ニュース・ワーカー2

組織ジャーナリズムに身を置き40年余

10月4日から東京で、JCJが秋のジャーナリスト講座

 案内をいただいた企画の紹介です。

 ◎JCJ(日本ジャーナリスト会議)秋のジャーナリスト講座


 新聞やテレビの世界に関心のある方々、どなたでも参加できます。記者とは何か、取材はどうするのか、文章の書き方、さらには現代社会で起きている問題をどうとらえるか、を第一線の記者、ディレクターの方々と一緒に考えていきます。要予約です。


【1】10月4日(土)13時半から17時 会場:東京・神保町の岩波セミナールーム
講演1:著書『安倍官邸と新聞――「二極化する報道」の危機』をめぐって
 〈改憲集団的自衛権などの報道で在京大手紙は二つに方向が割れた。官邸サイドからの情報操作も奏功しているのか。新聞の今を問う〉
 講師:朝日新聞社記事審査室幹事 徳山喜雄さん

講演2:「記者は何をすべきか」 
 〈新聞記者の仕事の基本、心構えなどを体験を踏まえて話していただきます。北海道警の裏金問題を徹底的に暴いた敏腕記者による講義〉   
 講師:高知新聞記者 高田昌幸さん

 【文章ゼミ】10月5日(日)11時から17時   会場:京橋プラザ区民館・1号室
 (東京都中央区銀座1−25−3、地下鉄有楽町線新富町駅近く )
 報道文章の書き方ゼミ  高知新聞高田昌幸さん          
 定員20人。事前に自由なテーマで作文800字を提出してください。選考あり(締め切りは9月19日)


【2】10月13日(月)13時半から17時 会場:日比谷図書文化館・小ホール(4階)=東京都千代田区日比谷公園内、地下鉄霞ヶ関駅か内幸町駅近く
講演:水爆実験と『核の難民』、その後の核汚染を問う――映像を見ながら
 〈1954年のビキニ水爆実験で被ばくした島民の半世紀後を取材した佐々木さん。放射能汚染の深刻さは、現代の福島原発事故の問題と重なる〉  
 講師:NHKディレクター・佐々木英基さん


【3】10月18日(土)13時半から17時   日比谷図書文化館・小ホール
講演:「いまジャーナリストに求められる覚悟」
 〈戦後に起きた謀略事件・菅生事件の取材や、『デスク日記』の執筆で知られる原さん。1925年生まれの超ベテランジャーナリストが若い世代に向けて発するメッセージは。講演はJCJ設立60年記念事業の一環です〉
 講師:ジャーナリスト・原寿雄さん(元共同通信編集局長) 
 コーディネーター:藤森研・専修大学教授


【4】10月28日(火)18時半から21時  日比谷図書文化館・小ホール
講演:秘密法とメディア規制――安倍政権の動き
 〈昨年末に強行採決の末に国会を通った特定秘密保護法とはどんな法律なのか。政権が自由に秘密をつくり、ガードを固める    ことで何が起きるか。NHKを含むメディアへの規制に執念を見せる安倍政権のこれまでと、こらからの狙いを、情報問題に詳しい臺さ んに語っていただきます〉
 講師:ジャーナリスト・薹宏士さん(元毎日新聞記者)


【5】11月5日(水)18時半から21時   日比谷図書文化館・小ホール
講演:沖縄はどうなっているか――記者の日々
 〈自然豊かな辺野古に新しい米軍基地を建設させまいと、根強い反対運動が続いている沖縄。11月16日には辺野古移転の是非を問う県知事選がある。それは戦争も視野に軍備増強を急ぐ現政権のあり方を審判する歴史的な選挙でもある。沖縄はいまどうなっているのか、実情を明らかにしながら、なぜ新聞記者を目指したのか、沖縄での取材の経験、そして東京で見た中央政府の姿など、日々格闘する記者の思いを伝えていただきます〉 
 講師:琉球新報東京支社報道部長・島洋子さん


【6】11月9日(日)13時半から17時   日比谷図書文化館・小ホール
講演:東京新聞の1面のつくり方・論点明示報道とは
 1 政治部はどう取材するか
 2 整理部の果たす役割――どう表現するか
 〈東京新聞は1面のつくり方に、従来の新聞とは異なる新しい手法を採用している。政府の発表内容をそのまま書き・見出しにするのではなく、一歩踏み込んで、政治ニュースの何が争点かを抉りだし、どんな事態が進行しているか、これから何が起きる可能性があるかを大きな見出しで打ち出し、読者にわかりやすく明示する。特に集団的自衛権に関する報道で出色の紙面を作った。これらが「論点明示報道」との評価を得て、2014年度のJCJ大賞に輝いた。政治部・整理部の仕事のイロハを含めて、取材と編集の意図を解き明かしてもらう〉
 講師:東京新聞政治部と整理部から


【7】11月15日(土)13時半から17時   日比谷図書文化館・小ホール
講演1:環境問題を取材する
 講師:毎日新聞記者・明珍美紀さん

講演2:文化部の仕事とは
 講師 元日本経済新聞編集委員の浦田憲治さん
 〈新聞は政治・経済・社会ニュースなどを取り上げるが、環境問題はその枠を超えた横断的なテーマだ。地球環境問題をライフワークにして挑んでいる明珍さんから記者の面白さ、難しさなどの体験を聞く。続いて文化の分野の講義。小説や映画、演劇、音楽なども新聞記者は取材する。今回は作家との長い付き合いを続け、文芸分野を専門にしてきたベテランジャーナリストの浦田さんに話していただく〉


【8】11月28日(金)18時半から21時   日比谷図書文化館・小ホール
講演:「チェルノブイリから福島へ・未来への答案」を見て テレビドキュメンタリーの制作を考える
 講師:科学ジャーナリスト・倉澤治雄さん(元日本テレビ)ら


資料代:【1】から【8】まで各回1000円   1回だけの受講もOKです。
    5回参加予定の方に割引券=5回・4000円あり(当日、会場でお求めください)
    なお10月5日【文章ゼミ】だけは別枠で1回3000円です。


定員:文章ゼミを除き、各回50人


受講希望の方は氏名、連絡先メールアドレス、電話番号、参加希望日を明記してメールでお申し込みください。確認メールを返信いたします。


メールの宛先  jcj13kouza@yahoo.co.jp 


お問い合わせは日本ジャーナリスト会議事務局へ


(電話03・3291・6475=月水金の午後)


主催:日本ジャーナリスト会議  東京都千代田区猿楽町1−4−8松村ビル4F

 詳細については主催元へお問い合わせをお願いいたします。


【追記】2014年9月19日6時55分
 10月5日の「報道文章ゼミ」について、事前の作文提出の締め切りが9月19日から26日まで1週間延期になりました。

 毎年、好評の「報道文章ゼミ」(今年は10月5日開催)でお知らせです。
 800字の作文提出の締め切りを当初の19日までから、9月26日まで、一週間延ばしました。

【報道文章ゼミ】10月5日(日)11時から17時   会場:京橋プラザ区民館・1号室
(東京都中央区銀座1−25−3、地下鉄有楽町線新富町駅近く )


    報道文章の書き方ゼミ  高知新聞高田昌幸さん          


定員20人。事前に自由なテーマで作文800字を提出してください。選考あり(締め切りは9月26日)
作文の送付先は参加希望の方に、こちらからご連絡します。


参加費:3000円
受講希望の方は氏名、連絡先メールアドレス、電話番号、参加希望日を明記してメールでお申し込みください。確認メールを返信いたします。


メールの宛先  jcj13kouza@yahoo.co.jp 


お問い合わせは日本ジャーナリスト会議事務局へ
(電話03・3291・6475=月水金の午後)


主催:日本ジャーナリスト会議  東京都千代田区猿楽町1−4−8松村ビル4F