一つ前の記事の続きです。
北海道新聞の記者が、ロシア・サハリン州のユジノサハリンスク支局での任期を終えて帰国する前夜、ロシア連邦保安局(FSB)にスパイ容疑で身柄を拘束された事件について、ロシア当局への抗議の意思を表明し、拘束された記者の解放を求めます。厳しい環境の中で関連の取材を続ける日本メディアの記者の皆さんに敬意を表します。このブログでは、この事件をめぐる動きを書きとめておきます。
▽「スパイ」の根拠を示していない
記者の拘束について、ロシア政府は何度か公式にコメントしています。駐日ロシア大使館が日本語訳をSNS(フェイスブック)で発信しています。
※The Embassy of the Russian Federation in Japan
https://www.facebook.com/profile.php?id=100066546578635
www.facebook.com
10月18日午前9時半の時点で投稿は以下の3件でした。
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid022hvaw3V6UZcCHUCsFrmbJapLwtiSUKMRv5p4sFfMWizbstGznKjLhzFhGFqgkvKDl&id=100066546578635
ロシア外務省ザハロワ報道官、日本人記者の拘束についてコメント(2026年10月13日)
💬 本日、サハリン州において、ロシア外務省に記者登録している北海道新聞今井裕紀記者がわが国領内で諜報活動を行ったとしてロシア連邦保安局により拘束された。👉 同記者には、ロシア連邦刑法第276条が規定する犯罪、すなわちスパイ行為の容疑がかけられている。
日本当局が我が国の安全保障を損なう目的の情報収集をするために、外国人記者の地位を有するロシア駐在の特派員を利用しようとしていることは、まことに遺憾である。本日の出来事はこれ一回に留まるものではないことを、指摘せざるを得ない
特別軍事作戦の開始後に日本政府がとった反ロシア政策による二国間協力の全体的な悪化と、極東におけるわが国の安全保障上の正当な利益に影響及ぼす日本の再軍事化路線へのロシア側の懸念に耳を傾けようとしない日本当局の姿勢をふまえて、今回の出来事はロシアと日本の関係に新たな影を落とす要因となると指摘せざるを得ない。
❗️ 日本政府に対しては、ロシアに対する敵対的な措置を放棄し、自らの方針を見直して変更することを、改めて要請する。
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid0xpJA4LCiU59AKf6cxn68HHvBuzXuuWD747SE5PLvSTzBMBffjMxMHsRb6SrJp4t5l&id=100066546578635
ロシア連邦保安庁:
⚡️ロシア連邦保安庁は、サハリン州において、ロシア外務省の認可を受けた日本の新聞社『北海道新聞』のユジノサハリンスク支局特派員として勤務する日本国民の違法活動を阻止しました。当該人物は日本の諜報機関のためにスパイ活動を行った疑いが持たれています。
捜査活動により、当該外国人はロシアの防衛力に関する情報を収集・保管していたことが判明しました。諜報機関はロシア連邦の安全保障を脅かす上で使用するため、そうした情報を伝達するよう指示していたのです。
当該外国人は出国直前にサハリン州で拘束され、その後モスクワへ移送されました。
❗️ロシア連邦保安庁の捜査局は、ロシア連邦刑法第276条(スパイ行為)に基づき、日本人1名に対する刑事事件を立件しました。モスクワのレフォルトヴォ地区裁判所の決定により、当該外国人は身柄を拘束されています。
現在、さらなる調査および捜査活動が進行中です。
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid02nA4Hy3PVNYxEt5iyqyRh848np2rqFdQShz2jtGqv3nFpZaiuzstPwZqDjBEC9irrl&id=100066546578635
駐日ロシア大使館のコメント
🗣10月14日、N.S.ノズドリェフ駐日ロシア大使は、日本外務省で行われた中村仁威外務省欧州局長との会談において、ユジノサハリンスク市でロシア法執行機関により北海道新聞の日本人記者が拘束された件、および中国黒竜江省の行政・経済界の代表がイトゥループ(択捉)島を訪問した件に関する日本側の申し入れを、断固として退けた。
❗️ ノズドリェフ大使は、日本の情報機関がわが国の安全保障と防衛力を損なう目的で機密情報を収集するために、ロシアで記者登録を受けているジャーナリストを含む民間人を『協力』に引き込んでいる状況は受け入れがたいものであると、中村欧州局長に指摘した。また、ロシアの管轄機関がこのような試みをこれまでにも繰り返し阻止してきたことも強調した。当該日本人が現行犯で拘束される様子を映した公開済みの捜査映像にも中村局長の注意を促して、この件に関する捜査上の措置はロシアの法令に則って行われることを強く主張した。
☝️中国代表団によるサハリン州訪問については、中国当局との包括的パートナーシップと戦略的協力の枠組みにおいて、地域間交流等の実務的協力は(ロシア極東地域の社会・経済的発展プログラムを背景とするものを含め)今後も漸進的に拡大していくことを、ノズドリェフ大使は指摘した。
一連のコメントでは、北海道新聞記者が日本の諜報機関のためにスパイ活動を行い、収集したロシアの防衛力に関する情報を諜報機関に伝達するよう指示を受けていたと主張しています。しかし、具体的な根拠は示していません。
一般的に、記者の取材活動がその国の秘密保護法制に抵触することはあり得ます。しかし、そうした取材活動が、自国の情報機関の指示に基づくかどうかは、まったく別の問題です。このブログの一つ前の記事でも触れたように、少なくとも日本では新聞記者が何らかの国家機関の指示を受けて情報収集に動くといったことはありえません。報道は独立の立場で行っていることであり、記者は独立の立場で取材しています。論調として「国益」を強調する新聞があるとしても、政府からは独立した存在です。また、記者にとって国家機関は取材対象でもあり、その要員と接触することはありますが、そのことがただちに「指示」を意味するわけでもありません。「取材、報道の独立」は「公正中立」「政治的中立」などと表現されることも少なくないのですが、日本の新聞界で共有されている報道の倫理の基本中の基本です。
▽真っ先に新聞労連が声明
ロシア側のコメントを踏まえるなら、今回の事件の核心の一つは記者の行動が「取材」なのか「スパイ行為」なのかです。この点に関して北海道新聞社は16日早朝、ホームページ上に編集局長が見解を公表して、「政府の指示」を明確に否定しました。
■北海道新聞社編集局長の見解
「ロシアから記者が伝える意義 編集局長・山本武史」
2026年10月16日 4:00更新
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1390356/
www.hokkaido-np.co.jp
北海道新聞は、政府から独立した報道機関です。政府の指示に基づいて取材や情報収集を行うことはありません。
記者はロシアの記者査証(ビザ)を取得して活動しており、報道の自由と取材活動は尊重されるべきです。具体的な拘束理由などが説明されないまま、記者を拘束した際の映像が広く公開されたことも、認めることはできません。
私たちは今、記者の安全確保を最優先に考え、対応しています。外交ルートを通じて事実関係の確認と情報収集を急いでおり、早期の解放に向けて、万全を期して取り組んでいきます。

※写真出典・北海道新聞ホームページ
また17日付で社説も掲載しました。
■北海道新聞・社説「本紙記者拘束 速やかな解放を求める」
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1391180/
www.hokkaido-np.co.jp
ロシア連邦保安局(FSB)が極東サハリン州ユジノサハリンスクで取材を続けていた北海道新聞の男性記者を、スパイ容疑で逮捕した。
ロシア国営タス通信によるとFSBは記者が日本の情報機関の指示でクリール諸島(北方領土と千島列島)からウクライナ侵攻に動員された兵士や志願兵の人数に関する情報を収集・保管していたと主張している。
これに対し高市早苗首相は日本がロシアでスパイ活動を行っているとの主張に関し「そのような事実はない」と否定した。
北海道新聞は16日、編集局長名で「政府から独立した報道機関」であると明確にしている。あくまでも自らの判断による主体的な活動だ。情報機関からの指示に基づく取材はあり得ない。
記者は正式な報道ビザで取材をしていた。詳細な理由が説明されないまま拘束した映像を拡散したことは容認できない。
記者の安全と健康を確保し、直ちに解放することをロシアに強く求める。
ロシア当局のコメントからは、ロシア政府が記者を拘束した真の狙いが、もっぱら日本政府への揺さぶりであることが推測できます。北海道新聞記者の拘束は、政治的な意図を持ったジャーナリズムの弾圧、ジャーナリストへの迫害だと受け止めています。
ロシアという国の国情の違いと言ってしまえばそれまでですが、本来、ジャーナリズムに国境はありません。ジャーナリストは国境を超えて、「今、何が起きているか」を取材し、伝えます。その活動は国境を超えて保護されるべきです。
北海道新聞記者の拘束に対し、日本でいち早く声明を発表し、記者の釈放を求めたのは新聞労連(日本新聞労働組合連合)と北海道新聞労組でした。このブログの一つ前の記事でも触れた通りです。
■新聞労連・北海道新聞労組
10月14日 【声明】ロシアで拘束された日本人記者の早期釈放求める
https://shimbunroren.or.jp/statement-20261014/
shimbunroren.or.jp
日本以外では、労働組合は企業別ではなく、職能別に産業横断的に組織されています。記者であれば個人加盟のジャーナリストユニオンがあり、ユニオンのメンバーシップがジャーナリストであることを担保することにもなります。そうしたジャーナリストユニオンがない日本で、その機能を代替しうるのが新聞労連です。記者への弾圧、迫害に対して、真っ先に新聞労連が声を上げたことには大きな意義があります。
news-worker.hatenablog.com
10月15日には新聞労連や民放労連、出版労連などメディア産業関連などの産業別労組でつくる日本マスコミ文化情報労組会議(略称・MIC)も声明を公表しました。
■日本マスコミ文化情報労組会議
10月16日 【声明】ロシアで拘束された日本人記者の早期釈放に日本政府は全力を
https://www.union-net.or.jp/mic/seimei/2026_10_15-MIC%E5%A3%B0%E6%98%8E%E3%80%8C%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E6%8B%98%E6%9D%9F%E8%A8%98%E8%80%85%E6%97%A9%E6%9C%9F%E9%87%88%E6%94%BE%E3%82%92%E3%80%8D.pdf
10月16日には日本ペンクラブも、北海道新聞記者の釈放を求める緊急声明を公表しています。
■日本ペンクラブ
10月16日【緊急声明】「日本人記者の釈放を求める」
https://japanpen.or.jp/post-5202/
japanpen.or.jp
一方、新聞産業の業界団体である日本新聞協会は、16日に年に1度の新聞大会を松江市で開催しました。全国の新聞社の経営者が一堂に会する機会です。北海道新聞記者の拘束に対し、ロシアに抗議し釈放を求めることを明記した特別決議でも出すのかと思ったら違いました。大会冒頭の協会会長(朝日新聞社会長)のあいさつの中で触れただけでした。
■日本新聞協会
10月16日 「中村会長、北海道新聞の記者拘束受け『強い懸念と憤り』を表明 第79回新聞大会を松江で開催」
https://www.pressnet.or.jp/news/headline/261016_16355.html
中村会長あいさつ全文
https://www.pressnet.or.jp/about/shimbun_shukan/message/index.html
前述のように、ロシア政府の視線は日本政府に向けられています。いわば日ロの外交戦の一環として記者が弾圧され、迫害されています。拘束の模様を撮影し、手錠姿の記者の姿を公表するという人権侵害も伴っています。モスクワでは他の新聞社、通信社、放送局の記者たちも取材を続けています。今回の事件は北海道新聞社だけの問題ではありません。
▽新聞各紙の社説・論説
日本の新聞各紙も15日付以降、相次いで社説、論説で取り上げています。
全国紙は毎日新聞、読売新聞、日経新聞、産経新聞がそろって15日付で掲載しました。朝日新聞は16日付です。ブロック紙・地方紙も16日以降、掲載が相次いでいます。
「懸念」「憂慮」などの表現にとどまる社説、論説がある一方で、中日新聞・東京新聞はプーチン政権に対し「強く非難」と記述しているのが目を引きます。
■中日新聞・東京新聞「日本人記者拘束 ロシアに解放を求める」
https://www.chunichi.co.jp/article/1325810
ロシア連邦保安局(FSB)が極東サハリン州で、北海道新聞ユジノサハリンスク支局の日本人記者をスパイ容疑で拘束。旧ソ連時代から秘密警察が政治犯らを取り調べているモスクワのレフォルトボ拘置所に移送した。
日本の報道機関による正当な取材活動を威圧する不当な拘束だ。プーチン政権を強く非難し、記者の即時解放を求める。
日本政府はロシア政府に対し、拘束に関する情報提供や本人への人道的配慮を求め、一方的な情報発信などについても抗議したが、それだけでは不十分だ。
ロシアは根拠のない日本の情報機関の指示によるスパイ容疑で立件しており、日本政府は明確に非難し、記者の即時解放と安全な帰国を正式に要求すべきである。
産経新聞の社説の冒頭は、記者を拘束する模様を撮影したロシア側の映像の描写です。社説、論説としては異例のスタイルですが、「スパイ」の根拠を示さないまま、「犯罪者」の印象だけを強めようとするロシア側の意図を「用意された完全な見せしめである」と端的に指摘しています。結びは「こうした事態に対抗するためにも、スパイ防止法の制定を急ぐべきである」。産経新聞らしい論点です。
■産経新聞「道新記者拘束 ロシアは直ちに解放せよ」
https://www.sankei.com/article/20261015-F4EU4ZRKMJN27IOXWTZLVFUHMI/
ホテルの廊下を進む全身黒装束の屈強な男たちが、部屋のドアを開ける。一気に突入した男らは居室の男性を床にうつぶせに寝かせ、一人が馬乗りに、一人は頭部を押さえ込んで制圧した。
部屋にあった日本のパスポートが大写しにされる。取り調べ中も車での移送時も、男性は手錠をはめられたままだ。
ロシア連邦保安局(FSB)が提供し、国営放送が流した。サハリン(樺太)で北海道新聞ユジノサハリンスク支局の男性記者がスパイ容疑で拘束された際の映像である。これは用意された完全な見せしめである。
(中略)
「反スパイ法」の乱用で日本人の摘発を繰り返す中国と同様に、専制国家は見せしめや囚人交換の手駒のため恣意(しい)的な法の運用をためらわない。
日本政府はロシア側に情報提供や人道的配慮、公正公平な取り扱いを申し入れた。強い姿勢を堅持し、記者の即時解放を求めてほしい。
こうした事態に対抗するためにも、スパイ防止法の制定を急ぐべきである。
以下に、ほかの各紙の社説、論説の見出しと、冒頭部を書きとめておきます。ネット上の各紙のサイトで全文を読むことができたものです。
【15日付】
■読売新聞「日本人記者拘束 露のメディア威圧を懸念する」
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20261014-GYT1T00368/
ロシアで取材を続けていた日本人記者が、スパイ容疑で逮捕された。異例の事態である。
事実関係の詳細は不明だが、ロシアによるメディア統制が日本人にも及んだことに、深刻な懸念を禁じ得ない。ロシアが記者の安全を確保し、速やかに情報を開示するよう強く求める。
■毎日新聞「露が日本人記者を拘束 一日も早い解放を求める」
https://mainichi.jp/articles/20261015/ddm/005/070/098000c
正当な取材にもかかわらず言いがかりをつけ、報道関係者を拘束することは許されない。即時の身柄解放を求める。
■日経新聞「ロシアの記者拘束を憂慮する」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD140IB0U6A011C2000000/
ロシア連邦保安局(FSB)は極東サハリン州で北海道新聞ユジノサハリンスク支局の日本人記者をスパイ容疑で拘束した。記者はモスクワに移送され、裁判所は約2カ月の勾留を認めた。
通常の取材活動をスパイ罪に問うのだとすれば、とても受け入れられない。憂慮すべき事態であり、ロシア当局は邦人記者を直ちに解放すべきだ。
【16日付】
■朝日新聞「ロシアの記者拘束 報道への抑圧は許せぬ」
https://digital.asahi.com/articles/DA3S16567535.html
取材活動を犯罪視し、見せしめのように拘束した。断じて受け入れられない。日本人記者の解放と情報の開示をロシア当局に求める。
■新潟日報「邦人記者拘束 ロシアは速やかに解放を」
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/925245
政治利用のための拘束ではないか。「非友好国」に圧力をかける狙いがあるならば、決して許されない。ロシアは一刻も早く解放しなければならない。
■信濃毎日新聞「道新記者の拘束 ロシアは説明し解放せよ」
https://www.shinmai.co.jp/news/article/gf01db8adkdk0fh4r7aq2cs0
記者査証(ビザ)を受けた取材活動に対する妨害である。
■京都新聞「日本人記者逮捕 ロシアは即時解放せよ」
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1809050
ロシアでの取材活動に対する一方的な弾圧であり、容認できない。拘束した記者の安全確保と即時解放を求める。
■山陽新聞「ロの邦人記者拘束 直ちに身柄を解放せよ」
https://www.sanyonews.jp/article/2005752
通常の取材活動をしているにもかかわらず、一方的にスパイ容疑をかけ、記者を拘束する行為は断じて許されない。ロシア当局は記者を人道的に扱って安全を確保し、一刻も早く解放すべきだ。
■中国新聞「北海道新聞記者の拘束 ロシアは一刻も早く解放を」
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/910631
ドラマのような逮捕劇を周到に撮影し、見せしめのように公開する。単なる事件ではなく、政治的な意図があるのではないか。そんな疑念を強く抱かせる。ロシアの治安当局、連邦保安局(FSB)によるスパイ容疑での北海道新聞の記者拘束である。
■高知新聞「【邦人記者拘束】ロシアは直ちに解放を」
https://www.kochinews.co.jp/article/detail/1054620
ロシア連邦保安局(FSB)が、極東サハリン州で北海道新聞の日本人記者をスパイ容疑で拘束した。
取材活動を罪に問い、報道の自由を侵す行為は容認できない。ロシアには納得のいく説明とともに、一刻も早く記者を無事に解放することを求める。
■沖縄タイムス「邦人記者拘束 ロシアは『即時解放』を」
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1946928
関係地域で起きていることを取材し、伝えるのは報道機関の役割だ。それをスパイ活動とは言いがかりとしか思えない。記者の即時解放を求める。