勢い感じられない「希望の党」~備忘・朝日新聞の世論調査結果

 朝日新聞社が10月3、4日に実施した電話世論調査の結果が報じられています。10月10日公示の衆院選での比例代表の投票先では、「希望の党」との回答は12%でした。民進党が希望の党への合流を決める前の9月26、27日に実施した前回調査では13%で、朝日の記事は「支持傾向に大きな変化はなかった」との評価を示しています。希望の党の代表の小池百合子・東京都知事が衆院選に立候補するべきだと思うかどうかでは、「都知事を続けるべきだ」が79%にも上り、希望の党への期待も、「期待する」35%に対し「期待しない」50%と、前回調査に比べて「期待する」が10ポイント減る一方で「期待しない」が11ポイント増えました。総じて、希望の党への期待も、小池氏の国政への待望論も盛り上がらずにいる、とみていいように思います。

 その要因としては、やはり民進党出身者を「排除」「選別」したことのように思います。しかし、調査では、小池氏が民進党から合流する候補者に対し、安全保障や憲法観などの基本政策で一致しない人は、公認しない考えを打ち出したことへの適否も聞いており、「妥当だ」が53%でした。支持伸び悩みの要因は、必ずしも「選別」「排除」ではないのかもしれません。

 希望の党が排除した、あるいは希望の党に行かない選択をした民進党出身者の「立憲民主党」は、比例代表の投票先では公明党と並んで7%となっており、一定の存在感を得ているようです。

 主な調査結果を、備忘を兼ねて書きとめておきます。単位は%、カッコ内は9月26、27日の調査の結果です。安倍晋三内閣への支持は微増でした。

 

◆内閣支持率

 「支持」40(36) 「不支持」38(39)

◆比例代表の投票先

 自民党35(32) 公明党7(6) 共産党6(5) 日本維新の会4(3) 希望の党12(13) 自由党1(1) 社民党1(2) 日本のこころ0(0) 立憲民主党7(―) 答えない・分からない27(29)

◆「希望の党」に期待しますか。期待しませんか。

 期待する35(45) 期待しない50(39) その他・答えない15(16)

◆希望の党の小池百合子さんは、民進党から合流する候補者に対し、安全保障や憲法観などの基本政策で一致しない人は、公認しない考えを打ち出しています。こうした判断は妥当だと思いますか。

 妥当だ53 妥当ではない25 その他・答えない22

◆希望の党代表の小池百合子さんが、都知事をやめて衆院選に立候補するべきだと思いますか。それとも、都知事を続けるべきだと思いますか。

 衆議院選挙に立候補するべきだ9 都知事を続けるべきだ79 その他・答えない12