はてなブログから、1年前のブログ記事を振り返りませんか、とのメールが届きました。「どれどれ」と思いながらちょうど1年前、昨年12月1日にアップした記事を見たら、前月11月にマスメディア各社が実施した世論調査結果のまとめでした。
安倍晋三首相(当時)主催の「桜を見る会」に地元支援者が多く招待されていたことが国会でも追及されるようになったは11月中旬でした。各社の調査がこの問題を取り上げ、うち3件の調査では、招待客の人選に関与していないとの安倍氏の国会での説明に納得できるか、信頼できるかを尋ねています。回答は「納得できない」「信頼できない」がそろって7割近くに達していました。
一つ前の記事でも取り上げた通り、今日に至って、「桜を見る会」前夜の夕食会の経費を、安倍氏側が補填していたことが明らかになっています。仮に「周辺関係者」が言うように、安倍氏が秘書からそのことを知らされていなかったとしても、首相当時に国会で繰り返し、虚偽を述べていたことの政治的、道義的責任は免れません。
さて、東京地検特捜部の聴取に対し、夕食会の費用の補填を認めたと伝えられる安倍氏の秘書らは、招待客の人選については何を話しているのでしょうか。いずれにせよ、安倍前首相は公の場で、真相を包み隠さず話すべきです。