【お知らせ】「憲法メディアフォーラム」に衆院選結果と今後を展望する座談会アップ

 新聞労連民放労連出版労連などマスメディア関連の産別労組や映画演劇、音楽、情報の関連産別労組でつくる日本マスコミ文化情報労組会議(略称MIC)と日本ジャーナリスト会議(JCJ)が共同で運営しているサイト「憲法メディアフォーラム」に、昨年12月の衆院選の結果と今後をテーマにした同サイト編集委員の座談会がアップされました。
 同サイトのトップページで前半部分が読めます。
 ※「憲法メディアフォーラム」トップ http://www.kenpou-media.jp/

 全文はサイトからPDFでダウンロードして読めます。
 こちらにも用意しました。 20130101憲法メディアフォーラム・編集委員座談会.pdf 直

 以下に冒頭部分を引用、紹介します。

憲法を争点にし切れなかったメディアにも大きな責任
憲法の闘いを強めよう

 衆院総選挙の結果は、自民党公明党と併せて320議席を獲得するという、極端な結果に終わった。この選挙をどう見るか、これから大切なことは何か。憲法メディアフォーラム編集委員の間で話し合った。
A:大手メディア部長
B:地方紙デスク
C:元大手民放デスク
D:地方紙記者
E:元大手メディア幹部
▼「極右」の勝利
 司会:まず、選挙結果をどう見るか。多党乱立の結果とか、小選挙区制とか、いろいろ言われているが、なぜ、こんなことになったのか、の感想から聞きたい。
 B:「自民圧勝」の事前予想の通りになったので驚きはない。選挙後になって、自民の得票率がそれほど高くないことや、小選挙区制のマジックだとか言われているが、しかし自民と維新、「みんな」を合わせると、今回の選挙は「極右の勝利」と位置づけるしかないと思う。憲法原発も争点にならなかったというより、できなかったし、真ん中より左寄りがお互いに罵倒しあっていて、結果としては極右に完全に負けたということ。参院選に向けてちゃんとそれを直視すべきだろう。
 A:もしかしたら、自民や維新の会に投票した人たちの相当数は、右や左の尺度を離れているのかもしれない。左、つまり共産党社民党は視界のはるか外にあり、視界の左に映っているのはせいぜい民主党までかもしれない。今回は民主党にお仕置きするのが主眼で、その中で既成大政党の安定感を求めるなら自民党、それでは飽き足らず「何かやってくれそう」との期待を込めるなら維新、というふうに分かれたのかもしれないね。
 E:維新は選挙前に橋下が大風呂敷を広げていたこともあって、大阪以外では不発だったとの解説がよくされているが、比例第2党の得票はバカにできない。全国で票を得ているし、護憲勢力にとっては脅威だよ。むしろ、「自民が圧倒的に優勢だ」と、公示直後からマスメディアによって明らかにされた中で、埋没することなくよく得票したのではないか。野党として自民党政権への批判を強めていけば、もともと自民党自体への支持が高いわけではないから、参院選では今回の自民党票が維新に流れることもありうるだろう。
 A:海外から「日本は右傾化している」と見られているが、外から見られているほどには、大多数の日本人はそのことを意識していないように思える。そのことが問題なのではないか。
 B:極右の勝利というのは、国際的には異常なことだ。われわれメディアも含めてそれを客観的に見ることができていない。そのあたり、もっと国内にいる外国特派員などとも意見交換して、発信していく必要があると思う。
 C:小泉政権以後、戦後体制の劣化が明白となった中、2009年にようやく政権交代をさせたが、民主党には残念ながら政権を担う実力がないことが明らかになったのではないか。だから退場させたのだ、と考えたい。今回、自民党が圧勝したといっても、得票は減っている。 
(続く)