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沖縄県と日本政府の「非対等」、日本本土との「民意の非対称」~沖縄知事選、本土紙の社説、論説の記録

9月13日の沖縄県知事選の結果を、日本本土の新聞各紙がどのように報じたか。ネット上の各紙のサイト(デジタル版)で読むことができた社説、論説を記録しておきます。 13日は日本本土の各紙は休刊日のため、14日付の新聞紙面の発行はありませんでした…

「初の女性首相」の意義はどこに~政務3役の女性数は現状維持どころか減少

高市早苗首相と政権を巡っては、自民党の歴代の首相と比べても復古主義と家父長制への回帰の志向が強いと感じます。女系・女性天皇への道を事実上閉ざした皇室典範の改正はその顕著な現れですし、夫婦別姓を巡ってもその法制化ではなく、旧姓の通称使用に熱…

「『沖縄保守』からの世代交代」(朝日)「基地疲れ 刷新求め」(毎日)「『反辺野古』勢力 退潮」(読売)「知事選『SNS』で可視化」(産経)~沖縄知事選、在京紙の報道の記録

9月13日は新聞休刊日のため、14日付の新聞は発行がありませんでした。沖縄県知事選の結果は、日本本土の新聞の大半は15日付朝刊の掲載になりました。14日は静岡県・浜岡原発のデータ不正問題で、中部電力の社長、会長が辞任を発表するニュースもあ…

「県益守り分断の修復を」(沖縄タイムス)「県民は県政刷新を求めた」(琉球新報)~デマと誹謗中傷は本土メディアにも当事者性

沖縄県知事選から一夜明けました。 開票結果は古謝玄太候補が42万3124票、現職の玉城デニー候補は27万6060票。圧倒的と言っていいほどに大差が付きました。 ▽令和8年9月13日執行 沖縄県知事選挙 開票速報https://www.pref.okinawa.lg.jp/_res/pr…

玉城県政「評価」6割(NHK出口調査)、「基地」重視は激減(朝日新聞出口調査)~沖縄県知事選、古謝候補にゼロ当確

沖縄県知事選は9月13日、新人の古謝玄太候補の当選が確実になりました。午後8時の投票終了と同時に、沖縄タイムスや琉球新報の地元メディアを始め、新聞、放送の各メディアが電子版などで一斉に「当選確実」を報じました。いわゆる「ゼロ当確」。現職の…

沖縄知事選のデマ、誹謗中傷と、基地の過剰負担に通底している「非対称性」~「おかしい」とつぶやく、ファクトチェックを拡散する、小さな声でもゼロではない

異様としか言いようがありません。沖縄県知事選は、かつてないほどのデマと誹謗中傷がネット上で日本本土の側から沖縄に浴びせられる状況が続いたまま、13日の投開票日を迎えます。 全国どこでも、選挙とSNSとデマ、誹謗中傷は深刻な問題で、2年前の兵…

「戦後、最も激しい沖縄差別」 デマとフェイクが飛び交う沖縄知事選、本土メディアに当事者性

9月13日に投開票される沖縄県知事選を巡って、SNS上でデマやフェイクが飛び交う状況になっています。とりわけ軽視できないのは、沖縄県外、日本本土からの発信が極端と言っていいほどに多いことです。再生数が上位の動画では、沖縄の自治や「基地反対…

皇位男系継承「2600年以上の伝統」の危うさ~歴史研究者の抗議声明をメディアは広く報じるべきだ

毎日新聞が9月5日朝、デジタル版で配信した1本の記事が目にとまりました。 ■「自民幹部『皇位男系継承は2600年超』にNO 歴史学者が抗議の声」 https://mainichi.jp/articles/20260903/k00/00m/200/154000c 「皇位の男系継承は、2600年以上にわたって先人…

戦争を経験していなくても、戦争体験を聞きながら育った~65歳、同世代の高市首相に感じる歴史観そのものの欠如

今年も8月は「戦争と平和」を考えながら過ごしました。43年前に新聞のジャーナリズムの仕事に就いてから、いつのころからか、ジャーナリズムの役割を突き詰めれば「戦争を起こさない、起こさせないこと」「起こってしまった戦争を1日も早くやめさせるこ…

高市首相に向けられたのは「抗議の声」か「ヤジ」か

このところ、余裕がない状態が続いています。このブログに書きたいことも少なくないのですが、更新が途切れがちです。それでも、どうしても書きとめておかなければと思うのは、ことしの6月23日、沖縄の慰霊の日のことです。 1945年の沖縄戦では6月2…

「事実に謙虚」なのか

高市早苗首相の公設第一秘書の依頼で、昨年秋の自民党総裁選や今年2月の衆院選の際、他の候補や野党幹部に対するネガティブが大量に作成され拡散されたのではないか、との疑惑を巡って、展開がありました。 動画作成者から提供を受けたとするネガティブ動画…

デモを報じるメディア、報じないメディア~憲法記念日、在京紙の報道の記録

今年の憲法記念日は、自民党が改憲の発議に必要な3分の2以上の議席を、衆院で初めて単独で獲得している中で迎えました。高市早苗首相は4月の自民党大会で「時は来た」と、改憲に異様なまでの前のめり姿勢を示しています。新聞各紙の5月3日付の紙面では…

民意は冷静、改憲機運は高まっていない~「急ぐ必要ない」「幅広い合意形成優先」が多数、憲法記念日の世論調査

5月3日の憲法記念日に合わせて、朝日新聞、読売新聞、共同通信がそれぞれ郵送の世論調査を実施。紙面では5月2日付、3日付に掲載されました。高市早苗首相が4月12日の自民党大会で「時は来た」と憲法改正に前のめりの姿勢を示しましたが、3件の世論…

平和国家の理念を根本的に変える「国論二分」の武器輸出解禁~歴史に学ぶ姿勢、軍事組織の統制の見識を欠く高市首相、小泉防衛相の危うさ

高市早苗政権は4月21日、殺傷能力を持つ武器の輸出を全面的に解禁しました。閣議と国家安全保障会議で、防衛装備移転三原則と運用指針を改定しました。これまでは輸出の目的を救難、輸送、警戒、監視、掃海の「5類型」に限っていましたが、この制限は撤…

日米首脳会談への民意の評価、無視できない「わからない」の回答

3月最後の週末に毎日新聞と日経新聞・テレビ東京が実施した世論調査の結果が報じられています。前週の読売新聞の調査を含めた3件の調査結果について、3月19日の日米首脳会談への評価や、自衛隊の中東派遣問題への賛否の回答状況を見てみました。 高市早…

「日本の立ち位置の危うさ」「対米関係の従属性」指摘する沖縄2紙~日米首脳会談、地方紙・ブロック紙の社説、論説

一つ前の記事の続きです。 3月19日(日本時間20日未明)の日米首脳会談に対して、地方紙・ブロック紙が社説、論説でどのように取り上げているか、ネット上の各紙のサイトで全文が読めるものを見てみました。 日本政府は会談を「成功」と自賛し、全国紙…

自衛隊のホルムズ海峡派遣問題と憲法9条~日米首脳会談の本当の「成果」

高市早苗首相と米国のトランプ大統領が3月19日(日本時間20日未明)に会談しました。米国とイスラエルのイラン攻撃に対し、イランが反撃。ホルムズ湾を事実上、封鎖したと伝えられる中で、トランプ大統領が船舶の航行の安全を確保するために、自衛隊の…

改憲「拙速な手続き許されない」(琉球新報)「多数派の強行許されぬ」(北海道新聞)~「投票の権利、守られたのか」(信濃毎日新聞)、地方紙の社説、論説の記録

2月8日の衆院選から1週間です。この間の地方紙、ブロック紙の社説、論説をネット上の各紙のサイトで見てみました。 9日付、10日付では、自民党が単独で議席の3分の2を占める状況に対し、高市早苗首相に「白紙委任」が与えられたわけではないと指摘す…

民主主義を広げ、厚くする~民意と議席数の乖離に思うこと

高市早苗首相が自らへの「白紙委任」を求めて仕掛けた衆院選は、終わってみれば自民党が単独で3分の2を超える316議席を獲得しました。参院で法案が否決されても衆院で出席議員の3分の2以上の賛成で再可決すれば成立します。高市首相はほとんど何でも…

メモ:「私が強引にキャンセルさせた」 なぜ「政府高官」は匿名なのか~高市首相の「日曜討論」欠席

衆院選の終盤になっても「逃げた」との批判がやまない状況を沈静化したい、ということなのでしょうか。高市早苗首相が、出演予定だった2月1日のNHK番組「日曜討論」を手の治療のためとして急きょ欠席したことを巡って、毎日新聞が2月4日夜、電子版で「政…

「白紙委任」の先に何が待っているか、想像する時間はまだある~憲法に自衛隊を明記することの意味

衆院選は中盤から終盤に差し掛かろうとしています。全国紙の情勢調査報道では、自民党の優勢が伝えられ、デジタル版では「自維300議席超うかがう 中道半減も」(朝日新聞、2月2日21時10分更新)との見出しも目に止まりました。こうした見出しを打ち出…

「白紙委任」を大義名分にして何が始まるかを想像してみる~衆院選を「人気投票」で終わらせないために

衆院選の2月8日の投開票日まで1週間です。1月27日の公示後、マスメディアの情勢調査が報じられています。新聞社や放送局の調査ではおおむね自民党が優勢との内容。高市早苗首相は自民党と日本維新の会の与党で過半数を勝敗ラインとしています。それを…

「首相に白紙委任できない」(琉球新報)、「『白紙委任』には抗って」(中日新聞・東京新聞)~衆院選公示、最重要の論点は「白紙委任」

衆院選が1月27日公示されました。2月8日の投開票日に向けて、論戦が交わされます。民主主義社会で主権者が意思を示す重要な機会です。争点、論点は多岐にわたりますが、この選挙で高市早苗首相が求めているのは「白紙委任」であることは、このブログで…

衆院選を「人気投票」にしない、「白紙委任」「全権委任」を認めない~高市首相の“危うさ”とマスメディアの報道

衆議院が1月23日、解散されました。高市早苗首相が自らへの「白紙委任」「全権委任」を主権者に求める総選挙が、27日に公示されます。支持率が高い今のうちに議席を増やし、政権を安定させたいとの思惑が透けて見えます。「人気投票」になってはならな…

「『全権委任』求める危うさ」(信濃毎日新聞)、「大義欠く解散権の乱用」(沖縄タイムス)、高市首相に批判、疑念~地方紙、ブロック紙の社説、論説

一つ前の記事の続きです。 高市早苗首相が衆院解散を公に表明した1月19日の記者会見に対し、地方紙・ブロック紙が社説、論説でどう取り上げているか、ネット上の各紙のサイトで見てみました。全文を読むことができた社説、論説はほぼすべて、衆院解散と総…

問われるのは高市首相への「白紙委任」の是非~「自分ファースト解散」(朝日新聞)「大義を欠く権力乱用」(中日新聞・東京新聞) ※追記:「国論二分」発言

主権者に対して、これほどあけすけに自らへの「白紙委任」を求めた首相がいたでしょうか。異なる意見や主張であっても、熟議を重ねて合意形成に努めるのが民主主義の本義であり、国会こそ、その本来の場です。そのことを否定したも同然の高市早苗首相は「独…

主権者に問われるのは、高市首相が進める「戦争の準備」の是非~衆院選を「人気投票」で終わらせないために

通常国会が1月23日に開会します。その冒頭、高市早苗首相が衆議院を解散することが確定的になりました。高市首相は1月14日に、自民党の鈴木俊一幹事長、“連立”を組む日本維新の会の吉村洋文代表に、冒頭解散の意向を伝えたと報じられています。始まり…

「蛮行」「暴挙」「横暴」、米国批判が鮮明~ベネズエラ攻撃 地方紙の社説論説の記録

一つ前の記事の続きです。 米トランプ政権によるベネズエラ攻撃を地方紙が社説、論説でどのように論じているか、ネット上の各紙のサイトで分かる範囲で見てみました。見出しにも「蛮行」や「暴挙」「横暴」などの言葉が目に付きます。総じて、米国への批判が…

ベネズエラ攻撃と大統領拘束 「非難」(朝日、日経)、「懸念」(毎日、読売)~各紙社説の記録

新年早々の1月3日、米軍がベネズエラを攻撃し、マドゥロ大統領夫妻を拘束して米国に連れ去りました。トランプ米大統領は会見で、米企業が石油事業を再建すること、マドゥロ大統領は薬物を米国に密輸した犯罪の中心人物として、米国の法廷で裁判を受けさせ…

敗戦81年、歴史の教訓をどう生かすのか~元日付、東京発行新聞各紙の記録

今年も元日付の東京発行の新聞6紙(朝日、毎日、読売、日経、産経、東京)を手元に買い揃えました。例年、この日の紙面の1面トップからは、その新聞の個性を感じ取ることができます。 各紙を見比べてまず目を引いたのは毎日新聞です。「ロッキード5億円『…