ニュース・ワーカー2

組織ジャーナリズムに身を置き40年余

講演・寄稿

「変革はついに1人から始まる」~追悼座談会「ジャーナリズムを生き抜いて~原寿雄さんが遺したもの~」(「放送レポート」271号)

メディア総合研究所が編集している雑誌「放送レポート」271号(3月1日発行、大月書店刊)に、昨年11月30日に92歳で死去されたジャーナリスト原寿雄さんを追悼する座談会「ジャーナリズムを生き抜いて~原寿雄さんが遺したもの~」が掲載されてい…

「世界」10月号の座談会「報道の『沈黙』が社会を壊すープロフェッショナリズムの不在について」

お知らせです。 9月8日発行の岩波書店「世界」10月号に、わたしが参加した座談会の記事が掲載されています。タイトルは「報道の『沈黙』が社会を壊すープロフェッショナリズムの不在について」。上智大教授の田島泰彦さん、立教大名誉教授の服部孝章さん…

「労働情報」6月号に「共謀罪」報道2極化のリポート寄稿

かつての「共謀罪」と本質的には変わりがない「テロ等準備罪」(政府呼称)を新設する組織犯罪処罰法改正案の新聞の報道ぶりについて、労働問題専門誌に拙稿を掲載していただきました。「協同センター・労働情報」が発行する月刊の「労働情報」6月号(95…

公共財のジャーナリズムの役割―NIE学会分科会「ジャーナリズムとNIE」に参加

教育界と新聞界が協力して進めているNIE(エヌ・アイ・イー)=Newspaper in Educationという取り組みがあります。学校など教育現場で教材に新聞を使って、子どもたちに情報活用の能力を身につけさせることを目指します。そのNIEに携わる大学の研究者や、教…

ジャーナリストが新聞社に所属して働く〜JCJジャーナリスト講座で伝えたかったこと

以前お知らせしたように、日本ジャーナリスト会議(JCJ)のジャーナリスト講座の講師として11月18日、「組織内記者の働き方――新聞社に就職して記者になるとは」と題して講演させていただきました。 このブログを運営している根本の問題意識である「組…

JCJのジャーナリスト講座で11月に講師を務めます

イベントのお知らせの再掲です。マスメディアやジャーナリズムで働くことを志望している方や学生、あるいはマスメディアのありように関心がある方向けに、日本ジャーナリスト会議(JCJ)が今月から来月(10〜11月)にジャーナリスト講座を開催します…

日本ジャーナリスト会議(JCJ)が10―11月にジャーナリスト講座

イベントのお知らせです。マスメディアやジャーナリズムで働くことを志望している方や学生向けに、日本ジャーナリスト会議(JCJ)が10―11月にジャーナリスト講座を開催します。わたしも11月18日に一コマお引き受けすることになりました。お題は「…

東京地評の講演で話したこと、話し足りなかったこと

6月28日の日曜日に、東京地方労働組合評議会(東京地評)のセミナーに講師としてお招きいただき、「戦後70年と安倍晋三政権〜報道の現場から見る日本社会のこれから」と題して、お話をさせていただきました。事前にレジュメ代わりのメモを作成したので…

戦後70年と安倍晋三政権、憲法〜全国保団連四国ブロック講演会の報告

2月22日の日曜日、全国保険医団体連合会(全国保団連)四国ブロック協議会の主催で愛媛県松山市で開かれた学習講演会で、お話をさせていただきました。全国保団連とは、開業医や勤務医の方々でつくる各地の保険医協会・保険医会が加盟する全国組織です。…

戦争許容社会と表現の自由、知る権利〜福岡県歯科保険医協会の市民公開講演会で話したこと

5月24日の土曜日、福岡県歯科保険医協会のお招きを受け、協会の第37回定期総会に続いて福岡市内のホテルで開かれた市民公開講演会で講演をさせていただきました。昨年11月、全国保険医団体連合会(全国保団連)の機関紙誌交流会でお話をさせていただ…

秘密保護法から考える「マスメディアと戦争」〜民放労連の学習集会で話したこと

週末2月2日の日曜日、民放各局の労働組合でつくる「民放労連」の近畿地方ブロック組織である近畿地連からお招きをいただき、京都市で開かれた学習集会で特定秘密保護法とマスメディアをテーマに、話をさせていただきました。 参加者は近畿地方の民放局の労…

戦争を許容する発想は「表現の自由」「知る権利」を制限する

24日の日曜日、全国保険医団体連合会(全国保団連)の機関紙誌交流会にお招きをいただき、日帰りで上京しました。全国保団連とは、開業医や勤務医の方々でつくる各地の保険医協会・保険医会が加盟する全国組織です。 ※全国保険医団体連合会 http://hodanre…

新聞労連の就活支援〜朝日「Journalism」3月号にリポート

朝日新聞社ジャーナリスト学校が編集、発行している月刊誌「Journalism」の3月号が、特集「メディア企業の採用と育成 2013」の中で、新聞労連の就職活動の学生向けの取り組みを紹介しています。新聞労連書記の加藤健さんが7ページのリポートを寄稿して…

衆院選報道とこれから〜久しぶりの市民集会参加

少し前のことになりますが、1月23日(水)夜に「京都ジャーナリスト九条の会」が京都市東山区の「いきいき市民活動センター」で開いた学習集会「講演と討論の夕べ」に参加させていただきました。テーマは「検証:選挙報道とその影響、選挙後の国政と暮ら…

「ジャーナリズムを担うのは誰か」〜Journalism6月号に寄稿しました

10日発売された朝日新聞社ジャーナリスト学校発行の月刊誌「Journalism」6月号の「メディア・リポート」の「新聞」に、記者会見の開放問題についての小文「ジャーナリズムを担うのは誰か 新たな段階の記者会見開放」を寄稿しました。ネットで読むことがで…

記者会見開放で「北方ジャーナル」の取材を受けました

先日、北海道・札幌で発行されている地域雑誌「北方ジャーナル」から記者会見の開放問題で取材を受けました。その記事が掲載された同誌3月号が手元に届きました。筆者は元地方紙記者でフリーランスの小笠原淳さん。同誌で「倶楽部は踊る―記者クラブはどこへ…

「労を惜しんではいけない記者会見の開放」〜Journalism1月号に寄稿

朝日新聞社のジャーナリスト学校が編集している月刊誌「Journalism」1月号のメディア・リポートに「労を惜しんではいけない記者会見の開放」と題した小文を寄稿しました。12日発売です。 ※Journalism1月号 特集「テレビはどこに向かうのか」 http://www.a…

放送レポートに「記者もメディアも見られている」寄稿しました

メディア総合研究所が発行している「放送レポート」222号(2010年1月号)に「記者もメディアも見られている」とのタイトルで寄稿しました。このブログで書いてきた以下のエントリーの内容を整理してまとめたものです。※関連過去エントリー マスメデ…

表現するのは「個人」〜メディフェス2009分科会の簡単な振り返り

昨日(20日)は午後、東京・表参道のウィメンズプラザで22日まで開催中の「第7回市民メディア全国交流集会〜TOKYOメディフェス2009」の分科会「徹底討論!『貧困の報道』と『報道の貧困』」に参加しました(参照過去エントリー)。日本ジャー…

「メディフェス2009」20日からです

以前のエントリーで紹介した「第7回市民メディア全国交流集会〜TOKYOメディフェス2009」の開催が近付いてきました。連休(春のゴールデンウイークに対してシルバーウイークとも呼ばれているようです)中の9月20日(日)から22日(火)まで、…

揺らぐ「マス」の正当性と「プロ」の正統性

12月9日に東京・池袋の立教大学で行われたNPJ(News for the People in Japan)などの市民メディア共催のパネルディスカッションに、パネラーの1人として参加したことは以前のエントリーで報告しました。12月13日のエントリーでお知らせしたように…

「表現の自由」を守り抜くのがプロではないか〜NPJのパネルディスカッションに参加しました

以前のエントリーでお知らせしたように、9日夕方から東京・池袋の立教大学で開かれた「NPJ」(News for the People in Japan)などの市民メディア共催のパネルディスカッションに参加してきました。「今、メディアに問われるもの」と題したディスカッショ…

お知らせ:12月9日のNPJ勉強会に参加します

お知らせです。いつもこのブログのエントリーを紹介いただいているニュースサイト「NPJ」(News for the People in Japan)にお誘いをいただき、12月9日午後5時半から東京・立教大学で行われる勉強会「マスメディアと市民メディア 何が伝えられるの?〜…

個人加盟の産別組合が持つ可能性〜全日本海員組合のセミナーで講師

※エキサイト版「ニュース・ワーカー2」から転記です。http://newswork2.exblog.jp/8601151/ 12日は午後から休暇を取り、船員の労働組合である全日本海員組合(海員組合)の通信員セミナーに講師として参加しました。依頼を受けたテーマは「新聞、雑誌の記…