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組織ジャーナリズムに身を置き40年余

21日に「スイッチオン」プロジェクト学生説明会が開かれます

 以前のエントリーでお知らせした大学生対象の実験的ジャーナリズムの試み「スイッチオン」プロジェクトの学生向け説明会が今週末の21日(土)、東京・池袋の立教大学で開かれます。プロジェクト参加に興味がある大学生・大学院生を対象に、プロジェクトの詳細をプログラム・ディレクターの藤代裕之さん(ブログ「ガ島通信」管理人、gooニュース)やデスク役の一人で立教大社会学助教の清水真さん、学生運営委員会のスタッフが説明します。興味のある方はぜひ、足を運んでみてください。説明会の参加は無料、予約申し込み不要、午前と午後の2回あります。
 詳細は、学生運営委員会のブログを参照ください。

会場:立教大学池袋キャンパス8号館 8501教室
【午前の部】
 10:30 開場
 11:00 学生運営委員長よりあいさつ
 11:05 プロジェクトディレクター藤代より説明
 11:20 学生運営委員よりプロジェクトの説明
 11:45 質疑応答

【午後の部】
 14:30 開場
 15:00 学生運営委員長より挨拶
 15:05 デスク・清水より説明
 15:20 学生運営委員よりプロジェクト説明
 15:45 質疑応答

 新聞、放送、出版のマスメディアなどで働くベテラン記者やメディア研究者らがデスク役となって、3人一組でチームを組み、公募の大学生・大学院生8人の取材、記事執筆を指導します。学生は2人一組のペアを組みます。3月中旬に参加学生を選考し、3月末に1泊の合宿でスタート。4月から6月まで月に1回のミーティングで取材、執筆の進行状況をチェックし、夏に作品をネット上で発表する予定です。取材テーマは「この人のスイッチオン」。人にはスイッチが入る(オンする)ように変わる瞬間とかきっかけがある、その人その人の「スイッチ・オン」を取材して記事にまとめます。プロジェクトの参加には実費(1万5千円程度を予定)が必要ですが、デスクはそれぞれボランティアベースで個人としての参加です。
 将来の仕事として「書く」ことを考えている人、そうでなくても「書く」ことに興味がある人。それぞれに得るものは大きいのではないかと思います。わたしを含めデスク陣にとっても、働く場が異なるデスク同士が学生を交えて交流する中で、取材して記事を書く「ジャーナリズム」の社会的職能について考察と実践論を深めることができるのではないかと、期待するところ大です。