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組織ジャーナリズムに身を置き40年余

2026-01-01から1ヶ月間の記事一覧

高市政権の何が問われているのか~衆院選が公示

衆院選の公示翌日、1月28日付の東京発行新聞各紙の記録です。 この選挙の意義をどう位置付ければいいのか。各紙の一面トップ記事の主な見出し2本は以下の通りです。・朝日新聞「問われる高市政権/消費減税・安保・政治とカネ 論戦」・毎日新聞「高市路…

「首相に白紙委任できない」(琉球新報)、「『白紙委任』には抗って」(中日新聞・東京新聞)~衆院選公示、最重要の論点は「白紙委任」

衆院選が1月27日公示されました。2月8日の投開票日に向けて、論戦が交わされます。民主主義社会で主権者が意思を示す重要な機会です。争点、論点は多岐にわたりますが、この選挙で高市早苗首相が求めているのは「白紙委任」であることは、このブログで…

メモ:高市内閣支持率は下落、自民党支持率は上昇~衆院選投票まで2週間の世論調査結果

先週末に実施された世論調査の結果が報じられています。読売新聞、日経新聞、毎日新聞、共同通信の4件の調査結果を見てみました。 ※共同通信の調査は、衆院選期間中に毎週実施する「トレンド調査」の初回で、有権者の動向をみるのが狙いです 高市早苗内閣の…

衆院選を「人気投票」にしない、「白紙委任」「全権委任」を認めない~高市首相の“危うさ”とマスメディアの報道

衆議院が1月23日、解散されました。高市早苗首相が自らへの「白紙委任」「全権委任」を主権者に求める総選挙が、27日に公示されます。支持率が高い今のうちに議席を増やし、政権を安定させたいとの思惑が透けて見えます。「人気投票」になってはならな…

「『全権委任』求める危うさ」(信濃毎日新聞)、「大義欠く解散権の乱用」(沖縄タイムス)、高市首相に批判、疑念~地方紙、ブロック紙の社説、論説

一つ前の記事の続きです。 高市早苗首相が衆院解散を公に表明した1月19日の記者会見に対し、地方紙・ブロック紙が社説、論説でどう取り上げているか、ネット上の各紙のサイトで見てみました。全文を読むことができた社説、論説はほぼすべて、衆院解散と総…

問われるのは高市首相への「白紙委任」の是非~「自分ファースト解散」(朝日新聞)「大義を欠く権力乱用」(中日新聞・東京新聞) ※追記:「国論二分」発言

主権者に対して、これほどあけすけに自らへの「白紙委任」を求めた首相がいたでしょうか。異なる意見や主張であっても、熟議を重ねて合意形成に努めるのが民主主義の本義であり、国会こそ、その本来の場です。そのことを否定したも同然の高市早苗首相は「独…

主権者に問われるのは、高市首相が進める「戦争の準備」の是非~衆院選を「人気投票」で終わらせないために

通常国会が1月23日に開会します。その冒頭、高市早苗首相が衆議院を解散することが確定的になりました。高市首相は1月14日に、自民党の鈴木俊一幹事長、“連立”を組む日本維新の会の吉村洋文代表に、冒頭解散の意向を伝えたと報じられています。始まり…

「蛮行」「暴挙」「横暴」、米国批判が鮮明~ベネズエラ攻撃 地方紙の社説論説の記録

一つ前の記事の続きです。 米トランプ政権によるベネズエラ攻撃を地方紙が社説、論説でどのように論じているか、ネット上の各紙のサイトで分かる範囲で見てみました。見出しにも「蛮行」や「暴挙」「横暴」などの言葉が目に付きます。総じて、米国への批判が…

ベネズエラ攻撃と大統領拘束 「非難」(朝日、日経)、「懸念」(毎日、読売)~各紙社説の記録

新年早々の1月3日、米軍がベネズエラを攻撃し、マドゥロ大統領夫妻を拘束して米国に連れ去りました。トランプ米大統領は会見で、米企業が石油事業を再建すること、マドゥロ大統領は薬物を米国に密輸した犯罪の中心人物として、米国の法廷で裁判を受けさせ…

敗戦81年、歴史の教訓をどう生かすのか~元日付、東京発行新聞各紙の記録

今年も元日付の東京発行の新聞6紙(朝日、毎日、読売、日経、産経、東京)を手元に買い揃えました。例年、この日の紙面の1面トップからは、その新聞の個性を感じ取ることができます。 各紙を見比べてまず目を引いたのは毎日新聞です。「ロッキード5億円『…

大佛次郎「英霊に詫びる」と戦争の本質~「戦争準備」が進む年の初めに

2026年になりました。 明るい気分で迎えたとは言い難い新年です。理由は、このブログの昨年最後の記事にも書いたように、高市早苗首相の下で「戦争準備」とも呼ぶべき動きが急速に進み始めていること、その高市内閣が高い支持を得ていることです。このま…