ニュース・ワーカー2

組織ジャーナリズムに身を置き40年余

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「戦地で取材し発信するジャーナリストは公益の担い手」(西日本新聞)、「ジャーナリストがそこにいなければ、世界に真実が伝わらない」(琉球新報)~安田純平さん生還、新聞各紙の社説

シリアで拘束されていた安田純平さんの3年4カ月ぶりの解放と帰国を巡って、新聞各紙も10月25日付以降、社説、論説で取り上げています。ネットで目にしたものをまとめました(後掲、10月29日現在)。 各紙とも、まずは安田さんの無事解放を喜ぶトー…

「安田純平さんの帰国を喜び合える社会を目指して」~新聞労連の声明に共感

ジャーナリストの生死を巡る2件のニュースが報じられています。一つは、シリアで拘束されていた安田純平さんの3年4カ月ぶりの解放と帰国。もう一つはトルコのサウジアラビア領事館で死亡したジャマル・カショギ氏が、領事館で殺害されたと指摘されている…

沖縄の訴え受け止め、基地をわがことととらえ始めた一群の地方紙~沖縄県知事選を巡って③地方紙・ブロック紙の社説

9月30日の沖縄県知事選で、名護市辺野古への新基地建設に明確に反対を掲げた前衆院議員の玉城デニー氏が、安倍晋三政権と与党の全面的支援を受けた前宜野湾市長の佐喜真淳氏を大差で破ったことに対しては、沖縄県外(日本本土)の多くのブロック紙・地方…

政権に「深刻な反省が必要」(朝日)、「本土と沖縄の意識差」言及(毎日) 玉城氏に事実上の公約撤回求める読売、産経~沖縄県知事選を巡って②全国紙の社説

9月30日の沖縄県知事選は、故翁長雄志前知事の遺志を継いで、名護市辺野古への新基地建設反対を掲げた玉城デニー氏が、安倍晋三政権と国政与党の全面支援を受けた前宜野湾市長の佐喜真淳氏を破って当選しました。この選挙結果に対して沖縄県外、日本本土…

情報量多かったのは安倍政権に批判的な朝日、東京~沖縄県知事選をめぐって①選挙期間中の在京紙報道

9月30日に投開票が行われた沖縄県知事選挙について、いくつか書きとめておきます。 まず知事選投開票までの本土マスメディアの報道についてです。このブログでは、東京発行の新聞各紙が沖縄県知事選や米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設問題をどのよ…

お知らせ:11月3日に東京で労組主催の「マスコミ業界就職フォーラム2020」

告知をいただいたイベントの紹介です。 新聞労連や全印総連、民放労連、出版労連、広告労協などマスメディア関連の産別労組でつくる「日本マスコミ文化情報労組会議」(略称MIC)が11月3日(土)に東京で、「マスコミ業界就職フォーラム2020」を開…

沖縄の民意をどう受け止めるか、日本本土の側が問われる番~知事選で玉城デニー氏圧勝、在京紙の報道の記録(速報)

沖縄県知事選は9月30日の投開票の結果、辺野古新基地建設反対を前面に掲げた前衆院議員の玉城デニー氏が当選しました。辺野古新基地の是非には触れず、安倍晋三政権の全面支援を受けた前宜野湾市長の佐喜真淳氏らを破りました。沖縄タイムスによると、玉…