しても疑問視する声がありました。国…

トランプ米大統領の「威嚇」と日本、憲法9条~思い起こすゲーリングの警句

トランプ米大統領は日本に続いて11月7、8日に韓国を訪問。8日午前に韓国の国会で演説し、核・ミサイル開発をやめようとしない北朝鮮に対し「米国を過小評価するな。我々に挑んではならない」(朝日新聞の記事より)などと述べたと報じられています。朝…

あからさまに武器購入増を求めたトランプ大統領~日米首脳会談のニュースバリュー

米国のトランプ大統領が11月5~7日、日本を訪問しました。5日は東京の米軍横田基地に大統領専用機で乗り付け、安倍晋三首相とゴルフ。6日は天皇と会い、その後、安倍首相との首脳会談、北朝鮮拉致被害者の家族との面会を経て、安倍首相との共同記者会…

来秋以降の安倍首相続投、「続けてほしくない」51%(共同通信)、「反対」46%(読売新聞)~議席数とにやはり落差

第4次安倍晋三内閣が成立したことを受けて11月1、2日に共同通信と読売新聞がそれぞれ実施した2件の世論調査の結果が報じられています。 内閣支持率は共同通信調査で49・5%、読売新聞調査は52%と、50%前後の水準です。一方で、共同通信調査で…

麻生副総理「北朝鮮のおかげ」発言が示すもの~国民を守る責任が希薄になっていることを露呈していないか

少し前のことになりますが、麻生太郎副総理兼財務相が10月22日投票の衆院選で自民党が圧勝したことについて「明らかに北朝鮮のおかげもある」と述べたことが報じられました。この発言がどんな意味を持っているのか、現在の社会状況の中でどんなふうに位…

基地集中、辺野古、沖縄の民意またも明らか~衆院選雑感

少し時間がたちましたが、衆院選の結果に思うところを備忘を兼ねて書きとめておきます。 ◆希望が立たなかった新潟、沖縄は非与党が勝ち越し 議席数は自民党の大勝に終わりましたが、小選挙区を都道府県別に見てみると、新潟と沖縄では非与党が勝ち越しました…

与党の議席「多すぎる」51%(朝日調査)、「野党がもっと議席を」47%(読売調査)~民意は議席数ほどには安倍政権に期待していない

衆院選の結果に対して朝日新聞と読売新聞がそれぞれ10月23、24日に実施した世論調査の結果が報じられています。 読売新聞は与党3分2超の結果はよかったか、よくなかったかと2択で問い、次いで与野党の議席数について、どうなっていればよかったかを…

「安倍政治」への民意と選挙結果にズレ

衆院選は10月22日に投票が実施されました。台風の影響で開票作業は一部の自治体で23日まで行われ、全465議席が確定したのは23日夜になりました。自民党281、公明党29で与党は計310議席。野党は立憲民主党54、希望の党50、共産党12…

追悼 井戸秀明さん

悲しい知らせに接しました。 民放労連の前副委員長、元書記長の井戸秀明さんが10月20日、永眠されました。享年65歳。かねてより闘病中でした。 井戸さんは、わたしが新聞労連委員長として2004年10月、新聞労連や民放労連、出版労連、全印総連な…

沖縄の過剰な基地集中と主権者の選択~衆院選の投開票を前に

10月22日投開票の衆院選で問われるべきことの一つとして、沖縄への米軍基地集中の問題があることをあらためて書きとめておきます。 衆院選公示翌日の10月11日、沖縄本島北部で飛行中の米軍普天間飛行場所属のCH53E大型ヘリが訓練中に出火、東村…

安倍晋三首相への厳しい視線~備忘:衆院選 終盤情勢の報道

衆院選の22日の投開票を前に、新聞各紙が情勢調査の結果を報じています。①自民党は堅調②希望の党失速③立憲民主党に勢い、第2党(野党第1党)をうかがう―といった点が共通しているようです。 その一方で、各紙の調査結果を見ていて浮かび上がるのは、安倍…

自民堅調だが安倍内閣の支持は盤石ではない~衆院選、序盤から中盤の情勢

衆院選の序盤から中盤の情勢がいくつかのマスメディアで報じられています。 毎日新聞は10月16日付の朝刊で、13~15日に実施した世論調査に取材情報を加味した分析の結果を報じました。自民党が小選挙区、比例代表とも堅調で、単独で300議席を超え…

米軍基地を巡る「三重苦」~ヘリ炎上、沖縄2紙の社説

10月11日に沖縄本島北部の東村で不時着したヘリが炎上した事故では、沖縄の地方紙の沖縄タイムス、琉球新報 とも、初報段階から社説で取り上げ、同型機の飛行停止と北部訓練場などのヘリパッドの使用禁止、海兵隊の撤退、日米地位協定の改定などを訴えて…

ヘリ炎上事故を機に、沖縄になぜ米軍基地が集中しているのかを考える~本土紙の社説の記録

衆院選公示翌日の10月11日午後、沖縄本島北部で飛行中の米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属のCH53E大型ヘリが出火。東村高江の米軍北部訓練場に近い民有の牧草地に不時着して炎上しました。住宅まで200~300メール。けが人はありません…