産経新聞社は７月１２日付の産経新聞紙面に、月ぎめ購読料改定の社告を掲載しました。朝刊のみ発行の東京本社では、８月１日から現行の３４００円が５００円値上がりして３９００円になります。大阪本社の朝刊、夕刊のセット価格も同じく５００円上がり、４４００円が４９００円になります。社告では、値上げの要因について、昨年２月のロシアのウクライナ侵攻以来の諸物価の上昇、中でも用紙代やインク代の高騰を挙げています。また、８月からは紙面を刷新し、一部のページで文字を大きくするほか、「これから １００歳時代の歩き方」「論説委員の聞く力」など、読み応えのある連載を新たに始める、などとしています。
新聞の購読料を巡っては、３月２５日に読売新聞が、少なくとも向こう１年間は値上げしないことを表明しました。次いで朝日新聞が５月１日からの値上げを表明。以後、６月１日に毎日新聞、７月１日に日経新聞と１カ月おきに値上げの動きが続き、今回の産経新聞の値上げ表明で、全国紙５紙の動きが出そろったことになります。一覧表にまとめると、以下の通りです。値上げ後の朝刊、夕刊のセット価格が４９００円、日経新聞では５４００円という中で、読売新聞の４４００円はやはり目を引きます。
※参考過去記事
