新聞・マスメディア

ありえないことを持ち出し「もしあったら辞職する」と強弁したに等しい安倍首相~毎日新聞「首相の答弁 論理破綻 矛盾する『贈収賄の文脈』 昭恵氏は私人 罪問えず」

6月16日(土)付の毎日新聞朝刊(手元にあるのは東京本社発行の14版です)の社会面準トップに「首相の答弁 論理破綻/矛盾する『贈収賄の文脈』/昭恵氏は私人 罪問えず」との見出しの記事がありました。その通りだと感じることが多い記事ですので、備…

懸念はあっても希望を失わない~米朝首脳会談、在京紙の報道の記録

史上初めての米朝首脳会談となるトランプ米大統領と北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長の会談が6月12日、シンガポールで行われ、両首脳が共同文書に署名しました。日本人拉致問題にも直接、影響することもあって、日本のマスメディアも大きく報じています…

安倍内閣支持層は「モリカケ」に関心ない(毎日新聞調査)~支持率が4割~3割で下げ止まる理由

全国紙の新聞社や通信社、NHK、民放各局はおおむね月に1回、定例の電話世論調査を行っています。各社とも最初に訪ねるのが、現在の内閣を支持するかどうかの内閣支持率です。5月の世論調査の安倍晋三内閣の支持率は、目に止まったところでは以下のよう…

起訴せずに済む理由ばかり集めたのか? 森友問題「38人不起訴」

前回の記事の続きになります。少し時間がたちましたが、備忘も兼ねて書いておきます。 森友学園への国有地売却を巡っては、虚偽公文書作成や背任などの疑いで告発を受け捜査していた大阪地検特捜部が、財務省の調査結果と処分の発表より一足早く5月31日に…

「それが分かれば苦労せんのです」で済むのか~公文書改ざん、麻生太郎財務相の政治責任

森友学園の国有地売買を巡り、財務省は6月4日、公文書改ざんの調査報告書を公表しました。共同通信の出稿記事によると、改ざんは当時の佐川宣寿理財局長(前国税庁長官)が方向性を決め、理財局総務課長が中核的な役割を担ったと認定。国会審議の紛糾を恐…

「6月12日に米朝首脳会談」トランプ米大統領が表明~期待を持って見守りたい

トランプ米大統領は日本時間の6月2日未明、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長との首脳会談を6月12日にシンガポールで行うことを正式に表明しました。いったん中止が公表されていたことから、日本のマスメディアは「12日に再設定」「会談明言」などと…

そして6月12日、米朝首脳会談へ~文在寅大統領に感じる平和への強い意志 ※追記:焦点は「非核化」「体制保証」

5月26日にアップした記事の続きになります。 韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長は26日に板門店で会談。27日になって南北双方から、北朝鮮が6月12日の米朝首脳会談を目指すことに変わりはないことが公式に表明されました。共同…

西城秀樹さんと「がきデカ」~同時代に残した存在感の大きさ

5月16日に63歳で死去した西城秀樹さんの葬儀・告別式が26日に執り行われました。新聞各紙の記事を読みながら、同時代を過ごした世代の1人として、西城さんが同時代に残した足跡の大きさを改めて思いました。告別式では西城さんを含めて「新御三家」…

米朝首脳会談「中止」から「なお有望」に~改めて「朝鮮戦争終結」の意義を思う  ※追記・文在寅氏が仲介

やはり予測不能の大統領と瀬戸際外交の独裁者では、こういうことも起こるのでしょうか。米トランプ政権は5月24日(日本時間)、6月12日にシンガポールで予定していた米朝首脳会談の中止を公表しました。米国が公表したトランプ大統領から金正恩・朝鮮…

「今も憲法番外地」(沖縄タイムス)「振興の根本的転換を」(琉球新報)~日本復帰46年、沖縄2紙の社説

5月15日は、1972年に沖縄が日本に復帰して46年でした。沖縄タイムス、琉球新報の地元紙2紙は、ともに関連の社説を掲載。沖縄タイムスは1日前の14日付にも載せています。両紙の社説が共通して指摘しているのは、事実上、地方自治がないことと、…

「暴言3佐、懲戒せず」に抱く危惧

防衛省の統合幕僚幹部に所属する3等空佐が4月16日夜、東京・永田町の参院議員会館付近で小西洋之参院議員に暴言を吐いた問題で、防衛省が5月8日、最終報告を公表し、3佐を訓戒としたことを明らかにしました。訓戒は内規に基づく措置で、自衛隊法が定…

「完全非核化」に並ぶ「朝鮮戦争終結」の意義~朝鮮半島の苦難の現代史と日本

韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長が4月27日、板門店で会談しました。南北首脳の会談自体は史上3回目ですが、金委員長は北朝鮮首脳として初めて38度線の軍事境界線を越えて韓国側に入るなど、日本のマスメディア報道でも指摘され…

セクハラを話し始めたメディアの女性たちに、自身の無知を恥じ入る

4月12日発売の週刊新潮が報じた財務省の福田淳一事務次官のセクシャルハラスメントの問題は、まず財務省が、セクハラを次官本人が否定していることを明らかにするとともに、セクハラの被害者に対して、財務省が指定する弁護士に名乗り出て調査に協力する…

富士フイルムが白黒フィルムの出荷終了へ~感慨を覚えるニュース

感慨を覚えるニュースが目に止まりました。富士フイルムが、白黒フィルムの出荷を今年10月に終了すると、4月6日に発表しました。白黒フィルム用の印画紙も2020年3月までに販売を終えるとのことです。デジタルに押されて需要の低迷が続き、採算が合…

18日間秘匿されたオスプレイ横田配備~自国民より米国の意向優先

4月3日の火曜日、在日米軍が突然の発表を行いました。米空軍の垂直離着陸機CV22オスプレイ5機が週後半に東京・横田基地に到着するとの内容。オスプレイは到着後に訓練を行い、そのまま横田基地を拠点に運用を開始するとのことでした。正式配備は夏ご…

証言拒否56回、佐川前国税庁長官の不誠実

少し時間がたちましたが、備忘を兼ねて書きとめておきます。大阪の学校法人森友学園への国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざん問題で、佐川宣寿・前国税庁長官の証人喚問が3月27日、衆参両院の予算委員会で行われました。国有地が不当に安く森友学園に…

特捜検察が主導したリニア談合立件に違和感~公取委の内情をマスメディアが報じる意味

わたしは30代半ばの一時期、社会部記者として公正取引員会の取材を担当し、「寝ても覚めても独禁法」という生活を送りました。その後の公取委と独禁法のことをつぶさにフォローしているわけではありませんが、基本はそう大きく変わるものではないだろうと…

東京都迷惑防止条例改正に残る懸念~マスメディアにも当事者性

東京都に「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例」という条例があります。耳慣れない名前ですが「東京都迷惑防止条例」の方が通りがいいようです。新聞などマスメディアの報道でも、こちらが一般的なようです。その迷惑防止条例の改…

安倍内閣支持率は下落局面に~「佐川事件」では済まない森友文書改ざん ※追記・内閣支持率30・3%(NNN)、31%(朝日新聞)、33%(毎日新聞)

3月に入って、安倍晋三内閣支持率の下落傾向がはっきりしています。要因は、森友学園への国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざん問題です。16日に報じられた時事通信の調査(9~12日実施)結果では、支持率は前月と比べて9・4ポイント減の39・3…

だれが、だれの利益を守ろうとしたのか~天網恢恢疎にして漏らさず、森友学園公文書改ざん

急な展開に「天網恢恢疎にして漏らさず」という言葉が頭に浮かびます。大阪の学校法人森友学園へ国有地が大幅に値引きして売却されていた問題のことです。安倍晋三首相の妻昭恵氏の介在の有無が昨年来、焦点になっていました。その中で財務省が3月12日、…

3月10日「東京大空襲」の再現紙面~伏せられていた被害の実相

3月10日は第2次世界大戦末期の1945年、東京の下町地域が未明に米軍のB29爆撃機の大空襲を受け、一夜で10万人以上が犠牲になったとされる東京大空襲から73年の日でした。戦争体験の風化の指摘も目にする中で、東京発行の新聞各紙がどのように…

「変革はついに1人から始まる」~追悼座談会「ジャーナリズムを生き抜いて~原寿雄さんが遺したもの~」(「放送レポート」271号)

メディア総合研究所が編集している雑誌「放送レポート」271号(3月1日発行、大月書店刊)に、昨年11月30日に92歳で死去されたジャーナリスト原寿雄さんを追悼する座談会「ジャーナリズムを生き抜いて~原寿雄さんが遺したもの~」が掲載されてい…

お知らせ:3月10日に東京で追悼の公開シンポジウム「原寿雄さんと現代のジャーナリズムを語る会」

お知らせです。 昨年11月30日に死去されたジャーナリスト原寿雄さんの追悼の公開シンポジウム「原寿雄さんと現代のジャーナリズムを語る会」が3月10日午後1時30分から4時まで、東京都千代田区内幸町2丁目の日本プレスセンター10階ホールで開か…

海兵隊が県外、国外移転なら辺野古の基地は必要ない(朝日社説)~名護市長選、在京紙の報道の記録

前回の記事 (「新市長の公約に『米海兵隊の県外、国外移転』~沖縄・名護市長選の結果は『辺野古移設容認』に直結していない」)の 続きです。2月4日の沖縄県名護市長選の開票結果を、東京発行の新聞各紙は5日付夕刊で大きく報じました(4日は新聞休刊…

新市長の公約に「米海兵隊の県外、国外移転」~沖縄・名護市長選の結果は「辺野古移設容認」に直結していない

米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設問題で注目された沖縄県名護市長選は2月4日の投開票の結果、前市議の新人、渡具知武豊氏が3選を目指した現職の稲嶺進氏を破って初当選しました。移設阻止を前面に掲げる稲嶺氏に対し、市議時代の渡具…

「恥ずかしさを感じてもらいたい」沖縄知事の激しい怒り~事故、トラブル続発でも飛行やめない米軍機、止めない日本政府

沖縄で先週末の連休中、米軍ヘリの不時着が相次いで起きました。6日の土曜日に、うるま市伊計島の砂浜にUH1が、次いで成人の日の祝日の8日、読谷村の廃棄物処分場の敷地内に攻撃ヘリAH1がそれぞれ不時着しました。いずれも海兵隊普天間飛行場の所属…

東京発行各紙の2018元日付1面と社説(備忘)

備忘を兼ねて、今年も東京発行新聞各紙の元日付け朝刊紙面の主な記事と社説の見出しを書きとめておきます。近年は各紙とも1面トップには、1年の内外の課題を見据えた企画記事の初回を据えることが多かったのですが、今年は6紙(朝日、毎日、読売、日経、…

進む「軍拡」、「敵」は北朝鮮、政府批判は「反日」~ジャーナリズムの使命は戦争させないこと

2018年になりました。うっすらと不安を感じながら迎えた年明けです。 昨年、「米国第一」を掲げて登場したトランプ米政権は、やはり何をしでかすか予測が付きません。北東アジア情勢では、核・ミサイル開発をやめようとしない北朝鮮に対して、軍事攻撃に…

「あってはならない」基地被害が続く沖縄~被害者を疑い誹謗中傷するグロテスクな光景 ※追記:原因「人的ミス」、米ヘリ飛行再開を日本政府容認

沖縄県宜野湾市で12月13日午前、米軍普天間飛行場に隣接する市立普天間第二小学校の校庭に、米海兵隊の大型ヘリCH53Eから操縦席横の窓が枠ごと落下しました。当時、校庭では児童が体育の授業中でした。窓枠はおおむね90センチ四方で重さ7・7キ…

追悼 原寿雄さん~市民と足並みをそろえるジャーナリズムへ

悲しい知らせに接しました。元共同通信編集主幹のジャーナリスト、原寿雄さんが11月30日、死去されました。92歳でした。以下は共同通信の新聞用の配信記事です。 「デスク日記」や「ジャーナリズムの思想」の著者で、報道の在り方を問い続けた元共同通…