ニュース・ワーカー2

組織ジャーナリズムに身を置き40年余

大阪・関西

被爆者運動の歴史から見通す原発事故〜被爆地の記者に学ぶ視点

8月6日の広島に続き、9日は長崎の原爆の日でした。一つ前のエントリー(「大震災、原発事故と『戦争と平和』、ジャーナリズムの間〜8月を迎えて考え続ける)を書いた後も、同じ核である原爆と原発の二つをどう考えていけばいいのかと、色々な人の発言を…

大震災、原発事故と「戦争と平和」、ジャーナリズムの間〜8月を迎えて考え続ける

8月6日は66回目の広島原爆の日でした。投下時刻の午前8時15分、一人でそっと黙祷しました。 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の後、初めての原爆の日。松井一実市長は平和記念式典の平和宣言で「脱原発を主張する人々、あるいは、原子力管理の…

脱原発デモの各紙報道に差

東日本大震災に伴う福島第一原発事故を契機として、“脱原発”論議がマスメディアの報道にも目立つようになってきました。その中で先週末、東日本大震災から3カ月の6月11日土曜日に、日本でも各地で脱原発を掲げるデモやパレードがありました。12日付の…

君が代も定数削減も押し切った大阪維新の会〜橋下氏「新しい地方議会」

前々回と前回のエントリーで触れた「大阪維新の会」大阪府議団が議案提出したいわゆる「君が代起立条例」(大阪府の施設における国旗の掲揚及び教職員による国歌の斉唱に関する条例)は3日夜、府議会本会議で採決が行われ、単独過半数を占める維新の会など…

日の丸・君が代、起立斉唱の職務命令に「合憲」判断は出たが

ひとつ前のエントリー(「大阪維新の会」君が代起立条例の報道に差)で取り上げた「大阪維新の会」の君が代起立条例案にも関係が深い司法判断が出ました。最高裁は5月30日、元東京都立高の教諭が、君が代斉唱の際に起立しなかったことを理由に退職後の再…

「大阪維新の会」君が代起立条例の報道に差

大阪府の橋下徹知事が率いる地域政党「大阪維新の会」の府議団が25日、府内の公立小中高校の教職員に対し、入学式などの君が代斉唱時に起立・斉唱することを義務付ける条例案を府議会に提出しました。「国歌斉唱をめぐる教職員と学校・教育委員会側とのト…

「憲法記念日ペンを折られし息子の忌」〜朝日阪神支局事件から24年

憲法記念日の3日、兵庫県西宮市の朝日新聞阪神支局を訪ねました。一階の入り口に24年前のこの日、散弾銃で襲われ殺害された小尻知博記者(当時29歳)の遺影が花に包まれるように飾られていました。記帳、焼香して、支局3階の「朝日新聞襲撃事件資料室…

ひと言:JR尼崎脱線事故6年

25日は、2005年に兵庫県尼崎市のJR福知山線で通勤電車が脱線、転覆し、乗客106人と運転士が死亡、562人が重軽傷を負ったいわゆる「JR尼崎脱線事故」から6年の日でした。大阪発行の新聞各紙は夕刊で、尼崎市内で開かれた追悼慰霊式や、6年…

二・二六事件から75年

きょう2月26日は、1936(昭和11)年の二・二六事件から75年です。このクーデター未遂事件については、わたしはその後の1945年の敗戦まで続く「戦争社会」のありようを考える上で、今日の社会にとっても依然として小さくない意味を持つと考え…

東京を離れて大阪に行きます

報告です。勤務先の人事異動があり、2月下旬に東京から大阪に転居します。 勤務先の通信社に「記者職」として入社したのは1983年でした。最初の任地の青森には4年、次の埼玉には3年でした。東京の本社社会部に8年半在籍した後は、横浜支局デスク、社…