民意は「国葬やって良かった」とはならず

 10月15、16日の週末に実施された世論調査2件の結果を目にしました。産経新聞とFNN(フジテレビ系)の合同調査では、岸田文雄内閣の支持率は5カ月連続の下落で40.9%。昨年10月の政権発足後、最低でした。ANNの調査でも、やはり政権発足後最低の33.1%でした。
 9月27日に行われた安倍晋三元首相の国葬に対しては、否定的評価が59.2%と57%です。肯定的評価は35.2%と30%で、その差は24ポイントと27ポイントもあります。国葬後の世論調査では、いずれも否定的評価が27~12ポイントも肯定的評価を上回っており、日がたったからといって「国葬をやって良かった」とはなっていないことが明白です。
 安倍元首相を巡っては、自民党内で旧統一教会の票を差配する立場だったとの指摘があります。しかし岸田首相(自民党総裁)は、自民党として安倍元首相と教団の関係は調査しないとの姿勢を崩しません。旧統一教会と関係が取り沙汰されている中での国葬強行が疑問視されたのは当然ですし、岸田内閣の支持が下がり続けるのもまた当然だと感じます。

 以下に、国葬実施の評価について、国葬後の主な世論調査でどういう結果が出たか、書きとめておきます。

・産経新聞・FNN ※10月15、16日実施
 「よかった」35・2%
 「よくなかった」59・2% 差24ポイント

・ANN ※10月15、16日実施
 「評価する」30%
 「評価しない」57% 差27ポイント

・共同通信 ※10月8、9日実施
 「評価する」「どちらかといえば評価する」計36.9%
 「評価しない」「どちらかといえば評価しない」計61.9% 差25ポイント

・朝日新聞 ※10月1、2日実施
 「評価する」35%
 「評価しない」59% 差24ポイント

・読売新聞 ※10月1、2日実施
 ※国葬実施をよかったと思うか、思わないか
 「思う」41%
 「思わない」54% 差13ポイント

・JNN ※10月1、2日実施
 「良かった」42%
 「良くなかった」54% 差12ポイント

 

※7月以降の世論調査の記録です

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