東日本大震災

岸田首相の所信表明に地方から懐疑、批判~「『みんな』に沖縄は含まれるのか」(琉球新報)、「被災者にどう寄り添う」(福島民報)、「被爆地の期待、裏切られた」(中国新聞)

岸田文雄首相が10月8日、国会で就任後初の所信表明演説を行いました。総じて具体性に乏しく、就任以来盛んに強調している「新しい資本主義」「成長と分配の好循環」についても、何がどう新しいのかよく分かりません。実質的には、安倍晋三元首相が進め菅…

(続)「大震災10年」なのか「発生から10年」なのか~「復興五輪」に触れなかった菅首相

前回の記事(あの日のこと~「東日本大震災10年」なのか「発生から10年」なのか)の続きです。 3月12日付の東京発行の新聞各紙朝刊(朝日、毎日、読売、日経、産経、東京)は、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の発生から10年を迎えた前日3…

あの日のこと~「東日本大震災10年」なのか「発生から10年」なのか

東日本大震災と東京電力福島第1原子力発電所事故は3月11日、発生から10年がたちました。だれもが、あの日のことは鮮明に覚えているのではないでしょうか。 わたしは勤務先の通信社の人事異動で、東京の本社から大阪支社に整理部長として着任して10日…

橋本聖子議員の組織委会長就任に「政治利用五輪」を危惧~アスリート出身といえども「密室」体質から逃れられない

東京五輪パラリンピック組織委員会の新会長に2月18日、自民党所属の橋本聖子参院議員が選出されました。橋本新会長は閣僚が兼職を禁じられているために五輪相は辞職したものの、翌19日の午前までは、自民党離党も、参院議員辞職もともに考えていないよ…

事実上の「神頼み」 東京五輪リセット~7年前の高揚感なく

7年前に撮った1枚の写真があります。2020年の五輪開催地が東京に決まったことを伝える2013年9月9日の夕刊各紙です。当時、わたしは勤務先の転勤人事で大阪にいましたので、写っているのは全国紙各社の大阪本社発行の紙面です。「東京」の見出し…

「復興五輪」を口にしなかった安倍首相、「ウイルスに打ち勝った証しの五輪」に違和感

ことし7~8月に予定されていた東京五輪と、8~9月のパラリンピックの延期が3月24日に決まりました。新型コロナウイルス感染の世界的な拡大を見れば、もう少し早く決めても良かったように思うのですが、報道によれば、安倍晋三首相が24日夜に国際オ…

大震災「東北でよかった」発言と沖縄の基地集中は通底していないか

少し時間がたってしまいましたが、備忘も兼ねて書きとめておきます。 復興相だった今村雅弘衆院議員が4月25日、所属する自民党二階派の会合で、東日本大震災の被害に触れる中で「25兆円という数字もある。これがまだ東北で、あっちの方だったから良かっ…

東日本大震災6年「風化させない」岩手日報の特別号外

東日本大震災と東京電力福島第1原発事故は、3月11日で発生から6年がたちました。 被災地の岩手県の地元紙、岩手日報は3月11日に特別号外を発行しました。東京都内のほか愛知、神奈川、京都、愛媛の各府県で配布したとのことです。 1面のメインの写…

唐突感があった「南スーダンPKO撤収へ」のニュース〜韓国大統領罷免、森友学園、大震災6年の在京紙の取り上げ方

3月10日は大きなニュースが多い日でした。翌11日付の新聞朝刊を想定して考えると、まず東日本大震災、東京電力福島第1原発事故から6年の当日になります。いまだ2500人以上の方々の行方が分からないままであり、12万人もの方々が避難生活が続い…

東日本大震災から5年

東日本大震災から5年になりました。 警察庁によると3月10日現在、震災の死者は全国で1万5894人、行方不明者は2561人、厳しい避難生活やストレスが原因となった震災関連死は3410人に上るとのことです。東京電力福島第一原発事故の影響も続き…

安倍内閣支持率10・7ポイント急落、安保法案「違憲」54・3%〜福島民報・福島テレビ世論調査(備忘)

福島民報社と福島テレビが福島県で実施した世論調査の結果がネットで目にとまりました。備忘を兼ねて書きとめておきます。 国会で審議中の安全保障関連法案が「違憲」との回答は54・3%、集団的自衛権の行使容認に「反対」が51・7%など。安倍晋三内閣…

東日本大震災から4年

東日本大震災から3月11日で4年がたちました。いまだ約22万9千人が避難生活を送り、行方不明者は岩手、宮城、福島の被災3県を中心に今なお計2584人、震災の直接の死者や関連死を含めて、犠牲者は2万人を超えると報じられています。東京電力福島…

戦争許容社会と表現の自由、知る権利〜福岡県歯科保険医協会の市民公開講演会で話したこと

5月24日の土曜日、福岡県歯科保険医協会のお招きを受け、協会の第37回定期総会に続いて福岡市内のホテルで開かれた市民公開講演会で講演をさせていただきました。昨年11月、全国保険医団体連合会(全国保団連)の機関紙誌交流会でお話をさせていただ…

お知らせ:大阪を離れ東京に移ります

お知らせです。 4月1日付で勤務先の人事異動があり、大阪から東京に転勤することになりました。3月下旬に大阪を離れ、東京に転居します。 大阪に来たのは3年前、2011年の2月下旬でした。間もなく東日本大震災があり、その後の日本社会の変わりよう…

被災地へのメッセージと新聞販売店支援「ワンコイン・プロジェクト」(あと5回とのことです)

このブログでも何回か紹介してきました(「『ワンコイン応援メッセージ』が第10弾に〜新聞産業の一員として参加を続けます」(2012年2月11日)をご覧ください)が、東日本大震災の被災地へのメッセージを新聞折り込み広告として届け、併せて現地の…

3・10から3・11へ、「大本営発表」の教訓

3月11日は東日本大震災から1年。警察庁のまとめによると、9日現在で死者は15854人、なお3167人もの方々が行方不明です。あらためて、犠牲になった方々のご冥福をお祈りいたします。東京電力福島第一原発事故は、いまだ収束を実感できる状況で…

「検証 福島原発事故・記者会見」(日隅一雄 木野龍逸 岩波書店)

検証 福島原発事故・記者会見――東電・政府は何を隠したのか作者:日隅 一雄,木野 龍逸発売日: 2012/01/21メディア: 単行本(ソフトカバー)※岩波書店サイトの紹介ページ http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0246690/top.html 共著者の日隅一雄さんから贈って…

想像を超える橋下代表の9条観

大阪市長で地域政党「大阪維新の会」の橋下徹代表が、自らの憲法観の一端を明らかにしました。24日にツイッターで、安全保障に関連して、憲法9条をどうするかは2年間の議論の期間を置いて国民投票にかけるのがよい、との私見を披露しました。同日夜の記…

「ワンコイン応援メッセージ」が第10弾に〜新聞産業の一員として参加を続けます

このブログでも何回か紹介してきましたが、東日本大震災の被災地へのメッセージを新聞折り込み広告として届け、併せて現地の新聞販売店の支援にと、仙台市の新聞販売会社で働く「今だけ委員長」さんこと小関勝也さんが続けていらっしゃる「ワンコイン応援メ…

この半年、この10年〜こうの史代さん「3.11を心に刻んで」を胸に

きょう9月11日は、東日本大震災から半年です。犠牲者が1万5781人、いまだ4086人の方が行方不明(10日現在の警察庁集計)。福島第一原発事故は収束せず、多くの方々が避難生活を余儀なくされたままです。犠牲になった方々のご冥福をあらためて…

大震災、原発事故と「戦争と平和」、ジャーナリズムの間〜8月を迎えて考え続ける

8月6日は66回目の広島原爆の日でした。投下時刻の午前8時15分、一人でそっと黙祷しました。 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の後、初めての原爆の日。松井一実市長は平和記念式典の平和宣言で「脱原発を主張する人々、あるいは、原子力管理の…

「ワンコイン応援メッセージ」石巻で10日に配布〜息長く継続、参加してみませんか

東日本大震災の被災地への応援メッセージを新聞折り込み広告として届け、併せて現地の新聞販売店の支援にと、仙台市の新聞販売会社で働く「今だけ委員長」さんこと小関勝也さんが続けていらっしゃる「ワンコイン応援メッセージプロジェクト」は、第3弾の宮…

「ワンコイン応援メッセージ」次は石巻へ、多くの方の賛同・参加を

東日本大震災は3月11日の発生から3カ月。1万5千人以上の方の死亡が確認され、なお8千人以上の方の行方が分からないままの現状に、今さらながらこの厄災のすさまじさをみる思いです。福島第一原発事故は終息の見通しもなく、多くの方が故郷を離れて避…

気仙沼へ「ワンコイン応援メッセージ」第2弾

5月のエントリーでも紹介した東日本大震災の被災地の新聞販売店支援を目的にした「ワンコイン応援メッセージプロジェクト」の第2弾のチラシが出来上がりました。プロジェクト発案者で、仙台の新聞販売会社で働いている「今だけ委員長」こと小関勝也さんか…

被災地の新聞販売店支援へ「ワンコイン応援メッセージ」

3月11日の東日本大震災では、岩手県、宮城県、福島県の各地で新聞販売店も大きな被害を受けました。新聞産業で働く一人として他人事ではありません。あらためてお見舞いを申し上げます。 仙台の新聞販売会社で働いている「今だけ委員長」こと小関勝也さん…

「余震の中で新聞を作る」〜河北新報・寺島英弥さんのブログ

東日本大震災(わたしの勤務先が使用している呼称をこのブログでも仮に用いることにします)は18日で発生から1週間が過ぎました。新聞各紙も依然、通常とは異なった特別紙面での発行が続いています。大きな犠牲が出ている宮城県の沿岸部も発行エリアにす…