戦争と平和

沖縄知事選と辺野古の在京紙報道の記録③名護市議選、市長支持と不支持が同数に

沖縄県知事選や辺野古新基地建設問題、沖縄の基地集中を巡る東京発行新聞各紙の報道の記録の続きです。9月8日付朝刊から12日付朝刊までです。 【9月8日付朝刊】▼朝日第3社会面(35面)「辺野古撤回求め有識者らが声明」▼毎日(なし)▼読売(なし)▼…

沖縄知事選と辺野古の在京紙報道の記録②~県民投票求め署名9万提出

沖縄県知事選や辺野古新基地建設問題、沖縄の基地集中を巡る東京発行新聞各紙の報道の記録の続きです。9月4日付朝刊から7日付朝刊までです。 【9月4日付朝刊】▼朝日4面「沖縄知事選に総力/与党 党幹部ら続々と/野党 オール沖縄前面」図表第2社会面…

沖縄知事選と辺野古の在京紙報道の記録①~玉城氏が出馬表明/埋め立て承認撤回

沖縄県知事だった翁長雄志氏の死去に伴う知事選が9月30日に実施されます。翁長氏が後継者として名前を挙げていたとされる自由党の衆院議員玉城デニー氏と、安倍晋三政権の与党の自民、公明両党が推す前宜野湾市長、佐喜真淳氏の事実上の一騎打ちになると…

「唐突感は否めない」(佐賀新聞)、オスプレイ受け入れ佐賀県知事が表明

陸上自衛隊が導入する米国製の輸送機V22オスプレイの佐賀空港配備計画について、佐賀県の山口祥義知事が8月24日会見し、受け入れを表明しました。会見に先立ち同日、小野寺五典防衛相と会談し、国が20年間で100億円の使用料を支払い、県がこれを…

日本農業新聞の気骨

第100回の節目の大会だった今夏の全国高校野球選手権は、金足農業高校が秋田代表としては第1回大会以来103年ぶりの決勝に進み、話題を集めました。県立高校でチーム全員が地元秋田出身。優勝は、史上初の2度目の春夏連覇を遂げた大阪桐蔭高でしたが…

8月15日に元陸軍飛行場で、戦争の教訓と沖縄の基地集中を考えた

日本の敗戦から73年の8月15日、思い立って東京都調布市の調布飛行場に隣接する「武蔵野の森公園」を訪ねました。調布飛行場は今では伊豆諸島の離島路線の定期便もある軽飛行機の専用空港ですが、元は日本陸軍の飛行場でした。当時の飛行場は今よりも広…

「本土に突き付けた問い」(信濃毎日新聞)、「『沖縄への甘え』重い告発」(西日本新聞)~故翁長氏の訴え、わがことと受け止める地方紙・ブロック紙も

8月8日に死去した沖縄県知事、翁長雄志氏を沖縄県外、日本本土の新聞も社説や論説で取り上げています。 全国紙では朝日新聞、毎日新聞、読売新聞がそろって8月10日付で、産経新聞(「主張」)が11日付で掲載しました。普天間飛行場の辺野古移設を巡っ…

広島県知事「お隣ご一家を家ごと吹き飛ばす爆弾」の例え

広島市で8月6日に開かれた原爆の日の平和祈念式典で、広島県の湯崎英彦知事があいさつの中で核抑止論を批判しました。「簡単に子供に説明するとすれば,このようなものではないでしょうか」と前置きして指摘した核抑止論の本質が、例えとして、まさに子ど…

被爆者の願い「核廃絶」と被爆国の役割~広島原爆投下から73年、新聞各紙の社説

広島に原爆が投下されてから今年8月6日で73年。6日付の新聞各紙朝刊には関連の社説が並びました。手元の紙面、およびネット上のサイトで読める範囲でチェックしてみました。 東京発行の全国紙では、朝日新聞、毎日新聞は「核廃絶」を課題として掲げ、国…

伊丹万作が遺した警句「だまされる罪」

伊丹万作という戦前に活躍した映画監督、脚本家がいます。同じく映画人として活躍した故伊丹十三さんの父親です。グーグルで「伊丹万作」を検索すると、1ページ目にこのブログの5年前の記事が表示されることに気付きました(2018年8月1日現在)。こ…

基地建設の強行「沖縄以外でできるか」~翁長知事が埋め立て承認の撤回を表明

沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画を巡り、沖縄県の翁長雄志知事が7月27日、前知事が出した沿岸部の埋め立て承認を撤回する手続きに入ることを表明しました。現地では埋め立て予定海面を囲う護岸工事が進み、安倍晋三政権は8…

辺野古ゲート前に新たな柵、「表現の自由を保障せよ」(琉球新報社説)

沖縄県名護市辺野古では、米軍普天間飛行場の移設先となる新基地の建設を日本政府が進めています。工事車両は辺野古の米軍キャンプ・シュワブを出入りします。工事車両用ゲート前では連日、新基地建設に抗議する市民らが工事車両の進入を妨げようと座り込み…

加藤剛さん、桂歌丸さんの戦争体験

俳優の加藤剛さんの訃報が伝えられました。6月18日死去、享年80歳とのことです。謹んで哀悼の意を表します。 東京発行の新聞各紙は7月10日付朝刊に記事を掲載しています。その中で、「反戦平和を訴え続け」の見出しが付いた東京新聞の「評伝」が目に…

「沖縄のこころ」と平和の詩「生きる」~73年目の「慰霊の日」

前回の記事の続きです。沖縄の慰霊の日の6月23日、沖縄県糸満市摩文仁の平和祈念公園で正午から沖縄全戦没者追悼式が開かれました。 沖縄県の翁長雄志知事の平和宣言では、冒頭で第2次大戦末期の沖縄戦の体験について「戦争の愚かさ、命の尊さという教訓…

「気付きの機会つくろう」(沖縄タイムス) 「平和への一歩刻む日に」(琉球新報)~6月23日「慰霊の日」 沖縄2紙の社説

6月23日は沖縄の「慰霊の日」です。第2次大戦末期の1945年のこの日、沖縄の地上戦は日本軍の組織的戦闘が終結したとされます。例年、沖縄県糸満市摩文仁の平和祈念公園で、県と県議会主催の沖縄全戦没者追悼式が行われるほか、県内各地で沖縄戦の犠…

懸念はあっても希望を失わない~米朝首脳会談、在京紙の報道の記録

史上初めての米朝首脳会談となるトランプ米大統領と北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長の会談が6月12日、シンガポールで行われ、両首脳が共同文書に署名しました。日本人拉致問題にも直接、影響することもあって、日本のマスメディアも大きく報じています…

「6月12日に米朝首脳会談」トランプ米大統領が表明~期待を持って見守りたい

トランプ米大統領は日本時間の6月2日未明、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長との首脳会談を6月12日にシンガポールで行うことを正式に表明しました。いったん中止が公表されていたことから、日本のマスメディアは「12日に再設定」「会談明言」などと…

そして6月12日、米朝首脳会談へ~文在寅大統領に感じる平和への強い意志 ※追記:焦点は「非核化」「体制保証」

5月26日にアップした記事の続きになります。 韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長は26日に板門店で会談。27日になって南北双方から、北朝鮮が6月12日の米朝首脳会談を目指すことに変わりはないことが公式に表明されました。共同…

米朝首脳会談「中止」から「なお有望」に~改めて「朝鮮戦争終結」の意義を思う  ※追記・文在寅氏が仲介

やはり予測不能の大統領と瀬戸際外交の独裁者では、こういうことも起こるのでしょうか。米トランプ政権は5月24日(日本時間)、6月12日にシンガポールで予定していた米朝首脳会談の中止を公表しました。米国が公表したトランプ大統領から金正恩・朝鮮…

「今も憲法番外地」(沖縄タイムス)「振興の根本的転換を」(琉球新報)~日本復帰46年、沖縄2紙の社説

5月15日は、1972年に沖縄が日本に復帰して46年でした。沖縄タイムス、琉球新報の地元紙2紙は、ともに関連の社説を掲載。沖縄タイムスは1日前の14日付にも載せています。両紙の社説が共通して指摘しているのは、事実上、地方自治がないことと、…

「暴言3佐、懲戒せず」に抱く危惧

防衛省の統合幕僚幹部に所属する3等空佐が4月16日夜、東京・永田町の参院議員会館付近で小西洋之参院議員に暴言を吐いた問題で、防衛省が5月8日、最終報告を公表し、3佐を訓戒としたことを明らかにしました。訓戒は内規に基づく措置で、自衛隊法が定…

「完全非核化」に並ぶ「朝鮮戦争終結」の意義~朝鮮半島の苦難の現代史と日本

韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長が4月27日、板門店で会談しました。南北首脳の会談自体は史上3回目ですが、金委員長は北朝鮮首脳として初めて38度線の軍事境界線を越えて韓国側に入るなど、日本のマスメディア報道でも指摘され…

南洋に眠る平安丸が問い掛けるもの~企画展「グランブルーの静寂~もうひとつの氷川丸~」

横浜市の山下公園に係留されている貨客船「氷川丸」は戦前の1930年に建造されました。シアトルへの北太平洋航路に就航しますが、太平洋戦争では海軍に徴用されて病院船に。戦後は引き上げ船として運航された後に太平洋航路に復帰し、1960年に引退し…

18日間秘匿されたオスプレイ横田配備~自国民より米国の意向優先

4月3日の火曜日、在日米軍が突然の発表を行いました。米空軍の垂直離着陸機CV22オスプレイ5機が週後半に東京・横田基地に到着するとの内容。オスプレイは到着後に訓練を行い、そのまま横田基地を拠点に運用を開始するとのことでした。正式配備は夏ご…

3月10日「東京大空襲」の再現紙面~伏せられていた被害の実相

3月10日は第2次世界大戦末期の1945年、東京の下町地域が未明に米軍のB29爆撃機の大空襲を受け、一夜で10万人以上が犠牲になったとされる東京大空襲から73年の日でした。戦争体験の風化の指摘も目にする中で、東京発行の新聞各紙がどのように…

海兵隊が県外、国外移転なら辺野古の基地は必要ない(朝日社説)~名護市長選、在京紙の報道の記録

前回の記事 (「新市長の公約に『米海兵隊の県外、国外移転』~沖縄・名護市長選の結果は『辺野古移設容認』に直結していない」)の 続きです。2月4日の沖縄県名護市長選の開票結果を、東京発行の新聞各紙は5日付夕刊で大きく報じました(4日は新聞休刊…

新市長の公約に「米海兵隊の県外、国外移転」~沖縄・名護市長選の結果は「辺野古移設容認」に直結していない

米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設問題で注目された沖縄県名護市長選は2月4日の投開票の結果、前市議の新人、渡具知武豊氏が3選を目指した現職の稲嶺進氏を破って初当選しました。移設阻止を前面に掲げる稲嶺氏に対し、市議時代の渡具…

「恥ずかしさを感じてもらいたい」沖縄知事の激しい怒り~事故、トラブル続発でも飛行やめない米軍機、止めない日本政府

沖縄で先週末の連休中、米軍ヘリの不時着が相次いで起きました。6日の土曜日に、うるま市伊計島の砂浜にUH1が、次いで成人の日の祝日の8日、読谷村の廃棄物処分場の敷地内に攻撃ヘリAH1がそれぞれ不時着しました。いずれも海兵隊普天間飛行場の所属…

進む「軍拡」、「敵」は北朝鮮、政府批判は「反日」~ジャーナリズムの使命は戦争させないこと

2018年になりました。うっすらと不安を感じながら迎えた年明けです。 昨年、「米国第一」を掲げて登場したトランプ米政権は、やはり何をしでかすか予測が付きません。北東アジア情勢では、核・ミサイル開発をやめようとしない北朝鮮に対して、軍事攻撃に…

「あってはならない」基地被害が続く沖縄~被害者を疑い誹謗中傷するグロテスクな光景 ※追記:原因「人的ミス」、米ヘリ飛行再開を日本政府容認

沖縄県宜野湾市で12月13日午前、米軍普天間飛行場に隣接する市立普天間第二小学校の校庭に、米海兵隊の大型ヘリCH53Eから操縦席横の窓が枠ごと落下しました。当時、校庭では児童が体育の授業中でした。窓枠はおおむね90センチ四方で重さ7・7キ…