ニュース・ワーカー2

組織ジャーナリズムに身を置き40年余

2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

読書:「新しい労働社会―雇用システムの再構築へ」(濱口桂一郎 岩波新書)

新しい労働社会―雇用システムの再構築へ (岩波新書)作者: 濱口桂一郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/07/22メディア: 新書購入: 18人 クリック: 401回この商品を含むブログ (84件) を見る 労働組合の専従役員を務めた計3年間を振り返って思うことが…

民主党のメディア政策と「表現の自由」の視点

少し時間が経ってしまいましたが、「TOKYOメディフェス2009」最終日(22日)の分科会「コミュニケーションとメディア政策を考える」には、総務副大臣に就任した民主党の内藤正光参院議員が参加し、民主党が政策集に明記している通信・放送担当の…

表現するのは「個人」〜メディフェス2009分科会の簡単な振り返り

昨日(20日)は午後、東京・表参道のウィメンズプラザで22日まで開催中の「第7回市民メディア全国交流集会〜TOKYOメディフェス2009」の分科会「徹底討論!『貧困の報道』と『報道の貧困』」に参加しました(参照過去エントリー)。日本ジャー…

「メディフェス2009」20日からです

以前のエントリーで紹介した「第7回市民メディア全国交流集会〜TOKYOメディフェス2009」の開催が近付いてきました。連休(春のゴールデンウイークに対してシルバーウイークとも呼ばれているようです)中の9月20日(日)から22日(火)まで、…

やはり「現場の責任」が前面に出た処分と最終報告〜海自・集団格闘死事件

一つ前のエントリーで取り上げた海上自衛隊の特殊部隊「特別警備隊(特警隊)」の集団格闘死事件で、防衛省は8日、担当教官でレフェリー役を務めていた2等海曹を停職20日、特警隊隊長だった1等海佐を停職15日とするなど21人の処分を発表しました。…

教官の資質の問題ではない集団格闘死事件〜自衛隊の拡大基調は続くのか

このブログでも何度か触れてきた事件ですが、昨年9月に広島県江田島市にある海上自衛隊特殊部隊の養成過程で起きた集団格闘死事件が、刑事手続きとしては一応の決着をみることになりました。検察は8月31日、格闘訓練の担当教官でレフェリー役を務めてい…

各紙政治部長の署名評論の雑感

民主党が308議席を獲得した8月30日の衆院選について、マスメディアは開票状況の速報とともに選挙結果がどんな意味を持つのか、論評にも力を入れました。東京都内発行の新聞各紙(最終版)は31日付朝刊の第一面に、政治部長らの署名評論記事を掲載し…