ニュース・ワーカー2

組織ジャーナリズムに身を置き40年余

2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

沖縄慰霊の日に考える戦争体験の継承

きょう23日は沖縄慰霊の日です。第2次世界大戦末期の沖縄戦で、日本軍の組織的戦闘が終結したことにちなんで、沖縄県が制定しています。生活の場が戦場になり、おびただしい住民の犠牲を生んだこと、その延長に今日の米軍基地問題があることを、わたし自…

物事の進め方、決め方の正統性が問われる〜大飯原発再稼働が決まって感じること

関西電力大飯原発3、4号機の再稼働が、先週末の16日に最終的に決まりました。福井県の西川一誠知事が同日、野田佳彦首相に再稼働に同意することを伝え、これを受けて首相は関係閣僚会合で正式に決めました。関連のニュースは16日土曜日から翌17日日…

日隅一雄さん、安らかに ※追記:憲法メディアフォーラムに追悼文

弁護士でありニュースサイトNPJ編集長、そしてジャーナリストでもある日隅一雄さんが6月12日午後8時28分、がん性腹膜炎のため永眠されました。 ※NPJ http://www.news-pj.net/ わたしが新聞労連委員長だった当時に面識をいただき、以来、さまざま…

続・大飯再稼働と首相会見 ※追記あり

関西電力大飯原発の再稼働問題をめぐって野田佳彦首相が8日に行った記者会見と、それを報じた新聞各紙に触れた前回のエントリーの続きです。 ※参考過去エントリー 「大飯再稼働を超える首相会見の意味〜社会の意思はどう代表されればいいのか」=2012年…

大飯再稼働を超える首相会見の意味〜社会の意思はどう代表されればいいのか

関西電力大飯原発3、4号機の再稼働問題をめぐり、野田佳彦首相は8日に記者会見し「国民生活を守るため、再稼働すべきだというのが私の判断だ」「今原発を止めてしまっては日本の社会は立ち行かない」と表明しました。5月30日に関西広域連合が事実上、…

大飯再稼働「決断」へ〜関西の意思、広域連合に負わせ

関西電力の大飯原子力発電所3、4号機の再稼働問題で5月30日、大きな動きがありました。電力消費地である「関西」の意思を負う立場として、関西広域連合が事実上、再稼働を容認する姿勢を打ち出しました。同日に鳥取県で開かれた関西広域連合の会合で、…