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組織ジャーナリズムに身を置き40年余

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

東京高検検事長は定年延長しても検事総長になれない~人事院の研究会資料に「他の官職に異動させることができない」と明記

※安倍晋三内閣が2月18日に閣議決定した答弁書で、黒川東京高検検事長を検事総長に任命することは可能としている点について追記しました(2020年2月29日)。 東京高検検事長の定年延長問題に関連して、人事院のサイトに興味深い資料がありました。 …

「法の支配否定」「ご都合主義」「論理破綻の開き直り」~検事長定年延長、「桜を見る会」の新聞各紙社説・論説

「桜を見る会」を巡る安倍晋三首相の説明にはいくつも疑念が浮かび、東京高検検事長の定年延長を巡っては、検察庁法と国家公務員法の解釈を変更したとする手続きに不自然さがいくつも指摘されています。日本の法治主義や民主主義が大きく揺らいでいます。新…

答弁撤回や日付のない協議文書は何を示しているか~不自然さが増す一方の検事長定年問題

以前にこのブログで触れた東京高検検事長の定年延長問題は、その後も信じられないような動きが続きました。2月13日に安倍晋三首相が衆院本会議で、「検察官の勤務(定年)延長に国家公務員法の規定が適用されると解釈することとした」と唐突に解釈変更を…

安倍晋三内閣の支持率が急落、とは言え昨年12月と同水準 ※追記:朝日調査は横ばい

2月の世論調査の結果が2件報じられています。14~16日に実施された読売新聞の調査と、15、16日の共同通信の調査です。安倍晋三内閣の支持率は、読売調査では前回1月調査から5ポイント減の47%、共同通信調査では同8.3ポイント減の41.0…

これがまかり通るなら何でもできる、安倍首相の「解釈変更」答弁~東京高検検事長の定年延長のおかしさ

数を恃んだ強引さがこれまでも再三指摘されてきた安倍晋三政権ですが、今までとは質の上でも異なると思われる、違法の疑いが極めて濃厚で恣意的な措置が批判を浴びています。東京高検の黒川弘務検事長の定年延長です。 2月8日の64歳の誕生日で定年退官す…

不祥事、疑惑続きでも落ちない安倍晋三内閣の支持率~1月の世論調査結果から

1月に実施された新聞通信各社とNHKの電話世論調査の結果のうち、安倍晋三内閣の支持率について書きとめておきます。 前回昨年12月の調査との比較で、安倍内閣の支持率は共同通信調査(1月11、12日実施)が6.6ポイント、読売新聞調査が4ポイン…