読書

「検証 福島原発事故・記者会見」(日隅一雄 木野龍逸 岩波書店)

検証 福島原発事故・記者会見――東電・政府は何を隠したのか作者:日隅 一雄,木野 龍逸発売日: 2012/01/21メディア: 単行本(ソフトカバー)※岩波書店サイトの紹介ページ http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0246690/top.html 共著者の日隅一雄さんから贈って…

自らのありようを客観化して確認する1冊〜日隅一雄弁護士「マスコミはなぜ 『マスゴミ』 と呼ばれるのか」補訂版

マスコミはなぜ「マスゴミ」と呼ばれるのか(補訂版)? 権力に縛られたメディアのシステムを俯瞰する作者: 日隅一雄出版社/メーカー: 現代人文社発売日: 2012/01/20メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (4件) を見る もう4年近く…

被災した放送人の体験を記録〜放送レポート別冊「大震災・原発事故とメディア」

東日本大震災は発生から4カ月半になります。死亡が確認された方は1万5616人、行方不明の方は4949人(7月23日現在、警察庁集計)に上り、被害の全容は今もなお確定していません。東京電力福島第一原発事故の収束は遠く、それどころか最近では原…

何を報じていないか〜週刊金曜日「ウェブ時代のメディアリテラシー」

発売中の週刊金曜日(1月14日号)が特集「煮詰まるマスコミ 見えない社会 ウェブ時代のメディアリテラシー」を掲載しています。佐藤卓己氏、西垣通氏のそれぞれの長文談話記事とともに、直接、マスメディアやジャーナリズムに関係するものとして、三橋順…

「消耗戦」の中の「思考停止」

週刊 ダイヤモンド 2011年 1/15号 [雑誌]出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2011/01/11メディア: 雑誌購入: 7人 クリック: 39回この商品を含むブログ (14件) を見るNewsweek (ニューズウィーク日本版) 2011年 1/19号 [雑誌]出版社/メーカー: 阪急コミ…

この1年に読んだ本から

昨年は読書関係のエントリーが減ってしまいました。今年は読書にも励みたいと思います。年が明けてしまいましたが、昨年1年に読んだ本の中で印象に残った何冊かについて、簡単に感想を書き記しておきます。街場のメディア論 (光文社新書)作者: 内田樹出版社…

「同僚市民」を伝え「歴史の第一稿」を報じる〜「英国式事件報道〜なぜ実名にこだわるのか」(澤康臣 文芸春秋)

マスメディアの報道の実務でもっとも頭を悩ませるものの一つに「実名で報じるか、匿名とするか」の問題があります。運用上のルールは「原則は実名、ケースバイケースで匿名も」ですが、とりわけ事件事故の報道では、きれいに切り分けることが難しいケースが…

週刊東洋経済の特集「激烈!メディア覇権戦争」

週刊 東洋経済 2010年 7/3号 [雑誌]出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2010/06/28メディア: 雑誌購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (14件) を見る 6月28日発売の週刊東洋経済(7月3日号)が「メディア覇権戦争」の特集を組んでいるの…

「ジャーナリズムを担うのは誰か」〜Journalism6月号に寄稿しました

10日発売された朝日新聞社ジャーナリスト学校発行の月刊誌「Journalism」6月号の「メディア・リポート」の「新聞」に、記者会見の開放問題についての小文「ジャーナリズムを担うのは誰か 新たな段階の記者会見開放」を寄稿しました。ネットで読むことがで…

新聞とテレビの「断末魔」〜週刊東洋経済が特集

週刊 東洋経済 2010年 2/20号 [雑誌]出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2010/02/15メディア: 雑誌購入: 4人 クリック: 53回この商品を含むブログ (9件) を見る 今週発売の週刊東洋経済(2月20日号)が「新聞・テレビ 断末魔 再生か破滅か」と題した…

新聞記者は「血の粛清」後、プロとして残れるのか〜読書「フリーからお金を生みだす新戦略」

フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略作者: クリス・アンダーソン,小林弘人,高橋則明出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2009/11/21メディア: ハードカバー購入: 133人 クリック: 3,796回この商品を含むブログ (531件) を見る 著者のクリス・アンダーソン…

堀江貴文さん「新聞読まなくてもTwitterで世の中の動きわかる」〜週刊ダイヤモンドが特集

現在発売中の週刊ダイヤモンド(1月23日号)が特集「2010年ツイッターの旅」を掲載しています。表紙はツイッター・ユーザーのアイコンを集めたもので、同誌編集部のアカウントを通じて募集していました。週刊 ダイヤモンド 2010年 1/23号 [雑誌]出版…

「わが罪はつねにわが前にあり」故松橋忠光さんのこと〜「一粒の麦」の生き方

もう26年も前のことになります。1984年に「わが罪はつねにわが前にあり」という本が世に出ました。著者は当時、退職後8年余り経っていた元警察キャリア官僚の松橋忠光さん。副題に「期待される新警察庁長官への手紙」とあるとおり、同期生の中から警…

続・この1年に読んだ本から

昨日のエントリーの続きです。地域メディアが地域を変える作者: 河井孝仁,遊橋裕泰出版社/メーカー: 日本経済評論社発売日: 2009/05メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (14件) を見る「地域メディアが地域を変える」(河井孝仁・…

メディアのありようを変えるTwitter

Twitterのアカウントを取得したのは今年5月だったのですが、最初はおもしろさがよく分からず事実上放置していました。その後、あちこちでTwitterが話題になっているのを見聞きし、知り合いのアカウントを探すところから始めて今ではほぼ毎日、なにがしか「…

この1年に読んだ本から

この1年に読んだ本のうち、印象に残ったものはその都度、読後感をこのブログに書き残すようにしてきました。中には時間がなく、読みっぱなしに終わっているものもあります。1年の終わりに当たって、何冊か簡単に感想を書き留めておきます。2011年新聞・テ…

読書「自衛隊という密室―いじめと暴力、腐敗の現場から」(三宅勝久 高文研)

自衛隊という密室―いじめと暴力、腐敗の現場から作者: 三宅勝久出版社/メーカー: 高文研発売日: 2009/09メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (5件) を見る このブログではたびたび自衛隊を取り上げています。戦争放棄と戦力不保持…

読書:「2030年 メディアのかたち」(坪田知己 講談社現代プレミアブック)

2030年 メディアのかたち (現代プレミアブック)作者: 坪田知己出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/09/29メディア: 新書購入: 5人 クリック: 73回この商品を含むブログ (10件) を見る 読み始めて間もなく、もやもやとしていた頭の中がすっきり整理されてい…

読書:「新しい労働社会―雇用システムの再構築へ」(濱口桂一郎 岩波新書)

新しい労働社会―雇用システムの再構築へ (岩波新書)作者: 濱口桂一郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/07/22メディア: 新書購入: 18人 クリック: 401回この商品を含むブログ (84件) を見る 労働組合の専従役員を務めた計3年間を振り返って思うことが…

「メディフェス2009」20日からです

以前のエントリーで紹介した「第7回市民メディア全国交流集会〜TOKYOメディフェス2009」の開催が近付いてきました。連休(春のゴールデンウイークに対してシルバーウイークとも呼ばれているようです)中の9月20日(日)から22日(火)まで、…

読書:「徹底検証 日本の五大新聞」(奥村宏 七つ森書館)

徹底検証 日本の五大新聞作者: 奥村宏出版社/メーカー: 七つ森書館発売日: 2009/03/03メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 59回この商品を含むブログ (8件) を見る 著者の奥村宏さんは株式会社論が専攻の研究者。1930年生まれで、産経新聞で9年間記者…

読書:「『戦地』派遣 変わる自衛隊」(半田滋 岩波新書)

「戦地」派遣―変わる自衛隊 (岩波新書)作者: 半田滋出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/02/20メディア: 新書 クリック: 4回この商品を含むブログ (13件) を見る 著者の半田さんは1992年以来、防衛省(旧防衛庁)取材を手掛ける東京新聞編集委員。以…

Journalism4月号特集「ジャーナリスト教育を考える」

Journalism 4月号作者: 朝日新聞社ジャーナリスト学校出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2009/04/10メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (2件) を見る 発売から日がたってしまいましたが、朝日新聞社ジャーナリスト学校が発行…

競争の目的に自覚を失えば「癒着」になる〜原寿雄さんを囲む会から

以前のエントリーで紹介した岩波新書「ジャーナリズムの可能性」の刊行を記念して、著者の原寿雄さんを招き「『ジャーナリズムの可能性』を語る会」が4月3日、東京都内で開かれ、マスメディアで働く現役記者やメディア研究者、表現の自由に力を注ぐ弁護士…

読書:「ジャーナリズムの可能性」(原寿雄 岩波新書)

ジャーナリズムの可能性 (岩波新書)作者: 原寿雄出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/01/20メディア: 新書購入: 3人 クリック: 32回この商品を含むブログ (18件) を見る 著者の原さんは1925年生まれの今年84歳。元共同通信社編集主幹、元(株)共同…

読書:「新聞再生 コミュニティからの挑戦」(畑仲哲雄 平凡社新書)

新聞再生―コミュニティからの挑戦 (平凡社新書)作者: 畑仲哲雄出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2008/12メディア: 新書購入: 5人 クリック: 11回この商品を含むブログ (17件) を見る 新聞産業内部の人が書いた新聞をめぐる新刊、中でもコンパクトなサイズと価…

読書:「就活のバカヤロー」(大沢仁、石渡嶺司、光文社新書)

就活のバカヤロー (光文社新書)作者: 大沢仁,石渡嶺司出版社/メーカー: 光文社発売日: 2008/11/14メディア: 新書購入: 11人 クリック: 325回この商品を含むブログ (190件) を見る 「シューカツ」こと就職活動の大学生らの間で話題の一冊ということで、読んで…

読書:「シビックジャーナリズムの挑戦 コミュニティとつながる米国の地方紙」(寺島英弥 日本評論社)

シビック・ジャーナリズムの挑戦―コミュニティとつながる米国の地方紙作者: 寺島英弥出版社/メーカー: 日本評論社発売日: 2005/05/20メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (8件) を見る 著者は仙台市に本社を置く…

読書:「明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法」(佐藤尚之 アスキー新書)

明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法 (アスキー新書 045)作者: 佐藤尚之出版社/メーカー: アスキー発売日: 2008/01/10メディア: 新書購入: 40人 クリック: 540回この商品を含むブログ (168件) を見る 広告関係者の間で、ことし非常に話題…

読書:「ルポ労働と戦争―この国のいまと未来」(島本慈子 岩波新書)

ルポ 労働と戦争―この国のいまと未来 (岩波新書)作者: 島本慈子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/11/20メディア: 新書 クリック: 2回この商品を含むブログ (14件) を見る 労働組合の運動に身を置く中で折に触れて日本国憲法の条文を読み、その意味を学…