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組織ジャーナリズムに身を置き40年余

6月5日にスイッチオン・プロジェクトの夏イベント説明会〜トークセッションに登壇します

 スイッチオン・プロジェクトは8月6日(金)〜8日(日)の2泊3日の日程で、東京・代々木のオリンピック記念青少年センターを会場に「記者体験プログラム」を計画しています。大学生、大学院生が対象で、現役の記者、ジャーナリストとチームを組み、取材し記事を書いて伝えるプロセスを体験します。このイベントに向けた説明会が6月5日(土)午後、東京・早稲田大で開かれます。プロジェクトのデスク陣によるトーク・セッションもあり、東海大文学部広報メディア学科教授の河井孝仁さん、山陰中央新報東京支社記者の田中輝美さんとともに、わたしも登壇します。
 スイッチオン・プロジェクトは昨年3月、40人余の学生と、新聞社や放送局、出版社、フリーランス、研究者など所属の違いを超えて集まった15人+αのデスクによる合宿でスタートしました。4カ月にわたって、学生一人ひとりの取材と記事作成をデスクが指導する実践的なジャーナリズム教育の試みは、学生とデスクの双方に大きな実りがあったと思います。(スイッチオン・プロジェクトについて、初めてお出での方はカテゴリー「スイッチオン」の中の過去エントリーを読んでいただけると幸いです)。
 何もメディア環境の激変と今後の展望、といった壮大なテーマでなくとも、取材すること、記事を書くこと、ほかの人に伝えることに関心がある大学生や大学院生の方は、ぜひ今回の説明会にお出でください。インターネットとソーシャルメディアの普及によって、だれでも情報を発信できる社会になり、なおかつ情報発信と表現の方法もまだまだ進化していくと思います。もうジャーナリズムは新聞やテレビなどマスメディアの専有物ではありませんし、プロの記者だけがジャーナリストでもなくなりつつあります。わたし自身、このプロジェクトに参加してみて「ジャーナリストは何をもってしてジャーナリスト足りうるのか」について、いくつもの発見や気付きがありました。トーク・セッションではそんなことも話してみようと考えています。

 8月の「記者体験プログラム」本番は参加費がかかる見込みですが、6月5日の説明会は参加無料です。プロジェクト運営委員会のブログから事前申し込みをお願いします。それでは6月5日に早稲田大でお会いしましょう。

運営委員会ブログ「『記者体験プログラム』説明会を6月5日に早稲田大学で開催します!」
http://blog.goo.ne.jp/321switchon/e/26b153a978a159bc8a2e0076963157fb

【日時】
6月5日(土)14:30開場、15:00開始、17:00終了予定

【会場】
早稲田大学早稲田キャンパス1号館401教室(東西線 早稲田駅より徒歩5分)

【定員】80名

【対象】大学生・大学院生

【参加費】無料

【スケジュール】
 14:30 開場
 15:00 開始挨拶
 15:05 プロジェクト説明(藤代:スイッチオンPJプログラムディレクター・ジャーナリスト)
 15:20 夏イベント発表(川上:グロービス経営大学院准教授)
 15:35 トークセッション
     (河井:東海大学文学部広報メディア学科教授、田中:山陰中央新報社記者、美浦:通信社勤務)
 16:20 昨年のプログラム参加学生から
 16:35 質疑応答
 17:00 終了(希望者のみ個別相談)

【記者体験プログラムの概要】
8月6日(金)-8日(日)、代々木オリンピック記念青少年センターで実施。1日目はスイッチオン・プロジェクトの講師陣による伝えるスキルや文章力を学ぶワークショップ。2日目は、現役ジャーナリストや他大学生とチームを組み、記者となってセンター内に配置された(架空の村の)村人に取材しながら、何が起きているのかを明らかにします。

【申込】
フォームよりお願いします。