労働・労働組合

大阪市職員調査で「人権侵害」、野村修也弁護士を懲戒~当時の橋下徹市長が労組敵視

唐突感のあるニュースが目に止まりました。 ※47news=共同通信「野村修也弁護士を懲戒 調査でプライバシー侵害」2018年7月17日 https://this.kiji.is/391791297529398369?c=39546741839462401 第二東京弁護士会は17日、大阪市が2012年に実施し…

MIC「メディアで働く女性のための緊急セクハラ110番」の相談事例

新聞労連や民放労連、出版労連などメディア業界の労働組合でつくる日本マスコミ文化情報労組会議(略称MIC)が7月1日、女性弁護士グループ「日本労働弁護団・女性労働プロジェクトチーム(PT)」(代表 長谷川悠美弁護士)の協力のもと、メディアで働…

「民放キー局全社で違法残業まん延」(共同通信)

民放キー局の全5社で、昨年までの5年間で違法残業に対し計9回の是正勧告が労働基準監督署から出されていたと、共同通信が報じています。 ※47news=共同通信「民放キー局全社で違法残業まん延 労基法違反、是正勧告5年で9回」2018年6月30日 h…

働き方改革法成立の在京紙報道~「高プロ」に懸念の一方で、改革に前向きも

当座の備忘メモです。 働き方改革法案が6月29日の参院本会議で可決され、成立しました。30日付の東京発行新聞各紙は6紙(朝日、毎日、読売、日経、産経、東京)とも1面トップの扱い。本記(事実を伝える中心的な記事)を中心とする1面掲載の記事の見…

お知らせ:MICが7月1日、メディアで働く女性のための緊急セクハラ110番

メディア業界の労働組合でつくる日本マスコミ文化情報労組会議(略称MIC)が7月1日、メディアで働く女性のための緊急セクハラ110番を実施します。以下は新聞労連のホームページから。 ※ http://www.shinbunroren.or.jp/oshirase2/oshirase2.htm#2018…

安倍晋三首相の悲願「9条改憲」に民意は冷ややか

ことしも5月3日の憲法記念日を迎えました。安倍晋三首相は昨年のこの日、読売新聞の紙面に掲載されたインタビューや、改憲派の集会に寄せたビデオメッセージで、憲法9条の現行条文はそのままに、自衛隊の明記を加える改憲案を唐突に掲げました。その後、…

セクハラを話し始めたメディアの女性たちに、自身の無知を恥じ入る

4月12日発売の週刊新潮が報じた財務省の福田淳一事務次官のセクシャルハラスメントの問題は、まず財務省が、セクハラを次官本人が否定していることを明らかにするとともに、セクハラの被害者に対して、財務省が指定する弁護士に名乗り出て調査に協力する…

東京都迷惑防止条例改正に残る懸念~マスメディアにも当事者性

東京都に「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例」という条例があります。耳慣れない名前ですが「東京都迷惑防止条例」の方が通りがいいようです。新聞などマスメディアの報道でも、こちらが一般的なようです。その迷惑防止条例の改…

3月10日「東京大空襲」の再現紙面~伏せられていた被害の実相

3月10日は第2次世界大戦末期の1945年、東京の下町地域が未明に米軍のB29爆撃機の大空襲を受け、一夜で10万人以上が犠牲になったとされる東京大空襲から73年の日でした。戦争体験の風化の指摘も目にする中で、東京発行の新聞各紙がどのように…

追悼 原寿雄さん~市民と足並みをそろえるジャーナリズムへ

悲しい知らせに接しました。元共同通信編集主幹のジャーナリスト、原寿雄さんが11月30日、死去されました。92歳でした。以下は共同通信の新聞用の配信記事です。 「デスク日記」や「ジャーナリズムの思想」の著者で、報道の在り方を問い続けた元共同通…

NHK記者の過労死と労働組合の当事者性~裁量労働制は人件費抑制効果が顕著

NHKの記者だった女性が2013年7月、31歳で心疾患で死亡し、長時間労働による過労死として14年5月に労災認定されていた問題は、私の記憶にある限り、マスメディアの記者の働き方がニュースとして当のマスメディアで大きく報じられた、稀有のケー…

苦情の矢面に立つ職員にも謝罪の姿勢なし~“メディア初登場”の佐川国税庁長官

国税庁長官の佐川宣寿氏と言えば、前財務省理財局長として、大阪市の学校法人「森友学園」への国有地売却問題の国会答弁で事実確認や記録の提出を拒み続け、批判を浴びたことで知られます。国税庁長官という昇格人事に対しても疑問視する声がありました。国…

追悼 井戸秀明さん

悲しい知らせに接しました。 民放労連の前副委員長、元書記長の井戸秀明さんが10月20日、永眠されました。享年65歳。かねてより闘病中でした。 井戸さんは、わたしが新聞労連委員長として2004年10月、新聞労連や民放労連、出版労連、全印総連な…

「残業代ゼロ」容認を連合が撤回しても危惧は残る

一部の専門職を労働時間規制の対象から外す新制度、いわゆる「残業代ゼロ」法案を含んだ労働基準法改正案を巡って連合は27日、中央執行委員会で、政府、財界との3者による修正合意を見送ることを決めました。連合の神津里季生会長は7月13日に安倍晋三…

「残業代ゼロ法案」への連合の対応に批判、疑問~各紙社説が指摘

一部の専門職を労働時間規制の対象から外す労働基準法改正案を巡って、連合執行部の対応が批判を浴びています。 改正案は報道でも「残業代ゼロ法案」と呼ばれるように、「労働時間」による労務管理の概念がなく、残業代も発生しません。一般的には、残業代は…

沖縄で何が起きているかを伝える試み、共同通信那覇支局の「辺野古から」

新聞労連は毎年、全国紙、地方紙を問わず優れた記事を評価し、取材者を激励することを目的として「新聞労連ジャーナリズム大賞」を選んでいます。今年の大賞、優秀賞、特別賞などが13日、発表されました。 以下は新聞労連ホームページ http://www.shinbunr…

「世界は本当は広いのです」―他人ごとではない「『死ぬくらいなら辞めれば』ができない理由」 ※追記・毎日新聞が1面トップで紹介

電通の新人社員だった女性が昨年12月に自殺し、長時間労働による過労うつ自殺と認定されたニュースは、社会の関心も高いようようで、マスメディアも続報を伝えています。それだけ、他人ごとではなく、わが身にも起こりうることと受け止めている人たちが少…

電通過労うつ自殺で新聞各紙が伝える労働当局の「本気」

電通の新人女性社員が昨年12月25日に自殺し、過労うつ自殺として労災認定を受けた事例で、新たな展開がありました。東京労働局は10月14日、東京・汐留の電通本社を立ち入り調査しました。関西など三つの支社にも、地元の労働局が立ち入り調査してい…

繰り返された過労自殺―「働き方を闇に埋もれさせない」24年前の個人的教訓

昨年末に自殺した電通の入社1年目の社員だった女性に、長時間労働が原因の労災が認定されたとのニュースが報じられています。手元にある10月8日付の新聞各紙朝刊では、朝日新聞は1面準トップ。コロンビア大統領へのノーベル平和賞授与決定に次ぐ扱いで…

「民間船員の『事実上の徴用』」海員組合が防衛省計画に断固反対〜広く知られるべき犠牲6万人余の歴史

民間船舶の乗員でつくる労働組合の全日本海員組合が1月29日、記者会見し、防衛省が有事の際に民間船を使う計画を持ち、そのため民間船員を予備自衛官として採用できるようにしようとするのは「事実上の徴用」だとして、反対する声明を公表しました。 声明…

東京新聞特報部がILO憲章を特集

東京新聞が7月9日付朝刊の特報面で、国際労働機関(ILO)憲章を取り上げています。リード部を引用して紹介します。 「正義及び人道の感情と世界の恒久平和を確保する希望」。国際労働機関(ILO)憲章の一節だ。憲章は、困窮と社会不安から戦争に至っ…

東京地評の講演で話したこと、話し足りなかったこと

6月28日の日曜日に、東京地方労働組合評議会(東京地評)のセミナーに講師としてお招きいただき、「戦後70年と安倍晋三政権〜報道の現場から見る日本社会のこれから」と題して、お話をさせていただきました。事前にレジュメ代わりのメモを作成したので…

記者解雇訴訟、ブルームバーグがまた敗訴

このブログでも以前の記事で触れてきた米通信社ブルームバーグの不当解雇問題で、5月28日に東京地裁でまたブルームバーグ敗訴の判決がありました。 ※産経新聞サイト「2度目の解雇も『無効』 元米通信社記者が勝訴」2015年5月28日 http://www.sank…

9年前のブログ記事「新入社員の皆さんへ〜労働組合に入ろう」

新年度の4月1日、新社会人の姿を目にして、9年前に、当時運営していたブログに書いた記事のことを思い出しました。新聞労連の専従の委員長でした。今は立場が異なりますが、久しぶりに読み返してみて、基本的な考え方は変わっていないと思いました。ちょ…

戦後70年と安倍晋三政権、憲法〜全国保団連四国ブロック講演会の報告

2月22日の日曜日、全国保険医団体連合会(全国保団連)四国ブロック協議会の主催で愛媛県松山市で開かれた学習講演会で、お話をさせていただきました。全国保団連とは、開業医や勤務医の方々でつくる各地の保険医協会・保険医会が加盟する全国組織です。…

哀悼・後藤健二さん

前回の記事で、2004年10月にスイス・ジュネーブの国際労働機関(ILO)本部で開かれたメディア部門の政労使3者会議に参加したことを紹介しました。この会議の討議で、今も印象に残っていることの一つに、危険に対するジャーナリスト教育・訓練の問…

ILOの思い出〜プロフィール写真変更

このブログの「プロフィール」の写真を更新しました。2年前、2013年の1月に、京都ジャーナリスト9条の会にお招きいただき、2012年の衆院選報道について講演をさせていただいた際のものです。 ※「衆院選報道とこれから〜久しぶりの市民集会参加」…

2015年、永遠平和のために

2015年になりました。昨年はこのブログにたくさんの方にご訪問いただきありがとうございました。本年もよろしくお願いいたします。 ことしは1945年に第2次大戦が日本の敗戦で終結してから70年です。10年前の戦後60年、2005年当時は、わた…

再び「民間船と船員の戦争犠牲の歴史」〜12・8開戦の日に

今年も12月8日になりました。1941年のこの日、日本はハワイ真珠湾攻撃やマレー半島上陸戦で米国、英国との戦争を始めました。73年前のことになります。欧州や北アフリカが戦場だった第2次世界大戦がこの太平洋戦争開戦によってアジア、太平洋地域…

民間船と船員の戦争犠牲の歴史〜毎日新聞「民間船員も戦地に」に感じたこと

8月になりました。6日、9日の広島、長崎の原爆の日、15日の終戦の日を控えて例年この時期、新聞各紙には戦争と平和に関連した記事が目につくようになります。8月に顕著な傾向であることに対して、時に「8月ジャーナリズム」などの揶揄もありますが、…