国葬「国論を二分」の表現は「印象操作」のおそれ

 いつも参考にしているツイッター・アカウントの「三春充希(はる)⭐未来社会プロジェクト」さん(@miraisyakai)が、安倍元首相の国葬について、世論調査の集計をもとに「国論二分といえたのは7月中の一時期だけで、その後、世論は一方的に反対へと傾いていった」と指摘しています。
 https://twitter.com/miraisyakai/status/1572153593259786241

 なるほど、と思って、手元でまとめているマスメディア各社の世論調査の推移を改めて眺めてみました。新たに気づいた点は以下の通りです。

  • 国葬に肯定的な意見が過半数に達していたのは、7月の産経新聞・FNNの調査ただ1回きり。「よかった」「どちらかといえばよかった」が計50.1%。9月の調査では「賛成」25%(時事通信)、「賛成」27%(毎日新聞・社会調査センター)など、3割を切る結果も。
  • 過半数に達しないまでも肯定的評価が否定的評価を上回っていた、との観点で見ても、7月のNHK調査(「評価する」49%、「評価しない」38%)、8月の読売新聞調査(「評価する」49%、「評価しない」46%)の2回しかない。

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 マスメディアの報道では「国論二分」という表現は避けるべきでしょう。報道に接した人が、実態以上に肯定的評価が多いと受け止めてしまう可能性があります。いわゆる「印象操作」のおそれがあります。