いつも手元に憲法を

 小学館発行の漫画誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」が、日本国憲法の全文を冊子にし、特別付録にするそうです。

※47news=共同通信小学館スピリッツ付録に憲法全文 青年漫画誌、4日発売号」2016年6月30日
 http://this.kiji.is/121200059661631494?c=39546741839462401

 小学館発行の青年漫画誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」の7月4日発売号が、特別付録に日本国憲法全文を収録することが30日分かった。選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられた10日投開票の参院選を控え、坪内崇編集長は「読者に改めて日本を感じてもらいたい」と若者への訴求力アップに期待している。
 特別付録はとじ込み冊子で、A5判全44ページ。憲法全文のほか、同誌に連載する作家陣13人が「日本の風景やイメージ」をテーマに漫画を執筆した。吉田戦車さんは「東日本大震災で被害にあった海辺の町」を、浅野いにおさんは「ある日の放課後」を描いた。

毎日新聞「週刊スピリッツ 憲法全文とイラスト付き冊子付録に」2016年6月30日
 http://mainichi.jp/articles/20160701/k00/00m/040/034000c

 小学館は7月4日発売の青年コミック誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」に、日本国憲法全文と同誌連載中の漫画家のイラストを載せたとじ込み冊子の付録を付ける。参院選ただ中での特別企画について、同社コミック宣伝課の担当者は「若い読者層が多いコミック誌を通じて、選挙の争点の一つでもある日本国憲法についてぜひ考えてほしい」と説明している。
 (中略)
 同社によると、1980年代に憲法全文とさまざまな写真家の作品を載せた本がベストセラーになった経緯があり、担当者は「当時の企画を参考に、今回は写真の代わりにイラストを載せて、憲法を紹介しようと考えた」としている。【木村光則】


 憲法改正は間違いなく、7月10日投開票の参院選の主要な争点の一つだと思うのですが、やはりと言うべきか、選挙戦に入ってからは安倍晋三首相は改憲には触れずにいるようです。それでも参院改憲勢力改憲の発議に必要な3分の2以上の議席を占めるようなことになれば、これまでも特定秘密保護法有事法制がそうであったように、安倍首相は数をたのんで改憲の手続きに乗り出してくることも予想されます。ただ、仮に国会の両院で改憲発議が通るようなことがあるとしても、その是非を判断するのは国民投票です。発議が国会を通ることになったとしても、その通りに憲法が改正されるかどうかは、国民が憲法のありようをどう考えるか次第だということだと思います。
 とは言え、憲法を前文を含めて通読したことがある人は、そんなに多くはないでしょう。ふだんから機会あるごとに気軽に憲法の条文を見て、憲法のありようを考えるには、いつも手元においておける冊子はいいアイデアだと思いました。

 私自身は、メモ帳程度の大きさの冊子を持ち歩いています。福岡県建設労働組合が作成した憲法手帳です。ちょうど10年前に退任した新聞労連の委員長当時、福岡市で開かれた憲法関係の集会に参加した際にいただきました。以来10年以上、ずっと手元に置き、事あるごとにページを繰って、憲法の各条文を目にしてきました。すっかり手になじんでいます。今後、改憲論議が高まるようなら、以前にもましてページを繰ることになると思います。