あらためて「教えるは学ぶに通ず」

 4月から7月まで非常勤講師として講義を担当した明治学院大学から、「授業評価調査」の結果が送られてきました。受講した学生たちに文字通り、授業内容をアンケート方式で評価してもらうものです。2年前に非常勤講師を務めた際に経験済みでしたので、今回は落ち着いて封を開けることができました。「授業内容は分かりやすかったですか」「この講義で新しい知識や考え方が習得できましたか」「この授業は全体としてよい授業だったと思いますか」の各問いでは、8割以上の学生が5段階評価で「5」と回答してくれました。勤務に影響を与えないようにするため授業は毎週土曜日の午前中で、準備もしばしば前夜から当日の未明までかかっていました。正直なところ、体力的にはつらい4カ月でしたが、やってよかったと思います。何より「教えるは学ぶに通ず」で、わたし自身にも得るところが多々ありました。
 学生たちには試験に代えてレポートを課しました。テーマは「わたしの『マイメディア』」。読み応えのある力作も少なくありませんでした。既に学生たちの手元にはわたしの採点結果が届いていると思います。シラバスで予告したとおり、出席を重視した配点にしました。社会の一員として、まずは人の話をよく聞くことが大事だと考えるからです。授業でも繰り返し強調したのは、多様な価値観やものの見方が社会に存在していることの大事さです。人は、知らなかったことや自分とは異なった考えに接したときに、考えが変わることがあります。だから民主主義の社会では少数意見が尊重されなければなりません。今後の社会生活の中で、わたしの授業をきっかけに得たものが何がしか役に立つのだとすれば、それにまさる喜びはありません。
 出席の意欲はありながらも、就職活動で思うに任せなかった学生もいました。ジャーナリズムやマスメディアについて質問、知りたいことなどがあれば、可能な限り応えていきたいと思います。