ニュース・ワーカー2

組織ジャーナリズムに身を置き40年余

沖縄・宮古島の新聞と労組

新旧経営者の社告2本を掲載~労組が紙面を守ってきた「宮古新報」

社長の一方的な廃業、解雇の通告に対抗して、労組が新聞の自主発行を続ける沖縄県・宮古島の地域紙「宮古新報」を巡る状況の続報です。 このブログの以前の記事でも触れたように、新聞発行事業の譲渡は決まっていました。宮古新報の紙面では、ようやく2月1…

「宮古新報」の新経営者は何を語るのか~事業譲渡が決定

社長の一方的な廃業、解雇の通告に対抗して、労組が新聞の自主発行を続ける沖縄県・宮古島の地域紙「宮古新報」を巡る状況の続報です。 前回の記事でも書いたように、焦点になっているのは事業譲渡です。新聞労連のフェイスブックページによると、その事業譲…

「ゆいまーる」 わたしも あなたも一人ではない~労組の自主発行続く「宮古新報」、焦点は事業譲渡

社長の一方的な廃業、解雇の通告に対抗して、労組が新聞の自主発行を続ける沖縄県・宮古島の地域紙「宮古新報」を巡る状況の続報です。 宮古新報労組は自主発行が始まった1月12日付の紙面から、社内の様子をコラム「社窓風景」で伝えています。9回目とな…

沖縄・宮古島の新聞労組のアララガマ精神~続く「宮古新報」の自主発行

社長の一方的な廃業、解雇の通告に対抗して、労組が新聞の自主発行を続ける沖縄県・宮古島の地域紙「宮古新報」を巡る状況の続報です。 週末の19日(土)、20日(日)の2日間、宮古島を訪ねて宮古新報労組に法律面の支援を行った東京の弁護士、加部歩人…

セクハラ問われ「おばあ ばっかり」と口にする宮古新報社長~TBS「ニュースキャスター」が放映

労働組合がパワハラ、セクハラを理由に社長に退陣を求め、社長が廃業と社員全員の解雇を通告すると、労組が新聞の自主発行で対抗している沖縄県・宮古島の宮古新報を巡る続報です。昨19日夜のTBS「ニュースキャスター」が取り上げました。横綱稀勢の里…

「絶対、止めない」~続く「宮古新報」の労組自主発行

沖縄県・宮古島の地域紙「宮古新報」と宮古新報労働組合の自主発行の続報です。 宮古新報労組は昨年11月、宮古新報社の座喜味弘二社長によるパワハラやセクハラ行為があったとして、社長の退陣を要求。社長はパワハラ・セクハラを否定した上で、体調不良な…

「宮古新報」発行続ける労組に支援、激励広がる

一つ前の記事、沖縄県・宮古島の「宮古新報」存続に向けた労組の取り組みの続報です。 news-worker.hatenablog.com 宮古新報社の座喜味弘二社長が廃業と全従業員の解雇を表明したことに対し、「宮古新報労働組合」の組合員による新聞発行が続いています。同…

沖縄県宮古島の「宮古新報」発行を労組が継続 ※追記:「地域に根ざし、地域とともに歩む新聞」

沖縄県・宮古島に「宮古新報」という地域紙があります。発行する宮古新報社では、社長が突然、廃刊を言い出し、社員へ全員解雇を通告しました。これに対し社員でつくる「宮古新報労働組合」が紙面発行の継続に乗り出しています。同労組が加盟する新聞労連(…

今なお先進性が色あせない宮古毎日新聞労組〜祝結成5周年

21日から22日にかけて、1泊2日で沖縄県の宮古島を訪ねました。このブログでも何回か紹介しましたが、この島の地域紙の労働組合、宮古毎日新聞労働組合が21日で結成から丸5年となり、その記念式典とお祝いの会に出席しました。 結成当時、わたしは新…

問われていたのは「団結の価値」〜新聞労連結成60周年

22日の夜、東京都内で開かれた新聞労連(日本新聞労働組合連合)の「結成60周年記念の集い」に参加しました。新聞労連は1950年6月30日の結成から1期1年で執行部をつなぎ、わたしが委員長に在籍した2004、05年度は55期、56期というこ…

先進性が色あせない宮古毎日新聞労組〜アエラ「珊瑚礁の島の労組つぶし」掲載

沖縄県の宮古島に宮古毎日新聞という地域紙があります。1955年創刊。公称発行部数は約1万6千部。沖縄には那覇市に発行本社を置く県紙として沖縄タイムス、琉球新報の2紙がありますが、宮古島と周辺の島々に限って言えば、宮古毎日新聞はシェアと紙面…