ニュース・ワーカー2

組織ジャーナリズムに身を置き40年余

2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「記者体験プログラム」遅めの振り返り〜「分かっている」と「できる」の差異

8月6日から8日までの2泊3日、東京・代々木のオリンピック記念青少年総合センターで行われたスイッチオン・プロジェクト「記者体験プログラム」に、参加学生・大学院生の模擬取材をサポートするデスク役として参加しました。日がたってしまいましたが、…

戦争と平和と歴史〜8月15日に考えたこと

ことしも8月15日を迎えました。日本とアジア各地におびただしい犠牲者を生んだ戦争が、日本の敗戦で終わってから65年がたちました。8月は6日の広島、9日の長崎への原爆投下、そして15日の敗戦の日と、新聞各紙にも連日、戦争体験の継承や平和につ…

ひとこと:女性自衛官の勝訴確定と普天間訴訟の行方

一つ前のエントリーで取り上げた航空自衛隊の女性自衛官に対する性的暴行と退職強要を認定した7月29日の札幌地裁判決が、13日午前零時で確定しました。防衛省は12日、控訴を断念することを表明しました。 「セクハラ訴訟で国控訴断念 『感無量』と元…

「個」が尊重されない自衛隊〜札幌地裁が性的暴行と退職強要を認定

7月29日は一つ前のエントリー(「『飛行差し止め』を実現させるもの」)で触れた普天間爆音訴訟のほかにも、個人的に注目していた司法判断がありました。北海道の航空自衛隊レーダー基地で階級が上の自衛官の男から強姦未遂の暴行を受けた上、相談した上…

「飛行差し止め」を実現させるもの

沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場の周辺住民らが、米軍機の飛行差し止めと損害賠償などを求めた訴訟の控訴審判決が7月29日、福岡地裁那覇支部(河辺義典裁判長)であり、飛行差し止めは一審判決に続いて退けられましたが、賠償額は2・5倍に引き上げら…