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安倍晋三内閣の支持率続落、「26%」も

 先週末に行われた世論調査の結果がいくつか報じられています。安倍晋三内閣の支持率は続落です。以下の通りです(カッコ内は前回比、Pはポイント)。

▼毎日新聞 ※7月22~23日
「支持」26%(10P減)
「不支持」56%(12P増)...
「関心がない」17%(±0)

▼産経新聞・FNN ※7月22~23日
「支持」34・7%(12・9P減)
「不支持」56・1%(13・2P増)

▼日経新聞・テレビ東京 ※7月21~23日
「支持」39%(10P減)
「不支持」52%(10P増)

 毎日新聞の調査では「支持」は26%と、3割を割り込みました。毎日新聞の調査は回答項目に「関心がない」があり、他社の調査と比べると、支持率、不支持率とも低めに出る可能性があります。それでも各調査とも、前回調査と比べて支持が10ポイント程度減り、不支持が10ポイント程度増え、支持と不支持が逆転している点は共通しています。

 個別の質問では、毎日新聞の調査が、安倍首相は引き続き、自民党総裁も3期目を務めた方がよいかどうかを聞いたのに対し、「総裁を続けた方がよい」23%に対し「代わった方がよい」62%でした。産経新聞・FNNの調査では、安倍首相を信頼しているか否かを聞いたのに対し、「信頼している」29・6%に対し「信頼していない」63・8%でした。やはり、首相自身の信頼の失墜により、内閣支持率が続落しているとみてよさそうです。

 興味深かったのは、毎日新聞が朝刊総合面に載せた表です。支持率が20%台になった最近の主な内閣を四つ並べ、20%台になってから退陣するまでの期間を紹介しています。それによると、第1次安倍内閣は1カ月、福田内閣5カ月、麻生内閣9カ月、鳩山内閣1カ月でした。

 ※参考

安倍晋三内閣の支持率の推移(2017年1月~)※随時更新 - ニュース・ワーカー2