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辺野古の海上本体工事に着手(備忘)

 米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の移設計画で、移設先として日米両政府が合意している名護市辺野古で2月6日、沖縄防衛局が海上本体工事に着手しました。

琉球新報「海上工事に着手 防衛局、辺野古強行 県、文書で中止要求」=2017年2月7日
 http://ryukyushimpo.jp/news/entry-440116.html 

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、沖縄防衛局は6日午前8時40分ごろ、海上の本体工事に着手した。5日に名護市大浦湾の臨時制限区域に到着した作業用の船団のうち、台船2隻から汚濁防止膜を固定するための大型コンクリートブロックなどをクレーン船2隻に移し替える作業が行われた。早ければ7日にも同区域内に最大13・9トンの大型ブロックを投下し、汚濁防止膜の設置作業が本格化する。県は防衛局が実際に投下した場合は法的な対抗措置を検討する方針。県民の民意を無視した形で本体工事が強行されることに、県民の反発はさらに強まりそうだ。

 本土マスメディアのうち、手元にある東京発行の朝日新聞毎日新聞、読売新聞の2月6日夕刊(左)と7日付朝刊の1面は写真の通りです。
 以下は、とりあえずの備忘を兼ねたメモです。
 このニュースはいずれも1面に写真付き。毎日新聞は6日夕刊は1面トップの扱いでした。
 3紙とも朝刊は社説も掲載しました。朝日、毎日は、辺野古以外の可能性を探れ、との論調。読売は翁長雄志・沖縄県知事に対して「埋め立てを受け入れるべきだ」と主張しています。
 朝日新聞が7日付朝刊社会面トップで「怒号『同じ県民だろう』」の見出しとともに、米軍キャンプ・シュワブのゲート前で、抗議の県民が県警機動隊によって強制的に排除される様子を伝えているのが目を引きました。