NHKが12月9〜11日の3日間実施した電話世論調査の結果が報じられました。
※「内閣支持50% 不支持32% NHK世論調査」=2016年12月12日
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161212/k10010804021000.html
12月5日に安倍晋三首相がハワイ訪問と真珠湾で慰霊を公表してから初めてのタイミングの調査です。米オバマ大統領が広島を訪問した際と同様に、内閣支持率が上がると踏んで、政界では衆院解散の憶測が強まっているとも伝えられていますが、真珠湾訪問への支持は高いものの、内閣支持率は前回調査より5ポイント低下して50%との結果でした。他メディアの調査を引き続き注視したいと思います。
NHK調査の主な項目を書きとめておきます。
▼安倍内閣支持率 「支持する」50%(先月の調査より5ポイント低下) 「支持しない」32%(6ポイント上昇)
▼安倍首相が今月下旬にハワイを訪れ、旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者を、アメリカのオバマ大統領とともに慰霊することについて
「大いに評価する」34%、「ある程度評価する」48%、「あまり評価しない」10%、「全く評価しない」3%
▼TPP(環太平洋パートナーシップ協定)の国会承認を求める議案などが今月9日に成立したことについて
「大いに評価する」9%、「ある程度評価する」38%、「あまり評価しない」29%、「全く評価しない」12%
▼カジノを含むIR(統合型リゾート施設)の整備を政府に促す、議員立法の法案について
「賛成」12%、「反対」44%、「どちらともいえない」34%
▼安倍総理大臣が、今月15日と16日に、地元・山口県と東京で、ロシアのプーチン大統領と行う日ロ首脳会談について、北方領土問題が進展すると思うか
「進展すると思う」11%、「進展するとは思わない」74%
▼天皇の退位についてどのようにするのが望ましいと思うか
「特別法を作って、いまの天皇陛下に限って認める」25%
「皇室典範を改正して、今後すべての天皇ができるようにする」53%
「退位は認めず、現在の制度の範囲内で対応する」11%