ニュース・ワーカー2

組織ジャーナリズムに身を置き40年余

2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

京品ホテルの強制執行で裁判官の人権感覚が問われている

一つ前のエントリーで取り上げた京品ホテルの強制執行に関連して、わたし自身の考えをどんな風に書こうかと考えていたときに、ルポライターの鎌田慧さんが1月27日付の東京新聞朝刊の特報面「本音のコラム」で、「太陽のない街」と題した一文を書いている…

京品ホテルに強制執行

以前のエントリー「京品ホテルはだれのものか?」で紹介した東京・品川駅前の京品ホテルに東京地裁が25日朝、強制執行に入りました。多数の警察官、警備員を伴っての強制執行だったようです。ブログ「京品ホテル、自主営業中!」に早朝からの動きが写真つ…

読書:「シビックジャーナリズムの挑戦 コミュニティとつながる米国の地方紙」(寺島英弥 日本評論社)

シビック・ジャーナリズムの挑戦―コミュニティとつながる米国の地方紙作者: 寺島英弥出版社/メーカー: 日本評論社発売日: 2005/05/20メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (8件) を見る 著者は仙台市に本社を置く…

京品ホテルはだれのものか?

破綻したリーマン・ブラザーズ系企業の関与が指摘されたこともあって大きな話題になっていましたが、東京のJR品川駅前の老舗「京浜京品ホテル」の廃業と売却に反対し、従業員らが労働組合を結成して自主営業を続けている問題で、東京地裁が15日、労組側…

「年越し派遣村」を社会運動として伝える意義〜ボランティア「とね」様へのお答え

前回のエントリーの続きです。年越し派遣村のボランティアに参加された「とね」様からのご質問に答えてみたいと思います。 重複になりますが、1月4日のエントリーに対する「とね」様からのコメントを再掲します。 私の記事を取り上げていただき、ありがと…

「年越し派遣村」ボランティアの「とね」様のご質問

年末の12月31日から東京・日比谷公園に開設されていた「年越し派遣村」が1月5日、区切りを迎えて終了しました。1月4日のエントリー「他人事ではないから『年越し派遣村』を報じる意味は大きい」の「追記」でリポートを引用、紹介したボランティアの…

お知らせ:サイト「憲法メディアフォーラム」恒例の座談会アップ

以前にもこのブログで紹介してきましたが、新聞や放送、出版などの産業別労働組合でつくる日本マスコミ文化情報労組会議(略称MIC)と日本ジャーナリスト会議(略称JCJ)が共同で運営している「憲法メディアフォーラム」というサイトがあります。憲法…

他人事ではないから「年越し派遣村」を報じる意味は大きい

ひとつ前のエントリーでも書きましたが、昨年12月31日に東京・日比谷公園で始まった「年越し派遣村」は1月2日になって入村者が収容能力を大幅に超え、実行委員会の申し入れを受けた厚生労働省が省内の講堂を5日朝まで開放。年明け早々の大きなニュー…

年越し派遣村のボランティアに敬意

新しい年になりました。本年もよろしくお願いいたします。 昨日のテレビニュースをはじめ、けさの新聞各紙も取り上げているようですが、東京・日比谷公園で昨日から1月5日までの予定で「年越し派遣村」が開かれています。共同通信の記事の一部を引用します…