大阪・関西

なぜ橋下徹氏はこんなに潔いのか

大阪市の橋下徹市長の宿願だった「大阪都構想」の賛否を問う大阪市の住民投票は17日、即日開票の結果、賛成69万4844票、反対70万5585票で否決されました。投票率は66・83%でした。 ※「『大阪都構想』否決 橋下氏、政界引退を表明」(47…

「大阪都構想」投票1週間前、「反対」が「賛成」上回る

大阪市を廃止し五つの特別区を新設する「大阪都構想」について、大阪市民に賛否を問う住民投票が5月17日に実施されます。投票まで1週間のタイミングで、大阪市民を対象にした世論調査の結果が、東京発行の11日付の新聞紙面でもそろって紹介されました…

閉館する交通科学博物館の展示「戦争と鉄道」

わたしが大阪を去るのと前後して、大阪の交通科学博物館が4月6日、閉館します。大阪市のJR大阪環状線、弁天町に隣接。「交通科学館」として1962年に開業し、鉄道に特化せず車や航空機まで広く交通をテーマにしていました。何より実物の鉄道車両の保…

「背を向ける有権者」「怒る無効票の山」「勝者不在 続く混迷」〜橋下氏再選を伝える在阪紙の紙面

橋下徹氏が任期半ばで辞職して、持論の大阪都構想の推進のために仕掛けた大阪市の出直し市長選は23日、投開票が行われ、橋下氏が再選されました。NHK、大阪の民放テレビ各局とも、午後8時の投票締め切りと同時に一斉に「橋下氏が当選確実」のテロップ…

大阪市民は厳しく、あるいは冷めた目で見ている〜出直し市長選まもなく投開票

大阪維新の会の橋下徹氏の辞職による大阪市の出直し市長選は3月23日の投開票まであとわずか。前回の記事の続きとして、3月16日から20日までの大阪発行の新聞各紙の報道ぶりを書き留めておきます。 主なものとしては、読売新聞と朝日新聞が3月9日の…

出直し大阪市長選の前半戦の報道

3月23日に投開票が行われる大阪市長選は16日の日曜日が折り返し点。選挙戦は前半戦が終わったことになりますが、大阪にいて盛り上がりを感じません。自民、民主、公明、共産各党が足並みをそろえて対抗馬の擁立を見送ったために、橋下徹氏や大阪維新の…

何をもって「民意」が示されるのか〜橋下氏辞職の出直し大阪市長選が告示(備忘:大阪市民世論調査)

地域政党「大阪維新の会」を率いる橋下徹氏の大阪市長辞職に伴う出直し市長選が3月9日、告示され、橋下氏と新人3人が立候補を届け出ました。23日の投開票に向けて選挙戦が始まりましたが、大阪都構想を前面に掲げ、推進に弾みをつけたい(と思われる)…

12月5日に京都で「『秘密保護法の問題点を解明する』、見ざる、聞かざる、言わざる社会はごめんだ」

お知らせです。 「京都ジャーナリスト9条の会」には以前、わたしもお招きをいただき、お話をさせていただきました。 京都ジャーナリスト9条の会からのお知らせ 12月5日、6:15 ウイングス京都 「秘密保護法の問題点を解明する」、見ざる、聞かざる、言わざ…

「反対」を表明している新聞は情報が多い〜特定秘密保護法案審議入りを伝える関西各紙の比較

外交や安全保障、テロなどの情報を指定し、公務員が漏えいした場合の罰則を強化する内容の特定秘密保護法案が11月7日、衆院で審議入りしました。本会議で趣旨説明と各党の質疑が行われ「安倍晋三首相は秘密解除のルールについて『一定期間の後に一律に秘…

「維新完敗」「初の敗北」の衝撃〜堺市長選の在阪各紙の報道

大阪府堺市長選が9月29日に行われました。橋下徹・大阪市長率いる大阪維新の会の新人候補、西林克敏氏と、反維新の各党が相乗りする形になった現職竹山修身氏の一騎打ちは、竹山氏19万8431票に対し西林氏14万569票で、竹山氏が大差と言ってい…

昨年の記事の紹介:「『あと1日』を許さなかった8月14日の大阪大空襲(再び)」 ※追記:伊丹万作「戦争責任者の問題」

大阪で迎えた3回目の8月15日です。 大阪は1945年8月14日、終戦の前日に大空襲を受け、大勢の方が犠牲になりました。「あと1日」を生き延びることを許されなかった人たちがいました。戦争では、生死の分かれ目はほんの偶然に左右されます。個人の…

「沖縄に人権はないのか」琉球新報社説と沖国大集会の本土紙報道

沖縄で5日に起きた米軍ヘリ墜落事故を受けて延期されていた米軍輸送機オスプレイ第2陣の沖縄配備が12日、再開されました。山口県の岩国基地に残っていたオスプレイ10機のうち8機がこの日午前8時ごろ、次々に飛び立ち、午前中のうちに沖縄・普天間飛…

広島原爆の日の前日に起きた沖縄の米軍ヘリ墜落

沖縄県宜野座村などにまたがる米軍キャンプ・ハンセン内の訓練地区で5日午後、米空軍嘉手納基地に所属する訓練中のHH60救難ヘリコプターが墜落、炎上しました。乗員4人のうち1人が不明。6日に1遺体が発見されたと報じられています。現場は住宅地か…

オスプレイ到着の本土メディア報道が縮小

沖縄の普天間飛行場に配備される米海兵隊輸送機オスプレイの第2陣12機が7月30日、船で山口県岩国市の米軍岩国基地に着きました。点検や試験飛行を経て、8月上旬にも普天間飛行場に向かう見通しと報じられています。沖縄県と県内全自治体を挙げての反…

「白紙委任ではない」〜参院選開票結果の各紙報道から ※追記:琉球新報の紙面

参院選が21日、投開票されました。既に大きく報道されている通り、自民党が圧勝。連立を組む公明党の議席と合わせると、参議院でも与党が過半数を占めることになり、衆参のいわゆる「ねじれ」は解消されました。 この選挙結果を新聞各紙がどのように伝えた…

【憲法メモ】6月10日〜16日:東本願寺「『日本国憲法第九十六条「改正」反対決議』を参議会において全会一致で可決」ほか

憲法に関連した論考やニュースで目に留まったものをまとめた【憲法メモ】です。 ▽HUNTER「『改憲』煽る読売新聞 お粗末検証と橋下徹の共通性」(2013年6月10日) http://hunter-investigate.jp/news/2013/06/96-96.html HUNTERがどのようなサイトかは…

伝わったのは人権感覚や人間観〜毎日新聞大阪編集局長の橋下氏への反論

日本維新の会共同代表の橋下徹・大阪市長の従軍慰安婦・風俗業発言問題は動きが続いています。 橋下氏は5月27日に東京の日本外国特派員協会で記者会見し、持論をあらためて述べるとともに、自らの発言の影響で、参院選で日本維新が敗北すれば、共同代表を…

橋下氏「従軍慰安婦」「風俗」発言の報じ方と96条改憲へのスタンス

日本維新の会の共同代表を務める橋下徹・大阪市長が5月13日(月)、記者団とのいわゆる「ぶら下がり取材」「囲み取材」の場で旧日本軍の従軍慰安婦問題について述べ、その中で「銃弾が雨嵐のごとく飛び交う中で命をかけて走っていくときに、精神的にも高…

改憲志向高まる中で語り継ぐ意味〜朝日阪神支局事件から26年

5月3日は憲法記念日であるとともに、26年前の1987年に兵庫県西宮市で朝日新聞阪神支局襲撃事件が起きた日です。目出し帽の男に散弾銃で記者2人が撃たれ、当時29歳だった小尻知博記者は死亡。もう一人は重傷を負いました。共同通信などに届いた犯…

琉球新報「沖縄の痛み共有する契機に」〜オスプレイ初訓練と本土メディア

在日米海兵隊は3月6日から8日までの3日間、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ3機を沖縄県の普天間飛行場から山口県の岩国基地に移し、沖縄以外の日本上空では初めての低空飛行訓練を四国で行いました。報道によると、初日の6日(水)は3機が午後1時…

「Journalism」2月号特集「沖縄報道を問い直す」

朝日新聞社ジャーナリスト学校が編集・発行している「Journalism(ジャーナリズム)」の2月号が特集「沖縄報道を問い直す」を掲載しています。 http://www.asahi.com/shimbun/jschool/report/1302.html 特集の目次を以下に引用します。 ◎[鼎談]本土紙と地…

衆院選報道とこれから〜久しぶりの市民集会参加

少し前のことになりますが、1月23日(水)夜に「京都ジャーナリスト九条の会」が京都市東山区の「いきいき市民活動センター」で開いた学習集会「講演と討論の夕べ」に参加させていただきました。テーマは「検証:選挙報道とその影響、選挙後の国政と暮ら…

「岩国で受け入れを」那覇市長発言の意義〜オスプレイ試験飛行、間もなく沖縄へ

山口県の米軍岩国基地で21日、垂直離着陸輸送機「オスプレイ」が試験飛行を始めました。岩国基地に一時駐機しているオスプレイは12機。沖縄の普天間飛行場への配備が予定されています。安全性への疑問から日本では沖縄以外の自治体からも配備と飛行への…

「あと1日」を許さなかった8月14日の大阪大空襲(再び)

大阪に来て2度目の8月15日です。昨年は8月14日に同じタイトルでエントリーをアップしました。別のタイトルが浮かばず、「再び」を付けてのアップです。 大阪では67年前の8月14日、つまり終戦の前日に、米軍B29爆撃機140機余による8回目の…

67年目の「長崎原爆の日」の報道

8月9日は長崎への原爆投下から67年の日でした。投下時刻の午前11時2分をはさんで、長崎市の平和公園では平和祈念式典が開かれました。田上富久市長は平和宣言で核兵器廃絶を訴え、また東京電力福島第一原発事故に触れて「日本政府は被災地の復興を急…

67年目の8月6日の新聞〜戦争と平和を考える特別な時間

8月6日は広島に原爆が投下された日でした。ことしで67年になります。投下時刻の午前8時15分、NHKで平和記念式典の中継を見ながら黙とうしました。 新聞労連の専従役員のころは、毎年8月6日は広島で、9日は長崎で迎えました。「戦争が起きた時、…

オスプレイ配備反対の先に

沖縄の米軍普天間飛行場に配備される予定の米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ12機が23日、貨物船で山口県岩国市の米軍岩国基地に到着しました。オスプレイは開発段階から事故が相次ぎ、欠陥機と指摘されていること、普天間飛行場に配備後も…

物事の進め方、決め方の正統性が問われる〜大飯原発再稼働が決まって感じること

関西電力大飯原発3、4号機の再稼働が、先週末の16日に最終的に決まりました。福井県の西川一誠知事が同日、野田佳彦首相に再稼働に同意することを伝え、これを受けて首相は関係閣僚会合で正式に決めました。関連のニュースは16日土曜日から翌17日日…

続・大飯再稼働と首相会見 ※追記あり

関西電力大飯原発の再稼働問題をめぐって野田佳彦首相が8日に行った記者会見と、それを報じた新聞各紙に触れた前回のエントリーの続きです。 ※参考過去エントリー 「大飯再稼働を超える首相会見の意味〜社会の意思はどう代表されればいいのか」=2012年…

大飯再稼働を超える首相会見の意味〜社会の意思はどう代表されればいいのか

関西電力大飯原発3、4号機の再稼働問題をめぐり、野田佳彦首相は8日に記者会見し「国民生活を守るため、再稼働すべきだというのが私の判断だ」「今原発を止めてしまっては日本の社会は立ち行かない」と表明しました。5月30日に関西広域連合が事実上、…