ニュース・ワーカー2

組織ジャーナリズムに身を置き40年余

2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

そこに「読者」がいなければジャーナリズム足りえない〜スイッチオン「記事の書き方」ワークショップ

新聞や放送、出版などのマスメディアで働くプロやメディア研究者らがデスク役となり、大学生の取材・記事執筆を指導する実験的ジャーナリズムの試み「スイッチオン」プロジェクトの第2回全体ミーティングが30日午後、東京・池袋の立教大で開かれました。…

復帰37年、沖縄の基地と日本国民の総意

日付が変わって3日遅れのエントリーになりましたが、5月15日は37年前の1972年に沖縄が日本に復帰した日でした。沖縄で今年で32回目を数える「平和大行進」のニュースが伝えられています。※沖縄復帰37年で「平和行進」 「基地のない島」求め2…

自衛隊に何をどこまでさせるのか〜集団格闘死事件が問うもの

海上自衛隊には対テロなどを専門とする「特別警備隊」という特殊部隊が広島県江田島市にあります。その隊員養成課程で昨年9月、養成過程を辞めることが決まっていた当時25歳の3等海曹が、15人を相手にした格闘訓練中に倒れ、16日後に死亡する事件が…

読書:「『戦地』派遣 変わる自衛隊」(半田滋 岩波新書)

「戦地」派遣―変わる自衛隊 (岩波新書)作者: 半田滋出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/02/20メディア: 新書 クリック: 4回この商品を含むブログ (13件) を見る 著者の半田さんは1992年以来、防衛省(旧防衛庁)取材を手掛ける東京新聞編集委員。以…

BPO意見書が指摘するメディアの「内部的自由」の重要性

NHKと日本民間放送連盟(民放連)がつくっている第三者機関として放送倫理・番組向上機構(BPO)という組織があります。「言論・表現の自由を確保しつつ、視聴者の基本的人権を擁護するため、放送への苦情や放送倫理上の問題に対し、独立した第三者の…

人権の保障を問う沖縄タイムス〜憲法記念日の各紙社説

5月3日の憲法記念日には例年、新聞各紙が社説で憲法を取り上げます。戦争放棄と戦力不保持を定める9条を中心として現行憲法をどう考えるのか、新聞ごとのスタンスの違いを知る機会として毎年、注目しています。ことしの在京紙各紙はどうだったのか、見出…