ニュース・ワーカー2

組織ジャーナリズムに身を置き40年余

スイッチオン仙台キャラバンまで1週間

 このブログでも何度か紹介してきた11月28日(土)の「スイッチオン」プロジェクト・仙台キャラバンまで1週間になりました。運営に当たる学生らの奮闘ぶりを、運営委員会のブログで見ることができます。「伝わるうれしさ、伝えずにいられない」をキャッチコピーにしたポスターも制作しました。
 わたしがデスク陣の一員として参加するライティング・ワークショップ(1日ジャーナリスト体験)は15人の募集定員まで残りわずか。プロジェクトのデスクの1人、河北新報の寺島英弥さんのほか、地元仙台からゲストを招いての公開シンポジウムはまだ余裕があります。申し込みは運営委員会のブログからどうぞ。
※「スイッチオン」プロジェクト・運営委員会ブログ
 http://blog.goo.ne.jp/321switchon 

「シンポジウム」の概要
 誰もが情報を発信できる時代。
そんな時代だからこそ、その人にしか表現できないものを作れる「プロ」が必要とされています。
みんながジャーナリストになれる時代の「伝える」ことについて、
第一線で活躍し続けるパネリスト陣がみなさんとともに考えてまいります。

 テーマ:「磨こう!思いを『伝える』スキル 〜誰でもジャーナリストになれる時代に〜」
 時間:11月28日(土)13時半受付開始、 14時開場、16時30分終了予定。
 会場:せんだいメディアテーク 7Fスタジオシアター
 参加費:無料
 対象:どなたでもご参加いただけます
 人数:先着180名
 登壇予定者: 寺島 英弥(河北新報社編集局次長)
       高成田 享(朝日新聞社石巻支局長)
       関本 英太郎(東北大学大学院情報科学研究科教授)
       紅邑 晶子(特定非営利活動法人せんだい・みやぎNPOセンター常務理事・事務局長)
       藤代 裕之(NTTレゾナント、スイッチオンPJプログラムディレクター)

 マスメディア、研究者、NPO関係者がパネルディスカッションを行い、誰もが情報発信できる時代の課題や可能性、情報発信や表現のスキル、そしてメディアとしての役割を考えていきます。
 参加者を巻き込んだミニワークショップ、街に出て取材している大学生とネットで中継して取材状況を聞くインタラクティブな企画も予定しています。

 「伝える」ことは人と人をつなげることです。この仙台キャラバンでも新しい人と人との出会いがあるはずですし、それがわたし自身、何よりも楽しみです。人と人とがつながるという意味では、この仙台キャラバンの試み自体が「メディア」かもしれません。仙台や近郊にお住まいの方、どうぞ気軽に足を運んでください。会場でお会いしましょう。

※追記 2009年11月22日午前9時
 河北新報の寺島英弥さんが自身のブログCafe Vitaに、朝日新聞石巻支局長の高成田享さんと会ったときのことを書いています。朝日のアメリカ総局長などを歴任し、「ニュースステーション」のコメンテーターも務めた「大物記者」が、定年を機会にとはいえ、なぜ石巻に? わたしも同じ企業内記者ですが、一人の物書きとしての高成田さんの生き方がうらやましく思えます。
 その寺島さんや高成田さんが出演する28日のシンポに期待。ライティング・ワークショップのデスクも、シンポをのぞく時間はありそうなので楽しみです。
 Cafe Vita「語ろう 発信するって?伝えるって?」
 http://flat.kahoku.co.jp/u/blog-seibun/pbKBoe7E1Y4Oq2lXkg05/