読売、日経も安倍内閣「不支持」が「支持」上回る〜誘導質問にも「安保法案反対」過半数

 読売新聞社日経新聞社・テレビ東京がこの週末の7月24〜26日に実施した世論調査で、いずれも安倍晋三内閣の支持率は不支持が支持を上回り、逆転しました。とはいえ支持率は読売新聞は43%で「40%」の底は維持。日経も38%で「3分の1」は上回っています。

 読売新聞の本記はネットで読めます。
※「内閣支持が最低43%…不支持49%、初の逆転」
 http://www.yomiuri.co.jp/feature/TO000302/20150726-OYT1T50098.html

 安倍内閣の支持率は43%で、前回調査(7月3〜5日)の49%から6ポイント下落し、2012年12月の第2次安倍内閣発足以降で最低となった。不支持率は49%と前回の40%から9ポイント上昇して最高となり、初めて不支持率が支持率を上回った。

 安保関連法案の採決が衆院本会議で強行され、可決された17日に、安倍首相が2520億円に膨らんだ建設費が批判を浴びた新国立競技場の建設計画を白紙撤回すると表明したことに対しても賛否を尋ねています。

 安倍首相が新国立競技場の建設計画を白紙に戻して見直すと決めたことについては、「評価する」が83%に達した。ただ、評価すると答えた人の内閣支持は、支持率が46%、不支持率が47%と拮抗しており、首相の決断も、支持率低下に歯止めをかけられなかったようだ。

 読売の紙面の「質問と回答」によると、安保関連法案の設問は前回と同じで、最初の問いは以下の通りでした。

 現在、国会で審議されている、集団的自衛権の限定的な行使を含む、安全保障関連法案についてお聞きします。
◇安全保障法案は、日本の平和と安全を確保し、国際社会への貢献を強化するために、自衛隊の活動を拡大するものです。こうした法律の整備に、賛成ですか、反対ですか。

 回答は賛成38%、反対51%。ちなみに前回は賛成36%、反対50%でした。設問に「日本の平和と安全を確保し、国際社会への貢献を強化するため」と一定の解釈が盛り込まれ、回答を一定の方向に誘導しようとする意図を疑いますが、それでも法案に反対の人が過半数ということのようです。


 日経新聞のサイトの記事は以下の通りです。
※「内閣不支持50%・支持38%、現政権で初の逆転 本社世論調査
 http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS26H1C_W5A720C1MM8000/

 日本経済新聞社テレビ東京による24〜26日の世論調査で、内閣支持率は6月の前回調査から9ポイント低下の38%、不支持率は10ポイント上昇の50%だった。2012年12月発足の現在の安倍政権で初めて逆転した。支持率が4割を割るのも不支持率が50%になるのも初めて。集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法案の今国会成立に「賛成」は26%で「反対」の57%を大きく下回った。