ニュース・ワーカー2

組織ジャーナリズムに身を置き40年余

被災地へのメッセージと新聞販売店支援「ワンコイン・プロジェクト」(あと5回とのことです)

 このブログでも何回か紹介してきました(「『ワンコイン応援メッセージ』が第10弾に〜新聞産業の一員として参加を続けます」(2012年2月11日)をご覧ください)が、東日本大震災の被災地へのメッセージを新聞折り込み広告として届け、併せて現地の新聞販売店の支援にと、仙台市の新聞販売会社で働く「今だけ委員長」さんこと小関勝也さんが昨年5月から続けていらっしゃる「ワンコイン応援メッセージプロジェクト」が、第19弾に達しました。今月21日付けの朝刊で、宮城県亘理郡山元町の新聞販売店2店に折り込みをお願いしたとのことです。
※小関さんのブログ「しんぶん販売考 今だけ委員長の独りごと」
 「ワンコイン応援メッセージ第19弾 山元町エリアで発行!」(11月16日)
 http://minihanroblog.seesaa.net/article/302121116.html
 ※参加方法の詳細も記載されています
 このプロジェクトは、賛同者が被災地の皆さんへの応援や連帯のメッセージを140字以内で、500円(ワンコイン)を振り込みで、それぞれ小関さん宛に送る仕組み。メッセージはツイッターのDMで140字以内が中心です。集まったメッセージを毎月1回チラシに組み、賛同者の拠出から被災地現地の新聞販売店に手数料を払うモデルです。わたしも新聞産業で働く者の一人として、参加させてもらってきました。
 小関さんと初めてお会いしたのは、新聞労連の委員長当時のこと。以来、交友をいただいています。新聞産業に身を置きながら、通信社育ちで印刷や広告、販売のことをまるで分っていなかったわたしでしたが、多くのことを教えていただきました。以来、新聞をつくって読者に届けるまでに、いかにたくさんの人が関わっているかを常に考えるようになりました。
 小関さんによると、今年12月以降、あと5回の発行を予定。計24回、まる2年間で一区切りとされるようです。12月は宮城県塩釜市でメッセージの受付締め切りは12月10日。来年1月は東松島市、2月は福島県南相馬市、3月は岩手県陸前高田市で、最後の4月はこのプロジェクトが始まった宮城県女川市とのこと。わたしも最後まで参加させていただくつもりです。

拡大写真