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組織ジャーナリズムに身を置き40年余

「ワンコイン応援メッセージ」石巻で10日に配布〜息長く継続、参加してみませんか


 東日本大震災の被災地への応援メッセージを新聞折り込み広告として届け、併せて現地の新聞販売店の支援にと、仙台市の新聞販売会社で働く「今だけ委員長」さんこと小関勝也さんが続けていらっしゃる「ワンコイン応援メッセージプロジェクト」は、第3弾の宮城県石巻市編のメッセージチラシが完成しました。小関さんから連絡をいただきました。7月10日の河北新報をはじめ各紙1万5千部へ折り込まれます。
 ※小関さんのブログ「しんぶん販売考 今だけ委員長の独りごと」
 ワンコイン応援メッセージ第3弾 石巻編が出来あがりました!(7月2日)
 http://minihanroblog.seesaa.net/article/212868174.html

 このプロジェクトは、賛同者が被災地の皆さんへの応援や連帯のメッセージを140字以内でツイッターのDM(ダイレクト・メール)で、切手500円分を郵送で、それぞれ小関さん宛に送ります(DMはミクシィのメッセージの場合もあります)。集まったメッセージをチラシに組み、被災地現地の新聞販売店に折り込み広告として配布を依頼し、賛同者の拠出から手数料を払うモデルです。初回は宮城県女川町、2回目は宮城県気仙沼市でした。
 小関さんのブログによると、今回は佐賀新聞労組が5月29日に開催した「結成50周年記念式典」の際にプロジェクトを紹介するブースを会場内に設け、記念講演を聴きに来場された一般市民の方からも賛同があったそうです。また、中日新聞労組が組合ニュースで紹介するなど、回を重ねるにつれ、このプロジェクトはマスメディア関係者の間でも少しずつ知られるようになってきています。
 新聞は作った段階では紙の束でしかなく、読んでもらう読者がいて初めて意味を持つメディアです。わたし自身、新聞の仕事の端くれに連なる一人として、新聞を読者に届けている販売店の皆さんへ、少しなりとも支援と連帯の表明になればと、このプロジェクトには1回目から参加させていただいています。被災地へのメッセージについても、遠く離れた大阪にいてできることへの一つとして、義援金とは別の試みとして賛同しています。
 小関さんによると、このプロジェクトは息を長く続けて行かれるそうです。次回は宮城県南部の都市、亘理町や山元町エリアでの発行を計画とのこと。マスメディア関係者、とりわけ新聞産業に携わる方は、一緒に参加してみませんか。

※参考過去エントリー
「被災地の新聞販売店支援へ『ワンコイン応援メッセージ』」(2011年5月7日)
http://d.hatena.ne.jp/news-worker/20110507/1304728988
「気仙沼へ『ワンコイン応援メッセージ』第2弾」(2011年6月7日)
http://d.hatena.ne.jp/news-worker/20110607/1307456337
「『ワンコイン応援メッセージ』」次は石巻へ、多くの方の賛同・参加を」(2011年6月11日)
http://d.hatena.ne.jp/news-worker/20110611/1307767643