ニュース・ワーカー2

組織ジャーナリズムに身を置き40年余

東京五輪・パラリンピック

五輪汚職捜査に「『安倍政治の時代』の検証」の意味~新聞各社の公式スポンサー入りと金権構造

かねて捜査の動きが報じられていた昨年の東京五輪を巡る汚職事件が8月17日、大きく展開しました。公式スポンサーだった紳士服大手の「AOKIホールディングス」側から、スポンサー選定などをめぐり計5100万円の賄賂を受け取ったとして、東京地検特…

検証の対象は「安倍・菅政治」~“打算”の寄り集まり政権 1年で離散、投げ出し

菅義偉首相が9月3日、17日告示、29日投開票の自民党総裁選に立候補しないことを党役員会で表明しました。前日は二階俊博幹事長に立候補することを伝えに党本部に出向いており、3日当日の新聞各紙朝刊の中には「総裁選出馬へ」の見出しが付いた紙面も…

「廃棄」のハードル低い五輪組織委への疑念~パラ・在京紙1面の報道の記録 8月26日付~31日付

東京五輪パラリンピック組織委員会を巡って気になるニュースが8月31日に報じられています。 ※共同通信「五輪会場の医療用手袋など廃棄 コロナ用、500万円分」 https://nordot.app/805361363655360512 東京五輪・パラリンピック組織委員会は31日、新…

コロナ感染爆発でも中止の議論ないまま~パラ開会前後の新聞各紙の社説、論説の記録

パラリンピックが開会した8月24日前後に、新聞各紙が掲載した関連の社説、論説のうち、各紙のサイト上で読めるものを中心に見てみました。 五輪大会の期間中に、東京では新型コロナウイルスの感染者数は爆発的に増加し、現在は全国へと広がっています。に…

読売紙面のオリパラ大広告と新聞社の生き残り~パラリンピックが開会、漂う「特別扱い」感

新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大のさなかの8月24日、東京パラリンピック大会が開会しました。東京発行の新聞6紙(朝日、毎日、読売、日経、産経、東京)は25日付朝刊でそろって1面トップで報じました。目を引くのは読売新聞です。五輪の開会式…

爆発的感染さなかの「9月解散戦略」「東京の底力」「パラ強行と学校連携観戦」

新型コロナウイルスの感染者急増は東京から他地域に広がり、政府は8月17日、緊急事態宣言の対象に7府県を追加することを決めました。対象は計13都府県となり、期間は9月12日まで。東京など6都府県では当初、8月31日までとされていました。東京…