ニュース・ワーカー2

組織ジャーナリズムに身を置き40年余

2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

橋下市長と「脱原発」の一つの仮説〜勉強会「原発再稼働の波紋」で報告

以前のエントリー(「原発ゼロ」と関西のマスメディア・新聞)でもお知らせしていましたが、この週末26日の土曜日、日帰りで上京し、日比谷のプレスセンタービルで開かれた勉強会に参加しました。新聞・通信や放送のOBら10人の方々が幹事役になってい…

大飯原発「臨時稼働」の橋下市長発言の報じ方

前回のエントリー(「原発ゼロ」の中で決まった「節電の夏」〜再稼働問題の推移に注目)の続きになります。週末の19日土曜日に、関西の府県などでつくる関西広域連合の会合が大阪市でありました。新聞各紙の20日付朝刊(全国紙は大阪本社発行の最終版)…

「原発ゼロ」の中で決まった「節電の夏」〜再稼働問題の推移に注目

「原発ゼロ」の中で、今夏の政府の電力対策が18日、決まりました。関西電力管内については、2010年比で約15%の供給不足になることを前提に15%の節電目標を設定。期間は7月2日〜9月7日です。計画停電の準備を進めますが、電力使用制限令は回…

本土と沖縄の心理的な距離「心の27度線」〜復帰40年の沖縄タイムス社説

沖縄が日本に復帰して、5月15日で40年になりました。以前のエントリーで紹介した通り、沖縄紙と全国紙の2件の合同世論調査で、米軍基地をめぐり沖縄は差別されている、あるいは不平等な扱いを受けていると感じている人の割合が、沖縄と本土(ヤマト)…

「大飯再稼働シミュレーション」の報じ方

先週の10日(木)、夏の電力需給に関する政府の検証委員会が開かれました。その場で、関西電力の大飯原発3、4号機が再稼働した場合、関西電力管内では8月、ほぼ最大需要に見合う供給が可能との試算が明らかにされたことを、大阪では10日の夕刊各紙は…

新聞記者たちが作ったカップめん

東京ではちょっと考えられないことかもしれません。新聞社と即席麺メーカーがタイアップして、カップめんを開発しました。産経新聞大阪本社社会部の記者たちでつくる「大阪ラーメン部」とエースコックによる「それゆけ!大阪ラーメンプロジェクト」第1弾で…

「差別」「不平等」意識にギャップ〜沖縄紙と全国紙が2件の合同世論調査

沖縄が日本に復帰して、ことし5月15日で40年になります。期せずして沖縄の地元新聞と全国紙の組み合わせによる2件の合同世論調査の結果が、4紙それぞれの9日付朝刊の紙面に掲載されました。沖縄タイムス―朝日新聞、琉球新報―毎日新聞の2組です。 ※…

「原発ゼロ」と関西のマスメディア・新聞

少し日がたってしまいましたが、備忘も兼ねて書き留めておきます。 昨年3月11日の東日本大震災と、東京電力福島第一原発事故の後、全国各地で定期点検入りした原発がそのまま再稼働していない中で、最後の1基になっていた北海道電力泊原発3号機が5月5…

語り継ぐ責務〜朝日阪神支局事件から25年

5月3日は憲法記念日であるとともに、1987年に兵庫県西宮市の朝日新聞阪神支局が散弾銃を持った男に襲撃され、記者2人が殺傷された事件が起きた日です。ことしで25年。昨年に続き支局を訪ねて記帳、小尻知博記者(当時29歳)の遺影に焼香させてい…