世論調査の結果をいくつか書きとめておきます。
安倍晋三首相の自民党総裁としての任期延長に消極的な評価が積極評価を上回る傾向は、先行した毎日新聞や共同通信の調査と同じです。
天皇の生前退位について、80%以上が容認しているのも、先行の調査と同じ傾向です。
▼朝日新聞=8月6、7日実施
・内閣支持率 支持48%(7月の前回比3ポイント増) 不支持29%(6ポイント減)
・内閣改造 評価する37% 評価しない34%
・安倍首相の自民党総裁任期 延長した方がよい29% しないほうがよい48%
・次の衆院選でも野党は統一候補を立てた方がよいか よい37% そうは思わない43%
・天皇の生前退位に 賛成84% 反対5%
▼産経新聞・FNN=8月6、7日実施
・内閣支持率 支持55・4%(7月の前回比5・6ポイント増) 不支持33・1%(6・0ポイント減)
・内閣改造 評価する40・4% 評価しない42・1%
・稲田朋美防衛相の起用 評価する31・7% 評価しない49・8%
・安倍首相にどのくらい続けて欲しいか
できるだけ長く続けてほしい21・4%
しばらくの間は続けてほしい54・7%
できるだけ早く退任してほしい21・5%
・現在は「生前退位」の規定がない。政府はどう対応すべきか
「生前退位」が可能になるように制度改正を急ぐべきだ70・7%
慎重に対応すべきだ27・0%
・「生前退位」が可能になるように憲法を改正してもよいと思うか
思う84・7%
思わない11・0%
▼共同通信=8月8、9日
・天皇の「生前退位」 できるようにした方がよい86・6%
※参考過去記事
「続いてほしいとは思われていない安倍政権―総裁任期延長『必要ない』が過半数」=2016年8月6日
http://d.hatena.ne.jp/news-worker/20160806/1470467569
※8月3、4日実施の調査(補足)
毎日新聞:生前退位できるように皇室制度を見直すべきか 「見直すべきだ」67% 「慎重に議論すべきだ」22%
読売新聞:生前退位ができるように制度を改正すべきか 「改正すべきだ」84% 「改正する必要はない」11%
共同通信:生前に退位できるようにすることをどう思うか 「できるようにした方がよい」85・7% 「現行制度のままでよい」10・8%
【追記】2016年8月16日0時20分
読売新聞が8月9、10日実施した世論調査の結果です。
・天皇の生前退位の問題に関心があるか
大いに関心がある 36%
ある程度関心がある 52%
あまり関心がない 7%
全く関心がない 4%
答えない 1%
・生前退位ができるように制度改正すべきか
改正すべきだ 81%
改正する必要はない 10%
答えない 8%
・改正すべきだと答えた人だけ:生前退位は今の天皇にだけ認めるのがよいか
今の天皇だけ 14%
今後すべての天皇 80%
答えない 6%
・政府は生前退位について、制度の改正を急ぐべきだと思うか
急ぐべきだ 52%
慎重に検討すべきだ 43%
答えない 6%
・象徴天皇のあり方に関するお気持ちの表明は良かったと思うか
思う 93%
思わない 3%
答えない 4%