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組織ジャーナリズムに身を置き40年余

緊急事態宣言の日々~在京紙報道の記録1:4月9~10日付

 新型コロナウイルス対策として、改正新インフルエンザ特措法に基づく緊急事態宣言が発せられ、わたしたちの社会は大きく変わりつつあるようです。その変化の様相を記録に残すわたしなりの試みとして、東京発行新聞各紙の1面トップ記事と準トップ記事の見出しを書きとめていくことにしました。こつこつと積み上げていくことで、後日、見えてくるものがあるのではないかと思います。
 対象は朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、日経新聞、産経新聞、東京新聞の6紙(産経は朝刊のみ)。原則として、主見出しと次に大きな脇見出しの2本にします。緊急事態宣言3日目の4月9日付朝刊分から始めますが、数日~1週間おきぐらいを目安にアップします。
 紙の新聞ならではの記録として後世、何がしかの役に立つことを期待したいと思います。

【4月9日付】=緊急事態宣言3日目
▼朝刊
朝日新聞
「『休業の損失。国が補償を』/コロナ対応 知事会が提言へ」
「東京駅周辺 人出38%減/民間会社調査 7日と3月中旬を比較」
毎日新聞
「手探り コロナ緊急事態/初日の銀座『人出1割以下』」
「緊急宣言『評価』72%/本社緊急世論調査 『遅すぎる』70%」
読売新聞
「休業要請 調整難航/国と都 業種・補償 隔たり」
「サンダース氏 撤退/民主 バイデン氏指名確実」
日経新聞
「人出減少 なお限定的/外食7000店 営業自粛」
コロナと世界「テクノロジーが権力に」仏経済学者ジャック・アタリ氏
産経新聞
「休業要請 割れる判断/都は積極、6府県静観」
「封鎖解除の武漢『第2波』警戒/2か月半ぶり 無症状者は2万人か」
東京新聞
「保育園休園 戸惑い/都内 分かれる判断」
「政府『休業要請延期を』/2週間 知事会の補償要求 拒絶」

▼夕刊
朝日新聞
「追い込まれるホームレス/同じマスク1カ月、炊き出し中止、ネットカフェ休業」
※ダイジェスト「休業要請範囲 政府・都が最終調整」など3本
毎日新聞
「『NY まるで戦争』/高熱1週間超 検査受けられず」
「民主バイデン氏指名へ/米大統領選 サンダース氏撤退」
読売新聞
「高級食材を学校給食に/コロナで不振、和牛やメロン」
「休業要請 理髪店を除外/緊急事態 都検討、百貨店も」
日経新聞
「コロナ危機下『結束を』/米民主 バイデン氏指名へ」
「休業要請 理髪店など除外/経財相、東京都と調整」
東京新聞
「都、休業要請対象外に/百貨店 理美容店 ホームセンター」
「自宅・ホテル療養にも給付金/大手生保4社がコロナ入院特例」

【4月10日】=緊急事態宣言4日目
▼朝刊
朝日新聞
「休業要請先 国と都合意/コロナ対策 応じた業者に協力金」
「トランプ氏対バイデン氏/民主・サンダース氏撤退」
毎日新聞
「百貨店・理髪店は対象外/新型コロナ 休業要請で東京」
「東京 新規感染181人 最多」
読売新聞
「『大恐慌以来の不況』予測/IMF専務理事 新型コロナ打撃」
「飲食店 午後8時まで/休業要請業種 都きょう発表」
日経新聞
「中小支援 時間との闘い/スイス 官民で即日融資 米 4日で4兆円」
コロナと世界「脅威は続く 科学は途上」京都大特別教授 本庶佑氏
産経新聞
「百貨店・理髪店 除外へ/都、休業要請で調整」
「経済『世界恐慌以来で最悪』/IMFトップ コロナ、新興国に打撃」
東京新聞
「都、休業要請きょう公表/ネットカフェやパチンコなど対象」
「30万円給付『3密』の恐れ/中小融資窓口すでに殺到」

▼夕刊
朝日新聞
「都 休業対象を明示/パチンコ・ネットカフェ・カラオケ・ゲーセン」
「愛知『緊急事態』県独自に宣言/京都は指定要請」
毎日新聞
「原油大幅減産で合意/通信社報道 日産1000万バレル削減」
「国会審議再開 間隔を空け」
読売新聞
「休業店に協力金50万円/都独自 総額1000億円規模」
「原油1000万バレル 減産/暫定合意」
日経新聞
「日産1000万バレル減産 合意/OPEC・ロシア 過去最大級」
「ユーロ圏、経済対策64兆円/財務相合意 吸湿基金を」
東京新聞
「笑顔のため 修復一歩ずつ/台風・コロナ…千葉の旅館 苦境」
「現金給付基準 全国一律」