NHKが1月7〜9日の3日間実施した電話世論調査の結果が報じられました。安倍晋三内閣の支持率は、前回(昨年12月9〜11日)の調査より5ポイント上がって55%、不支持率は3ポイント下がって29%だったとのことです。
※「世論調査 安倍内閣支持する55% 支持しない29%」=2017年1月10日
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170110/k10010834461000.html
安倍首相が12月28日に米ハワイの真珠湾を訪ね、日本軍の攻撃による犠牲者をオバマ米大統領とともに慰霊し、所感を発表したことに対しては、「大いに評価する」「ある程度評価する」が合わせて8割に達しており、この高い評価が内閣支持率の上昇にもつながっているように思います。他メディアの世論調査ではどのような傾向が示されるか、後続の調査を待とうと思います。
備忘のため、NHKの調査のうち主な結果を書きとめておきます。
▼日本政府が、韓国プサンの日本総領事館の前に慰安婦問題を象徴する少女像が設置されたことは極めて遺憾だとして、韓国駐在大使らの一時帰国などの対応を決めたことについて
「評価する」50%、「評価しない」9%、「どちらとも言えない」32%
▼安倍首相がハワイを訪れ、真珠湾攻撃の犠牲者をオバマ大統領とともに慰霊し、不戦の誓いと日米の和解の意義を強調した所感を発表したことについて
「大いに評価する」33%、「ある程度評価する」48%、「あまり評価しない」10%、「全く評価しない」4%
▼トランプ次期米大統領のもとで今後の日米関係は全体として今よりもよくなると思うか
「良くなる」5%、「悪くなる」40%、「変わらない」34%
▼昨年12月に安倍首相がロシアのプーチン大統領と首脳会談を行い、北方領土で共同経済活動を行うため、特別な制度を設ける交渉を始めることで合意したことについて
「大いに評価する」7%、「ある程度評価する」46%、「あまり評価しない」31%、「全く評価しない」9%